入荷即売り切れの大人気ペン「BIC EASY CLIC CLASSIC万年筆」


キャップにBICらしさを感じるEASY CLIC CLASSIC万年筆(手前の2本)

 ボールペンの先っちょのまあるい「金属ボール」をモチーフにした「ビックボーイ」をブランドアイコンとして打ち出しているBIC社は、当然ながらボールペンワールドでは超有名だ。筆者もひところ、世界中のホテルに備え付けのボールド(太字)タイプのBICボールペンを数百本もコレクションしていたことがある。

 そんなボールペン専業イメージのあるビック社だが、国によっては何種類かの万年筆も販売している。廉価版ボールペンの世界では世界標準的なポジションを確保しているビック社だが、万年筆では知名度も低く、そのためか、自由なデザインアプローチや一発限りの冒険的デザインも可能なのか、きわめて面白い外観のモノもある。

 筆者が、再販売開始と同時に購入した海外版「BIC EASY CLIC CLASSIC万年筆」もそんなイメージの一品だ。最初の発売時期はかなり昔だが、何度か再発売されたり、モデルチェンジがされている。また時折、海外の余剰在庫が不定期に日本国内に持ち込まれたりもしている。

 EASY CLIC CLASSIC万年筆の最大の特徴は、インクカートリッジの装着方法だ。西部劇ファンなら、ウエスタン映画に頻繁に登場するライフル銃に弾丸を装填する場面を思い出す人もいるだろう。銃身(ペン軸)を引き折って、弾丸(カートリッジ)を装填し、再度、銃身(ペン軸)を元通り押し込むことによって、インクカートリッジを直接指先で操作することなく、簡単かつ確実に装着できる。

 筆者は、BIC専用のインクカートリッジの持ち合わせがなく、OHTO社のインクカートリッジを使用したが、サイズ的にはピッタリで、まったく問題は無かった。筆者が、赤と緑、2本のEASY CLIC CLASSIC万年筆を購入後、即刻SOLDOUTになる人気ぶりだ。

 ステンレス製のペン先にはBICボーイがエンボスされ、BICの特徴的なクリップの付いたプラスティックキャップは愛嬌を感じさせる楽しい商品だ。中字のEASY CLIC CLASSIC万年筆は、最近では一番出番の多い筆者愛用の万年筆となった。日本国内でも普通に入手可能になればありがたい。

ペン軸を引っ張って、ペキッと折って、インクカートリッジを装填するOHTO社のインクカートリッジがピッタリだった
グリーンとレッドの2本を購入したが、同系色のグラデーションがなかなかオシャレだペン先にエンボスされたBICボーイが楽しさを加速する

 


商品名実売価格購入場所
BIC EASY CLIC CLASSIC万年筆840円分度器ドットコム

(ゼロ・ハリ)

2010/8/18 06:00