コンパクトでもリッチな機能、「ScanSnap S1300」
ScanSnap S1300 |
PFUのドキュメントスキャナー「ScanSnap」シリーズの新モデル「S1300」が11月21日に発売される。発売を前に試用する機会を得たので、ご紹介したい。
筆者は、最近のScanSnapシリーズで言えば、コンパクト&モバイル路線の「S300」と高速本格路線の「S1500」をそれぞれ使ってきたが、今回発売されるS1300は前者のS300の後継モデルとなる。机の片付けが下手くそな筆者としては、コンパクトで場所を取らないS300を常用しており、それがどんな風に進化したのか気になる。
まずは見た目。2台を並べて見てみるとよく分かるが、S300がやや丸みを帯びたデザインであったのに対し、S1300はスクエアな感じ。構造自体に大きな変更はなく、毎分8枚・両面16面という読み取りスピードにも変更はない。
で、どこが変わったのか。一言で言ってしまうと、付属ソフトがS1500相当になったのだ(Adobe Acrobatを除く)。ちなみに、S300はWindows版とMac版が別々のパッケージとして販売されていたが、今回のS1300はWindows/Macの両対応1パッケージで販売されることになっている。
S1500をご紹介した際にも書いたが、マーカーを引いた部分を自動認識して、それをPDFファイルにキーワードとして追加できる「インテリジェント・インデックス機能」や、マーカーで囲った部分を自動認識して切り出してくれる「インテリジェント・クロッピング機能」などは本当に便利。マーカーとドキュメントスキャナーという、アナログとデジタルの組み合わせが、何とも快適で使っていて気持ちいい。
この手のドキュメントスキャナーの用途は、オフィス文書や名刺データの管理だけではない。11月といえば季節的にそろそろ年賀状のことが気になってくる時期だが、そんな年賀状も喪中はがきと一緒にデータとして管理しておけば、年末になって慌てることもない。レシートなどもそうだが、日ごろからあらゆる文書を読み取っておくと、意外と後から役に立ったりするものだ。
ScanSnap S1300(上)と同S300(下) | ScanSnap S1300(右)と同S300(左) |
読み取りはScanボタンを押すだけ | マーカーで囲った部分をインテリジェント・クロッピング機能で切り出した |
製品名 | 製造元 | 販売価格 |
ScanSnap S1300 | PFU | 2万7800円 |
2009/11/20 06:00