本日の一品

栄養補給もできる、AnkerのUSBケーブル「付属ポーチ」の汎用性

AnkerのUSBケーブルの付属ポーチ

 「Anker PowerLine+ Micro USBケーブル(0.9メートル)」を2本購入した。1本1000円超となかなかの高級品だ。ネット通販を見ると最近は一束数百円のmicroUSBケーブルもあるけれど、値段相応の耐久性しかもっていない製品も少なくない。実際、あっという間に使えなくなるものに何度も出会った。

 短期間で接触不良や断線で使えなくなるくらいなら、そこそこのお値段の製品にして長寿命を期待すべきではないか。そう思って選んだmicroUSBケーブルがAnkerのPowerLine+だったわけだ。編み込まれたナイロン素材のケーブルは堅めで、全体的に重量もあって質感は高く、耐久性には期待できそうである。

こちらがAnker PowerLine+ Micro USBケーブル。高額なだけあり質感は高い

 それはともかく、今回はUSBケーブルそのものではなく、このPowerLine+に付属していたポーチについて取り上げたい。付属しているフェルト地のポーチは、移動時に安全かつスタイリッシュにケーブルを持ち運べるようにするためのもの。中にはマジックテープがあり、そこにケーブルを固定した後、折りたたんで内蔵マグネットで緩く閉じることができる。

本当はこんな風にUSBケーブルを収納して持ち運ぶのに使う

 実にシンプルな作りの、なかなかおしゃれな感じもするポーチ。せっかくなので積極的に活用できないかな、と思い、いろいろと他の用途に試してみると、構造が単純な分、汎用性がけっこう高いことがわかってきた。

 たとえば、持ち運ぶのではなく、何本もの配線をまとめてすっきりさせるケーブルオーガナイザーとして使えたりする。マグネットが弱いので垂れ下がっている太いケーブルを何本も、というわけにはいかないが、それこそUSBケーブルや細い電源ケーブルなんかをマジックテープ部分でまとめた後、ポーチ本体でさりげなく隠せるのがいい。折り曲げて縛っていたりする電化製品の電源コードを、きれいにまとめて収納するのにも使える。

そのままではバラけてしまうケーブルをまとめると……
なんとなくすっきりする
電源コードをきゅっとまとめておくのにも最適

 リュックサックのベルトの余った部分を押さえるのにも便利で、見栄えもわりとナチュラルだ(と思う)。ベルトを押さえつつ、モバイルバッテリーから伸ばしたケーブルも一緒にまとめておけば、充電ならが持ち運ぶときも長いケーブルが邪魔にならない。ベルト押さえ専門の「ウェブドミネーター」と呼ばれる製品もあるが、それと比べてもAnkerポーチは充電ケーブルの着脱が圧倒的に楽ちんだ。

ぶらぶらして邪魔なリュックサックのベルトの余り
両方ともAnkerのポーチでまとめると、自然な仕上がりでベルトの煩わしさが解消
充電しながら持ち運ぶ時のケーブル押さえとしても使える(歩きスマホは禁止。画面を見るときは立ち止まろう)

 スマートフォンをモバイルバッテリーから給電しながら自転車用ナビとして使うときも、同じように余ったケーブルを押さえるのに役立つだろう。今回、筆者の自転車のハンドルの空きスペースが十分になく、しっかり装着することはかなわなかったが、中のマジックテープが直径22.2mm幅のハンドルをきっちり巻くことができるので、多少の振動で外れることはない。

自転車のハンドル程度の太さならマジックテープで巻ける。ハンドルの空きスペースが微妙に足りず装着できなかったが、自転車ナビに使うスマホに給電するときに余分なケーブルをしまっておけるだろう

 携帯食の持ち運びにも使えそう。細長くパッケージングされたガムや飴あたりの太さ・長さならぴったりポーチに収まるし、直接ポケットに忍ばせるよりは温まりにくくなる……気がしないでもない。大事なカルパスをしまっておくのにも使える。が、マジックテープをあまりきつく締めると油がにじみそうなので、やっぱりやめておいた方がいい。

のど飴をしまっておくのにぴったりだった
大事なカルパスも収納しておきたい。最大で4本までいけるが、あまりきつく締めると油がにじみそう
こっそり取り出して食べてもバレない……?

 1000円超というのはUSBケーブルとしては高額ではあるけれど、高耐久なUSBケーブルに加えて、おしゃれで汎用性の高いポーチが付属していることを考えると、むしろお得ではないだろうか。これからもUSBケーブルを選ぶときは使いやすいポーチが付属しているかどうか、しっかり確認してから購入したいと思っている。

製品名販売元購入価格
Anker PowerLine+ Micro USBケーブルAnker1099円