本日の一品

コピー用紙をパッと書けるメモにする「HINGE」

「HINGE」。ぱっと見はシンプルなフォルダです

 職場で、ミスったコピーや不要な会議資料などを裏紙として束ね、雑多なメモ帳がわりにされている方は多いのではないかと思います。筆者もその一人です。裏紙を用いるのはセキュリティ的にはあんまりよろしくはないと分かってはおりますが、アイディアを殴り書きしたり、人に説明するのに絵図を描いたりするのに、コピー用紙の裏紙は書きやすく、シュレッダーなどで処分もしやすいので、とても便利で手放せません。

 そんな折「コピー用紙を最大限に活かす」とうたうツールを見かけました。最初は「意識高い系ツール?」と懐疑的であったものの、実際に使ってみたところ、筆者にとっては意外なことに非常に使いやすかったため紹介させていただきます。

 「HINGE(ヒンジ)」という名の本製品、文具としての分類に困るのですが、用途的には「ファイルフォルダ兼画板」です。A4用紙より二回りほど大きなバインダー状の本体には、片側に紙を留められる小さなポケット、もう片側には紙をしまうための大きなポケットがあり、紙を保持できるというシンプルな構造です。また、ヒンジ部分にはクリップ付きのペンを差し込んでおける穴が2つ空いています。

閉じると見た目はファイルフォルダです
上面側に紙を収納できます

 使い方は、「HINGE」を開いてペンを取り出し、小さなポケット側に差し込まれた紙の上にアイディアを書き留める。それだけです。この「開いたら書ける」というアクションがいかにシンプルで良いものであるか、実際にやってみるまで筆者自身も理解していませんでした。

折り返した状態。そこそこ強度があるので手に持ったままメモや絵が書けます
書く側の紙留め部分。挟んであるだけのシンプルな構造です。10枚くらい紙を挟んでおけます

 ノートを取り出して空きページをめくる必要もないし、タブレットの電源を入れてメモアプリを立ち上げるのを待つ必要もない。加えて言えば、樹脂製の本体も硬すぎず柔らかすぎずで、立ったままメモを取るのにちょうど良い。語彙が貧弱で恐縮なのですが、全体的に「いい感じ」なのです。

折り返し部にある穴にペンを引っ掛けておけます。内側に入れておけるので、ペンが外れて紛失する心配がありません。細かい配慮が「いい感じ」です

 家では本製品を、家人がスケッチを描くための画板兼メモ帳として利用しているほか、子どもたちのお絵かき用の自由帳代わりにもなっています。職場の裏紙や家にあるコピー用紙を活用できる本製品、ぜひ一度ご利用いただき「パッと開いてサッと書く」ことの快感を味わっていただければと思います。

製品名販売元購入価格
HINGE(ヒンジ)TENT1200円(税抜)