気軽に塩分をチェックできる「電子塩分計しおみくん」


 住み慣れた日本を離れ、仕事や留学、旅行などで海外に長期間滞在することになると、気をつけなければいけないのが健康管理。清潔なレストランであっても、味はその土地の伝統的味覚に沿った味になる。日本がそもそも健康志向で薄味が多いため、外国ではどこに行っても味は濃く感じるわけで、長期滞在における塩分の過摂取は心配の種だ。

 海外からレポートする機会の多い筆者もそのあたりは心配で、自炊もよくしているが、そんな時に役立つのが今回購入したタニタの電子塩分計「しおみくん」だ。「しおみくん」は、味噌汁やスープ、とろみのない煮物などの、水に溶けている塩分濃度を測定できる。30~90℃までの温度の料理を、自動温度補正機能によりチェック可能。海外でカップラーメンを作ったときにも、塩分のチェックで活躍する(外国のカップラーメンも日本より味が濃いのだ)。

自分で作った味噌汁。自信が持てないときは安心のために塩分測定外国のカップラーメンもなかなかおいしいが、調味料の濃さが気になる。チェックして辛ければ、水を足すのだ

 「しおみくん」は見ての通り、電子体温計のような外観で、電子体温計よりもずっと大きい。使い方も電子体温計のように、電源スイッチを押して本体の先端部をつけるだけ。体温計のように長くスープに浸す必要はなく、ちょっとつけるだけで、うす味、ふつう、から味の3種類から塩分濃度の度合いを3色のLEDで表示する。先端をつけてすぐ分かるので、料理からスープをちょっとスプーンにすくうだけですぐにチェックできる。電源はボタン型の電池を利用する。

 筆者のような海外で長い間住まざるを得ない人だけでなく、塩分摂取に制限がある人にも大活躍の「しおみくん」。必要な人には持つと安心の一品だ。

 

製品名製造元購入価格
電子塩分計「しおみくん」タニタ4480円

 

(山谷 剛史)

2010/4/15 06:00