ドームの中に世界の海。1台4役のデジタル時計「海洋楽園」
海洋楽園 |
春から新生活がスタートする人は多いだろう。いろんな意味で緊張する場面も増えてくるに違いない。そんな時のリラックスアイテムとして、世界の海で海中散歩気分が味わえるのが、癒し系デジタル時計「海洋楽園」だ。
「海洋楽園」には、「クルーズモード」「時計モード」「音楽モード」「ライトモード」の4つのモードが用意されている。ある時は球体の中に青い光りとともに世界の海洋をテーマとしたイメージを映し出し、あるときはイルカと小魚が現在時刻を教えてくれる。携帯プレーヤーのスピーカーになったかと思えば、幻想的な青い光りが楽しめるインテリアライトにもなり、グリーティングやアラーム機能も備えた1台4役のアイテムなのだ。さらに、本体のドームをはずせば、壁や天井に映像を投影して楽しめる。
パッケージ内容は本体、台座、ACアダプター、取扱説明書の4点。本体は単3乾電池4本でも駆動する |
やはりメインの機能は「クルーズモード」だろう。再現されている海は、太平洋、インド洋、大西洋、北極海、南極海などの5種類で、太平洋、インド洋、大西洋は海面、浅瀬、中深度、深海の4段階、北極海、南極海は海面と浅瀬の様子が、120種類以上の生物などともに再現される。再生モードは約6分ごとにランダムに表示する「フルオート」、見たい海が選べる「セミオート」、場所と深度の両方が選べる「マニュアル」の3種類が用意されており、本体を叩くと魚が反応する機能も備えている。
波が打ち寄せる音、海洋生物の鳴き声、泡の音などが繰り返しながれ、表示される絵はドット絵ながらも、結構臨場感のある仕上がりだ。サメが横切るときに、ちょっと緊張感のある音に変わるといった演出もなされており、深海ではリアルな深海魚がゆっくりと横切っていく。なんでも、レアキャラクターも登場するらしい。
昼間に利用できないことはないのだが、明るい昼間に時計として使用するというよりは、夜間のリラックスタイム向けといった使い方が向いているようだ。ベッドサイドに置いて、天井などに映像を投影し、眠りに落ちるまで楽しんでもいいだろう。特に海上のシーンでは波の音やカモメの鳴き声が繰り返し流れるので、ちょっとした癒し系BGMとしても使える。静かな方がいいという時は、海中の映像がお勧め。ぼーっと眺めているうちに眠たくなってくるので、お疲れ気味な方にはちょうど良いかもしれない。再生音の切れ目をより自然な形にしてもらえると、より臨場感がアップするような気はするが。
筆者はもっぱら就寝前の利用が多いのだが、目が悪いので、プロジェクターで投影するより、エネループ4本を入れてのドーム型で愛用している。セミオートで好きな海洋を選び、見やすい位置に置いて眺めているうちに眠たくなるのでありがたいのだ。再生中にいつの間にか寝てしまっても、15分、30分、1時間、8時間のスリープ機能が用意されているので、自動的に電源もOFFになって安心だ。眠れるのは嬉しいのだが、せっかくレアキャラクターが登場したとしても、まったく気づいていない可能性大……。うつろな目で「人魚」を見たような見ていないような……うーん、悩ましい。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
海洋楽園 | セイコークロック | 1万4700円 |
2010/3/26 06:00