本日の一品

熱を帯びたスマホを冷やせ! 充電機能付き「スマホ用冷却クーラー」

スマホ用冷却クーラー 400-CLN023

 まだまだ厳しい残暑が続くこの季節。盛夏ほどではないとはいえ、気温が上昇すると、スマートフォンも熱を帯びやすくなるのが辛いところです。特に位置情報ゲームをしていると、あっというまに熱くなりがち。

スタンド付き

 私のまわりでもいろんな冷却方法が話されていますが、ふと目に飛び込んできて即買いしてしまったのが、サンワサプライのスマホ冷却クーラーでした。これ、わりと効果あるみたいです。

 本体は、ファンと1000mAhのバッテリーを内蔵しており、幅40×厚さ10×長さ40mm、重さ99g。ホルダーでスマートフォンを挟み込んで固定し、横にある電源スイッチを入れてファンを回すだけ。冷却だけなら約5時間は利用できるそうです。

 横幅53~95mmまで無段階で、厚さ15mm以下までカバーしているので、片手操作できる小型のスマートフォンから、ファブレットクラスまで、幅広い機種に対応しているのが特徴です。機種を選ばないというのはありがたい! とりはずしはリリースボタン1プッシュです。

横幅53~95mmまでの端末に対応
右側のホルダーの後ろにリリースボタンがついている
電源スイッチとmicroUSB端子
すべり止めがあるので、しっかりホールドさせておけば落下する心配はなさそう
背面とファンの距離
指がひっかかるのが玉に瑕
Galaxy S7 edgeをとりつけてみた

 つけるとちょっと大げさな見た目になりますが、意外にグリップ感は悪くありません。しっかり持てるので、落下防止になりそうです。また、挟む位置を変えることで、熱源に近い場所を選ぶこともできますし、スタンドがついているので、立てて利用することもできます。

 気になる冷却力ですが、なかなかの効果。Gear VRでアツアツになったGalaxy S7 edgeに使ったところ、43℃あった本体が、5分強で人肌程度にまで落ちつきました。熱くて持ちたくなかったのが、持って操作できるレベルになったのです。

Gear VRの使用中に暑くなった端末。もっとも熱いところで43.6℃らしい
スマホ用冷却クーラーにセットしてスイッチオン。一番熱いところで43.4℃
約1分半後、一番熱い部分が40℃台に
6分後、最高温度37.2℃まで低下

 ずっと発熱しやすい状態のまま使っているわけではないですし、環境によっても結果は違ってくるでしょうが、自分が使ってる範囲ではがんばって冷却してくれるようだということはわかりました。ファンの音もほとんど気になりませんし、冷却ファン自体が熱を帯びることもないようです。

ポータブルバッテリーとしても使える
充電しながら利用できる
位置情報ゲームを激しくやっていると、充電が追いつかないかも……

 1000mAhのバッテリーでスマートフォンに給電できますが、出力が0.5Aなので急速充電とはいきません。冷却しつつ、充電しながら使うこともできますが、もどかしく感じることもあります。使い方によっては充電が追いつかない場面もなきにしもあらず。冷却がてらちょっと休ませる、くらいのタイミングがよさそうです。

 ホルダー周辺だけ、操作の邪魔になりやすいのが唯一の欠点でしょうか。特にエッジの狭い端末だと、ホルダーとエッジが近いので、指が大きい人ほど操作に少々苦労するかもしれません。

 とはいえ、まだまだ暑さが残るうちは、こいつを常に携帯しようと思っています。Gear 360で撮影した写真や動画をGear VRで見せる機会も増えているので、端末の効率的な冷却に活躍してくれそうです。

製品名販売元購入価格
スマホ用冷却クーラーサンワサプライ3980円(税込)