本日の一品
Type-C環境を整えたい! まずは汎用性も保てるUSBメモリーから
2017年6月7日 06:00
新規格のUSB Type-Cが、スマートフォンやパソコンで本格的に採用され始めている。Type-C(USB PD)での充電周りについては、特にパソコン向けの信頼できる汎用機器がなかなか出てこないという相変わらずな状況ではあるのだけれど、それ以外のType-C接続の周辺機器という意味では少しずつ拡大の気配を見せている、気がする。
筆者の手持ちの周辺機器は、ほぼ全てType-Aか、micro/miniUSB接続前提のデバイス。なので、Type-CポートしかないMacBook Proの購入以来、とにかくなんでも変換アダプターを介して使わなければならず、このままならない感じのせいで地味にフラストレーションが溜まっている。だからといって周辺機器の数だけ変換アダプターを用意するのはキリがないので避けたい。
でも今後はパソコンやスマートフォンのType-Cへの移行がますます進むだろうし、Type-C接続の周辺機器自体も数が増えてきたし、そろそろ思い切って周辺機器をリニューアルしていくタイミングなのかもしれない。まずは一歩ずつ、小さなことからコツコツと……。そう思って入手したのが、ソニーが発売したType-C接続のUSBメモリー「USM-CA1」シリーズだ。
「USM-CA1」シリーズは、何より小さくて、ほとんど指先ほどしかないようなサイズなのに、Type-CだけでなくType-Aにも使えるという汎用性の高さを備えているのがキモ。USBメモリーは、データの保管という個人的な使い方より、その場で他人とデータ交換するのに活用することの方が多かったりするので、今はまだうかつにType-C専用品には手を出せない。そういうこともあって、Type-C兼Type-AなUSBメモリーは、筆者の用途にうってつけ。ぱっと見、Type-C専用品に見えるデザインもお気に入りだ。
また、Type-Aだと、抜き差しに尋常じゃない力が必要になるほど(パソコン側、デバイス側ともに)ギッチギチのクリアランスで作られているものも多い。その点Type-Cは、わりと緩く保持しているような感じで、抜き差しに無駄な力が必要ないのもいいところ。表裏関係なく差し込めることもあって、サクサク使えるのはType-Cならではだ。
また、パソコンとスマートフォンが共通のインターフェースになるというのも、改めて重要だなあと感じる。たとえばパソコン上のデータをスマートフォンにコピーしたい時、これまではクラウドサービスを経由するか、OTGケーブルを使うかしなければならなかったところ、Type-Cで統一されていればUSBメモリー単体を直接差し込むだけで済むようになる。
たったそれだけのことか、と思われそうだけども、環境をType-C化し始めると、たったそれだけのことが実はパソコンやスマートフォンを使う時のストレスになっていたことに今さらながら気付く。Type-Cについては今のところ賛否あるにしても、あと2年もすればType-Cが当たり前になって「なんでアタシ、今までこんなバラバラなインターフェースで我慢してたんだろう」みたいなことになっているんじゃないだろうか。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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USBメモリー USB Type-C & A USM64CA1(64GB) | ソニー | 7970円(税込) |