本日の一品
栄養補給もできる、AnkerのUSBケーブル「付属ポーチ」の汎用性
2017年10月4日 06:00
「Anker PowerLine+ Micro USBケーブル(0.9メートル)」を2本購入した。1本1000円超となかなかの高級品だ。ネット通販を見ると最近は一束数百円のmicroUSBケーブルもあるけれど、値段相応の耐久性しかもっていない製品も少なくない。実際、あっという間に使えなくなるものに何度も出会った。
短期間で接触不良や断線で使えなくなるくらいなら、そこそこのお値段の製品にして長寿命を期待すべきではないか。そう思って選んだmicroUSBケーブルがAnkerのPowerLine+だったわけだ。編み込まれたナイロン素材のケーブルは堅めで、全体的に重量もあって質感は高く、耐久性には期待できそうである。
それはともかく、今回はUSBケーブルそのものではなく、このPowerLine+に付属していたポーチについて取り上げたい。付属しているフェルト地のポーチは、移動時に安全かつスタイリッシュにケーブルを持ち運べるようにするためのもの。中にはマジックテープがあり、そこにケーブルを固定した後、折りたたんで内蔵マグネットで緩く閉じることができる。
実にシンプルな作りの、なかなかおしゃれな感じもするポーチ。せっかくなので積極的に活用できないかな、と思い、いろいろと他の用途に試してみると、構造が単純な分、汎用性がけっこう高いことがわかってきた。
たとえば、持ち運ぶのではなく、何本もの配線をまとめてすっきりさせるケーブルオーガナイザーとして使えたりする。マグネットが弱いので垂れ下がっている太いケーブルを何本も、というわけにはいかないが、それこそUSBケーブルや細い電源ケーブルなんかをマジックテープ部分でまとめた後、ポーチ本体でさりげなく隠せるのがいい。折り曲げて縛っていたりする電化製品の電源コードを、きれいにまとめて収納するのにも使える。
リュックサックのベルトの余った部分を押さえるのにも便利で、見栄えもわりとナチュラルだ(と思う)。ベルトを押さえつつ、モバイルバッテリーから伸ばしたケーブルも一緒にまとめておけば、充電ならが持ち運ぶときも長いケーブルが邪魔にならない。ベルト押さえ専門の「ウェブドミネーター」と呼ばれる製品もあるが、それと比べてもAnkerポーチは充電ケーブルの着脱が圧倒的に楽ちんだ。
スマートフォンをモバイルバッテリーから給電しながら自転車用ナビとして使うときも、同じように余ったケーブルを押さえるのに役立つだろう。今回、筆者の自転車のハンドルの空きスペースが十分になく、しっかり装着することはかなわなかったが、中のマジックテープが直径22.2mm幅のハンドルをきっちり巻くことができるので、多少の振動で外れることはない。
携帯食の持ち運びにも使えそう。細長くパッケージングされたガムや飴あたりの太さ・長さならぴったりポーチに収まるし、直接ポケットに忍ばせるよりは温まりにくくなる……気がしないでもない。大事なカルパスをしまっておくのにも使える。が、マジックテープをあまりきつく締めると油がにじみそうなので、やっぱりやめておいた方がいい。
1000円超というのはUSBケーブルとしては高額ではあるけれど、高耐久なUSBケーブルに加えて、おしゃれで汎用性の高いポーチが付属していることを考えると、むしろお得ではないだろうか。これからもUSBケーブルを選ぶときは使いやすいポーチが付属しているかどうか、しっかり確認してから購入したいと思っている。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
---|---|---|
Anker PowerLine+ Micro USBケーブル | Anker | 1099円 |