出揃ったBoogie Boardの中から唯一カラフルなHelloPadを選ぶ!


Boogie Board本来のブラックに加えてグリーン、イエロー、ピンクの4色で市場展開
HelloPadを取り出した後は、いろんなことに使えそうなパッケージに入って配送されてくる

 スレート型PCや携帯電話まで、クライアント・ハードウェアにも、何度目かの“手書きブーム”が到来しているようだ。Boogie Boardは、昨年米国で発売され、瞬く間にウェブ通販ショップなどでベストセラー商品になった、一風変わったペン・テクノロジー製品だ。

 交換不能なボタン電池を内蔵し、付属の専用ペンでも爪先でも、自由に文字や絵を描けるA5版サイズ(筆記エリアは縦183mm×横125mm)。厚さ3.2mmの薄さで、重量わずか119gの軽いプラスチック製の手書きボードだ。

 電池は交換できないものの、約5万回の筆記・消去が可能だ。これは1日に50回描いたり消したりしても2年半以上は使える計算だ。そんなユニークで、省ペーパーなECOで楽しい商品なので、国内ではまだ一般発売されていなかった頃から、口コミやブログで人気が高まった。

 現在は国内でも、キングジム社をはじめいくつかの代理店がBoogie Boardをそのままの形で輸入し、販売開始した。秋葉原のパソコン系ショップでも、以前に比べて目にする機会が格段に多くなった。

 多くの国内販売店や輸入代理店が、米国で販売されているBoogie Boardをまったくそのままの形で輸入販売している中で、設計製図・印刷製版材料を中心とした機能性フィルムの総合メーカーである株式会社きもとは、独自の商品ブランドである「HelloPad」という名称で、独自パッケージを採用して販売を開始した。Boogie Boardの表面には、同社製ハードコートフィルムが使われているようだ。

 「HelloPad」は、米国内で販売されているBoogie Boardと技術的な製品仕様はまったく同一のモノなのだが、株式会社きもとは、国内で事業展開するに際し商品のカラーを黒一色ではなく、カラフルな展開を行った。

 カラーはBoogie Boardのオリジナルカラーであるブラック(セサミブラック)に加え、濃いめのピンク(キャンディピンク)、グリーン(キウイグリーン)、イエロー(クリームイエロー)の全部で4色を用意。

 またブランドネームであるBoogie Boardロゴを右側から左端に追いやり、自社商品ブランドであるHelloPadロゴを右半分に配置した。中央に位置する筆記消去ボタンは、全く新しい「“肉球”アイコン」に置き換わり、学校マーケットやホームマーケットに的を絞ったスタイルに変化したように思える。

 米国的な、シンプルで事務的なBoogie Boardにはそれなりの良さはあるが、家庭や低学年齢の学校マーケットではカラー展開は重要だ。筆者は、すでに持っているBoogie Boardの黒を除き、他の3色を同時に購入した。秋葉原で売られている価格より1000円近く単体価格も安く、カラフルな雰囲気は家庭にマッチする。イエローはすでに知人に譲り、ピンクは純正マグネットを取り付けてキッチンで活躍中、グリーンは筆者が毎日持ち歩いて活用している。


ブランドロゴが2つ混在し、多少混乱感は否めないが、カラー展開は展開する市場にとっては、重要な要素だ国内でも入手可能になってきたBoogie Board専用ケースにも当然ピッタリ収まる
裏の四隅ににマグネットをくっつけて専用ペンをトップに固定できるBoogie Board用オプションも使えるキッチン専用となったHelloPadのキャンディピンクは一番活躍している

 

商品名実売価格購入場所
HelloPad3885円株式会社きもとのサイト

 

(ゼロ・ハリ)

2010/11/10 06:00