手間いらずのLEDキャンドル「YuRa」


写真では表現できないが、炎は揺れこそしないものの、光のゆらぎが再現されている

 ろうそくを使った照明は、ゆらゆらと揺れる小さな炎の明かりでちょっといい雰囲気を出せる。ただ、いざそうしたものを買っても、ろうそく自体が使えば溶ける消耗品で、溶けた蝋(ろう)が溜まるなど、日常的に使うのは少し面倒だ。キャンドルライトを買っても、使い終わった後の蝋の処理が面倒で、1回しか使わなかったことはよくあると思う。

 LEDキャンドル「YuRa」は、その名の通りLEDの光でろうそくの炎を再現した小さな電器製品。ろうそくの炎を再現しているだけあって、単にろうそく型のライトが同じ強さで光り続けるのではなく、ジリジリとした感じというのだろうか、炎らしい光の強さのゆらぎがある。また、スイッチひとつで明かりがつくので手間がかからず、他に燃え移る心配もない。ボタン電池ひとつで約100時間使える。実際はつけたい夜だけつけるので、かなりの期間電池を替えずに済むことになる。


裏側にスイッチがある

 一般的なろうそくに比べれば、本体部分はボタン電池を入れるためずんぐりむっくりな感じだが、使っているうちに見た目の違和感にも慣れた。LEDキャンドルは今回紹介した「YuRa」の他にもいくつか同じコンセプトの商品が発売されているが、いずれも本体部分がずんぐりとした形のようだ。

 本体カラーはレッド・パール・ゴールド・ブラック・グリーン・ブルーがあり、光の色も黄色・赤・緑・青とある。さらに、息を吹きかければ明かりがついたり消えたりする「Fu・YuRa」や、光の色がゆっくりと変わる「YuRa Mix」、本体がバラの形をした「YuRa Rose」、ケーキ型の「YuRa Sweets」なんてのもある。筆者としては、シンプルにろうそく代わりをするモノが欲しかったので、最も基本のモデルの赤色のYuRaを購入した。そんなYuRaの最も基本でシンプルなモデルは、実売価格も315円とリーズナブル。気軽に買えるので、いくつもまとめて買いたくなる一品だ。

 

製品名購入場所購入価格
YuRa LED Tea lights東急ハンズ315円

 

(山谷 剛史)

2009/9/17 11:00