味わいある素材「ジーンズのラベル素材で作った丸留め付き封筒」

独特な素材の封筒。多少使用したのでヨレてしまったが、それもまた「味」だ

　筆者は無印良品が好きだ。特に、一風変わった素材で仕立てられたモノの数々に魅せられた人々はきっと多いと思う。そんな無印良品のヒット商品の一つに「ジーンズのラベル素材で作った」シリーズがある。

　「ジーンズのラベル素材」というのは、ジーンズのウェストの後ろに縫い付けられているラベルの素材のことだ。ジーンズのメーカーによっては革製なので、無印良品のシリーズもそうなのかと思いきや、主原料は紙らしい。確かに実際に触ってみると、紙のような革のような独特の感触が味わえる。とはいえ、がっちりとした縫い目は頼もしく、ちょっとやそっと引っ張ったくらいでは破けそうもない。ジーンズと一緒に洗濯しても問題はないそうなので、耐久性にも期待が持てそうだ。

　本コーナーでも、以前にノートカバーを紹介済みだが、筆者が店頭で見てこれだ！ と思わず白羽の矢を立ててしまったのは、今回ご紹介する「丸留め付き封筒・大」だ。

　この製品に惚れ込んでしまった理由は二つある。一つはその見た目だ。革製にも見えるこの封筒はとても格好良く見える。仕事で外出先に書類などを持って行く際、単なるクリアケースや紙の封筒に入れていくよりも、取り出すときのモチベーションが自然と上がる。もちろん耐久性に問題はなく、筆者の名状し難い混沌としたカバンの中に放り込んでも、封筒の中の書類やノートをしっかりと守ってくれる。

　そしてもう一つの理由が、ノートPCのケースに使えるかも！ という思いつきだった。むしろこちらがメインといえる。筆者はノートPCのインナーケースを持っておらず、いつも裸でカバンの中に放り込んで持ち歩いていたのだが、いい加減何らかのケースが欲しいと思っていたのだ。しかし、普通のスポンジ素材のケースでは少々面白味に欠ける。そんな中、この封筒に出会ったというわけだ。

　「封筒から出てくるノートPC」といえば、やはりMacBook Airが真っ先に思いつく。しかし生憎ながら所有していないので、現在所有するMacBook（late 2008）を入れてみた。袋の口から多少はみ出してしまうものの、丸留め部分の紐を結んでしまえば問題はない。クッション性が無いので衝撃には堪えられそうもないが、カバンに裸で放り込むよりはよほど良いと思える。

　なお、MacBookが入るくらいなので、iPadやネットブックの類を入れる分には、まったく問題がない。一風変わったインナーケースが欲しい方や、クールなステーショナリーに目がない方に、是非ともオススメの一品である。

がっちりとした縫い目が頼もしい	ノートや本などがすっぽり入る。多少厚めの本でも問題ない
iPhone 4、iPadと比較しても余裕のサイズ	MacBookも問題なく入った。MacBook Airがあればもう少し格好が付くのだが……