本日の一品

「フードドライヤー」があれば自宅でドライフルーツを作れる

 毎年、夏になると、筆者宅では栽培したトマトでドライトマトを作ろうとするものの、高温多湿でカビを生えさせるという事を繰り返してきた。今年はそんなカビ問題を打開すべく、オランダの家電メーカーPRINCESS社の「フードドライヤー」を購入してみた。

本体と付属のトレイ6枚
ボタンはシンプルな3個だけ

 使い方は、薄く切り、並べ、温度をタイマーをセットするだけ。あとはほったらかしだ。

 タイマーは4~16時間まで2時間ごと、温度は40~70℃まで10℃ごとに設定できる。基本は薄切りにした食材用で、付属のトレイには厚さ最大約1.5cmのものを並べられる。もうちょっと厚いもの、たとえば手作りベーコンや椎茸を乾燥させたい際は別売りで深さ3.5㎝のトレイもある。

 今回はトレイを3枚重ねでトマト、バナナ、キウイで使用してみた。ちなみに長雨でトマト栽培ごと失敗したので、市販のトマトを使用している。

薄切りにしたトマトを2段積み、その上にキウイとバナナのトレイを載せた

 温度設定は50度、10時間乾燥させてみた。外は雨だったが、出来は上々で、トマトも果物も問題なく乾燥できた。自作ドライバナナは市販のものより、ものすごく甘い仕上がりになった。キウイもドライながらもみずみずしく、味が濃い。なかなか高級感のあるドライフルーツな印象だ。気候に左右されることなくできる、ドライフード作り。自由な発想で、いろいろな食材で作れそうだ。

今回の仕上がりはカリカリというよりセミドライ。好みで時間調節を
製品名製造元価格
フードドライヤーPRINCESS1万2830円(税込)