ソーラー充電もできるちょっとエコなUSB扇風機


ソーラーパネル・電池部分は角度を変えられる
USBポートに繋ぐと本体ライトが赤く点灯。LEDライトでPCの手元を明るくすることもできる

 今年の夏ほど、誰かと会ったときの挨拶に暑さを話に持ち出すことはないのでは、と思うほど暑い。当初はイロモノとして登場したUSB扇風機も、パソコンショップはもとより、家電量販店の周辺機器コーナーで売られるようになった。イロモノガジェットの本場(?)中国でも電脳街の店頭でいくつものUSBファンが勢いよく回っているし、アメリカやイギリスなどAmazonのサイトでも多数売られている。USBファンといえば、世界中の皆がそれが何かわかる、そういった時代がやってきたのかもしれない。

 一方で、日本を含めた先進国ではCO2削減、リサイクルといったエコな活動が活発だ。そうしたエコな風潮からか、センチュリーから「USB&ソーラー扇風機」という製品が登場した。本来のUSB経由での利用に加え、ソーラーパネル経由で供給された電力でもファンが回るという一品だ。ついでに最近のエコ製品によくあるLEDライトも付いている。

 普通のUSB扇風機にソーラーパネルが付いたとはいえ、従来製品より全体のサイズが大きくなっているわけではない。ソーラーパネルの発電能力がしれていることもあり、本体に内蔵しているリチウムポリマー電池にいったん充電することでソーラー電力による駆動を実現している。USB接続の場合も、接続するとリチウムポリマー電池に充電しながらファンが回る。ソーラーパネルは、説明書によれば「フル充電までには、夏場の強い日差しで約12時間かかる」とのこと。充電池の電力のみでも動き、PCレスでも使える。

 卓上に置いて使えるほか、本体にはクリップがついているので、棒状のものや薄い板に固定できる。クリップで角度で固定できるということは、適切な角度で太陽光があたるようにソーラーパネルの角度を調整することも可能だ。

 「単なるUSB扇風機じゃ面白くない」という人や「買うならやっぱりエコな製品」としてこの夏、お勧めしたい一品だ。


 

製品名製造元購入価格
USB&ソーラー扇風機センチュリー933円

 

(山谷 剛史)

2010/8/23 06:00