湿った靴や下駄箱を乾かす「シュードライ」


本体表側には除湿確認ウィンドウ、本体裏には回転する電源プラグ

 冬、太平洋側では快晴の日が多く、日本海側では雪の日が多くなる。日本海側に住む読者はもちろんのこと、雪の降らない太平洋側の地域に住む読者の中にも、雪国の湯けむり温泉旅行やウインタースポーツなどで雪深い地域に行く人はいるだろう。また太平洋側だって、たまには雪も降る。お気に入りの靴を濡らして帰宅すると、翌日の出社・登校を考えるだけで頭が痛い。

 今回紹介する「シュードライ」は、その名の通り、靴を乾かすのに特化した一品だ。パッケージには乾燥剤のシリカゲルが詰め込まれた靴型の本体が2つ入っており、シュードライを湿った靴の中に入れることで、そこに詰め込まれたシリカゲルにより、靴内部を乾かすというものだ。2つあるため「シューズドライ」が正確かとも思ったが、製品名は「シュードライ」だ。

 この製品、乾燥剤が詰められたものだからといって、乾燥剤の寿命がくれば終わりというわけではない。本体裏側には電源プラグがあり、コンセントに挿すことで、本体内部のプレートが発熱、内部のシリカゲルを再生させる。本体表には除湿確認ウィンドウがあり、表示される色で湿気の吸収具合を確認できる。湿気を吸収するにしたがって、色は青から紫、ピンクへと変色する。ピンクになったら要再生というわけだ。シリカゲルの再生は電源プラグに挿してから8~10時間が必要となる。これを考えると、夜帰宅して本製品を使用し靴を乾かして、翌日の朝コンセントに本体を挿してから出かけ、8~10時間後に帰宅できれば、使い勝手はなかなかのものとなる。

 冒頭で、冬の靴と湿気の話を書いたが、梅雨の季節も活躍するし、いざというときにあるとありがたい一品だ。筆者は仕事上アジアの国々によく行くが、道路の水はけが日本と比べれば悪いところが多く、雨が降れば水溜まりだらけで靴が即ジメジメしてしまうことが多々あるわけで、出張時でもカバンに余裕があればぜひとも持っていきたいと思っている。ちなみに電圧は日本の電圧である100Vのみの対応なので、海外では変圧器が必須だ(消費電力は1個あたり10W)。

男性用の革靴に入れてみたところ。男女兼用のサイズだけに内部に余裕があった靴のような形の本製品がコンセントを占める絵は少々不思議だ

 

製品名購入場所購入価格
シュードライ楽天市場3990円

 

 

(山谷 剛史)

2010/2/10 06:00