保護能力も!? iPhone用バッテリージャケット「Eix Power Skin」


製品の箱は最近では珍しいプラ製だ。「Made for iPhone」のロゴ付き

 先日、不覚にも自転車で走行中にポケットからiPhone 4を落としてしまった。路面はアスファルト、「カラン!」という不穏な音に振り向くとiPhoneが路面を転がっている最中だった。かなり狼狽しつつ、自転車を止めiPhoneを回収したところ、装着していたバッテリージャケットには傷が付いていたものの、中身のiPhoneは全くの無傷であった。

 運が良かったのだが、それでもバッテリージャケットに助けられたと言わざるを得ない。筆者は、バッテリージャケットはあくまで一体型の「補助バッテリー」と認識していたのだが、バッテリージャケットの本体保護機能を見直した一件であった。なお、これは筆者の体験に基づくもので、iPhoneが無傷だったのは非常に幸運なケースだろう。筆者及び編集部がバッテリージャケットの「落下に対する保護能力」を保証するものではないので予めご了承いただきたい。

 さて、今回紹介するのは、上記のように年始早々にお世話になったバッテリージャケット「Eix Power Skin」だ。「Eix Power Skin」は、2010年末頃から各社から発売されるようになった「低価格なバッテリージャケット」の1つで、実売価格は3000円前後とかなり購入しやすい価格だった。

 バッテリー容量は1700mAhで、iPhoneの残量表示が20%の状態からフル充電が可能だ。背面に「Eix Power Skin」のバッテリー残量表示用の青色LEDが4つと、ボタンが1つある。このボタンはジャケット内のバッテリー残量の確認と、iPhoneへの給電のON/OFF(長押し)を切り替えるためのものだ。ジャケット自体の充電は底部に設けられたmicroUSB端子経由でUSBから行う。また、このmicroUSB端子経由でiTunesとの同期も可能だ。iPhoneを装着した状態での充電は、まずiPhone本体が充電され、満充電になるとジャケット側が充電される。デザイン的にもスッキリしており、表面はラバーで質感も悪くない。

 このバッテリージャケットを選択する際に筆者が条件としたのは、iPhoneのバッテリー残量警告が出てからフル充電が出来る容量である点と、ディスプレイ面よりもジャケットの枠が高いことだ。筆者は机の上にiPhoneを伏せて置くことが多いので、ディスプレイ保護のため重要と考えた。

 この原稿の執筆時点で、前述の落下事故から数日経っているが、今のところiPhone 4もバッテリージャケットも問題なく機能している。バッテリージャケットを装着していて本当に良かったと思わせてくれる一件であった……。

表面はラバーで加工されており、滑りにくく手に持った際に安心感がある背面はエッジラインのある台形で、ラウンド形状の多いこの手のバッテリージャケットとしては珍しい
背面にボタンと青色LEDが4つあり、ボタンを押すことでジャケット内のバッテリー残量がLEDの点灯で表示される底の部分にメインマイク、スピーカー用の金属メッシュ付きダクトとmicroUSBの端子が配置されている
ボリュームボタン、マナースイッチ部分はアクセス用に穴が開けられているが、操作性は今ひとつだジャケットとiPhone本体の接続はドックコネクタで行われる
ジャケットは上部が上にスライドして外れる2ピース構成で、上部パーツにはスリープボタンとヘッドホン端子+サブマイク用の穴が開けられているiPhoneを装着した状態でジャケットの縁がディスプレー面よりもわずかに高くなっている。筆者にとってはこれが重要な条件であった

 

製品名販売元購入価格
Eix Power SkinOTAS2680円

 

(田中 宏和)

2011/1/21 06:00