液晶画面のクリーナー/保護カバーになるマウスパッド


製品パッケージ。これを見る限りでは機能のプライオリティはマウスパッド>カバー>クリーナーの順のようだ

 かつてノートPCとマウスを持ち歩く際は、マウスパッドもあわせて持ち歩くのが普通だった。光学マウスやレーザーマウスが台頭してきたことで最近はあまり見かけなくなったものの、ガラス机などの上でマウス操作を行う場合はマウスパッドもしくはそれに準ずる台が必要になるため、マウス派にとってマウスパッドを持ち歩くニーズがなくなったわけではない。

 今回紹介する「MPD-NET1シリーズ」は、ネットブックと組み合わせて持ち歩くことを前提とした薄型マウスパッドだ。この製品がユニークなのは、マウスパッドとして使えるだけでなく、液晶画面のクリーナーとして利用できること、さらに閉じる際に液晶画面に挟んで、液晶保護カバーとして使えるという、3WAYの製品であることだ。

 マウスパッドの表面はマイクロファイバー製で、マウスのトラッキング性能を引き出してくれるほか、マウス底面のゴミをとってくれる役目を持っている。同じ面で液晶画面を拭けるというのはややこじつけにも感じられるが、パッド面の素材であるマイクロファイバーはメガネを拭く布と同じ素材であるため、実際使ってみると違和感はない。持ち歩く際に液晶画面とキーボードの間に挟むというのも、厚みを考えると合理的といえば合理的ではある。

 価格は実売500円台と安いので、マウスパッドかつ画面クリーナーとして酷使し、汚れたら買い替える、といった使い方が向いているだろう。ノートPC用のサイズやフリーカットタイプも新たに発売されたようなので、手持ちのノートPCに合わせてそちらを買い求めるのもよさそうだ。

マウスパッドとしては横幅はやや広めかなり薄い。裏面は弱粘着性となっており、机上にぴったりと貼り付くようになっている
画面クリーナーとして使える。マイクロファイバー製だけに違和感はないノートPCの持ち歩き時には液晶画面とキーボードの間に挟む

 

製品名製造元購入価格
MPD-NET1GYサンワサプライ580円

 

 

(山口 真弘)

2010/8/2 06:00