本日の一品

ゲームパッドをスマホに“生やして”ゲームプレイ

 仕事でもプライベートでも、スマートフォンやタブレットでゲームをそこそこプレイしている。本格的なアクションゲームで遊ぶ時はBluetooth接続のゲームパッドを使うこともあるが、外で遊びたい時にはかさばって持ち運びに不便だったり、そもそもゲームパッドを引っ張り出すのが面倒、という気分になることもある。

 それでも家庭用ゲーム機器で育った身としては、やっぱり物理的なコントローラーは欲しい。こんな気分の時に使えるガジェットが、上海問屋の「DN-914008」だ。価格はわずか600円程度。

スティックが2個入った「DN-914008」。大きめサイズで1個入りのタイプも販売されている

 本製品はスマートフォン・タブレットの端に吸盤を貼り付けると、コントローラーのスティックのように使えるという製品。押し込めばスティック底部がディスプレイに当たってタップやホールドとして認識され、同様に傾け続ければスワイプ、弾けばフリックといった操作になる。貼り付けると画面の一部を覆う形になるため、画面の小さなスマートフォンよりはタブレットでの使用に向いているだろう。

吸盤でくっつけるだけなので設置は苦ではない
スマートフォンに配置するとかなり見づらくなる
「インプロ―ジョン」ならそこそこプレイ可能

 実際に試したところでは、吸盤の吸着力はそこまで弱くないと思われるものの、一方向に力が加わり続けると、ディスプレイ上をずるずると吸盤が滑ってしまう。つまり、スティックを常に傾け続けてキャラを移動させるような操作はうまくできないのだ。また、傾けてもスワイプする距離が短いので、ゲームによっては反応しないことがある。

 アクションRPG「インプロ―ジョン」のような、わずかなスワイプ距離でも反応するゲームならプレイできないことはないが、それでも熱中しているうちについ力がこもってしまい、結局ずれてしまう。

ずれてしまってもプレイは続行できるが、操作しにくくなっていく
左右スティック操作が面白い「ブラザーズ」が本製品に向いていそうだが、スティックを傾けても無反応だった

 フリック程度の一瞬の操作や、タップやホールドなら問題なく行えた。得にタップは、ほんの少し力を入れるだけで反応するのが良いところ。なので、フリックやタップがメインのアクションなら実用的に使えそう。と思って試してみたのが、ランアクション「Temple Run2」。

 基本はチルト操作と上下左右にフリックするだけの操作なので、相性はそこそこ良いように感じた。ただ、指でも快適に操作できるよう最適化されたゲームを、無理やりスティックで操作しているのは違和感がある。やはり横スクロールアクションゲームなんかでガシガシ使えるように、改良したものが出てくれたらな、と期待しているところ。

縦画面のゲームにスティックを使うのはちょっと違和感があるかも
製品名販売元購入価格
DN-914008上海問屋555円(税抜)