USBポートへのホコリ侵入も防止、USBポートガード
簡易パッケージ仕様。本体のほか、ストッパー6個が付属する |
今回紹介するのは「USBポートガード」という、USBポートにはめこんで使うキャップのような製品だ。もともとはUSBメモリの使用による情報漏えいを防ぐための製品で、USBポートに差し込んだカバーを、専用の道具以外では取り外せなくするシロモノなのだが、筆者の用途はこうしたセキュリティ用途ではなく、もっぱら「USBポートへのホコリの侵入防止」になっている。
最近では、PCはもちろん、HDDレコーダーやセットトップボックスにもUSBポートが装備されている例が多い。またLAN接続ハードディスクやルータに増設用のUSBポートがあるのも、もはや当たり前となりつつある。ハードディスクなどの周辺機器を増設して利用できるというわけだ。
こうした増設用のUSBポートを使わずに放置しておくと、機器によってはすさまじい量のホコリが詰まってしまう。何もコネクタが差し込まれていないことで、USBポートが小さな吸気口代わりになってしまい、そこにホコリがどんどん吸い込まれて最終的にはホコリで詰まってしまうというわけだ。
まあ、こうした場合は往々にして、機器の本来の吸気口もホコリで詰まっていることが多いので、きちんと掃除をしてやればよいのだが、いずれにせよUSBポートにぎっしりとホコリが詰まっている光景はあまり気持ちのよいものではない。本製品を使ってUSBポートにフタをしてやれば、こうした場合でもホコリの侵入をある程度防げるようになるというわけだ。
使い方は簡単で、ポートに挿し込む「ストッパー」を装填した本製品の先端をUSBポートに挿入し、奥まで押し込んで引っこ抜くだけ。ストッパーがUSBポート内に残る形になり、USBポートを塞いでくれる。外側に出っ張ることはないので、何かを引っ掛けることはない。ストッパーを指でつまんで取り出すことはできないが、取り外したい時は本体のキャップを差し込んで逆方向に半回転させれば引き抜けるというわけだ。
PCに装備されているカードスロットと違って、USBポートというのはカバーがされることもなく、露出していることがほとんどだ。これらポートにフタができる本製品は、本来のセキュリティ用途はもちろんのこと、ホコリの侵入防止などにも役立つだろう。
ストッパー。プラスチック製 | USBポートの中に差し込む仕様 |
本体にストッパーを装填する | USBポートに差し込んで奥まで押し込むと、USBポート内にストッパーが残った状態になる |
左のポートがストッパーが差し込まれた状態。このままではUSBコネクタを差し込めないのはもちろん、ホコリの侵入防止にもなる | 引っ張り出す時はキャップの先端を差し込み半回転させる |
無事に取り出すことができた。言うまでもないが、再利用も可能 |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
ESL-USB1 | エレコム | 1480円 |
2011/1/17 06:00