本日の一品

自己責任でおねがいします! 変わりダネLightning/microUSB兼用ケーブル

 筆者のようなスマートフォン2台持ちな人に何かと便利なのが、LightningとmicroUSBをひとつにまとめた兼用ケーブルだ。1本持っていれば、iPhoneでもAndroidでも、充電に、データ同期と、端末を問わず活躍してくれる。

 各社から、いろいろ製品が発売される活況な商品カテゴリのひとつだが、そんな兼用ケーブルギョーカイ(?)の中でも、とびっっっきりの変わりダネ、KLD technologyの「2-IN-1 USB CABLE」を今回はご紹介しよう。

 まずはこの写真をご覧いただきたい。

 おわかりいただけただろうか?

 microUSBコネクターとLightningコネクターのプラグがそのままひとつになっている。変換アダプタを介する一般的な兼用ケーブルに比べ、控えめに言っても「変態……」という言葉が漏れてしまう仕様である。

 実売価格1000円以下とリーズナブルなお値段だが、コネクターは金属のみを用い、高級感のあるデザインでまとめている。ネイキッドなUSBコネクターは、ちょっとオシャレ。ケーブルはきしめん状のフラットケーブルで、かなり柔らかめな素材だ。

 兼用プラグは裏表があり機器によって使い分ける。Lightningに慣れた身にはちと注意だが、もともとコネクターは裏表があるもの、気をつけて使えば問題はない。

 では実際に使ってみよう。まずは筆者所有のiPhone 5cでLightningケーブルとして使ってみる。ちゃんと充電され、ちゃんとiTunesと同期された、問題なし。

 Lightningとして使う場合、見えている金属端子がウラ側となる。ん、ゆるい!浅い!ちょっとグラグラする!でも充電はしているし、同期もしている。

 よく調べてみると、筆者のGalaxy S5はかなり使い込んできたので、Galaxy側のmicroUSBジャックに、かなりのユルみが出ており、それでグラつきを生じていることがわかった。試しに以前使っていたGalaxy S2や、他のmicroUSBジャック付の機器に繋いでみると、同じように浅くはあるが、カッチリと接続された。

microUSBで使うと金属端子が表側に。Galaxyでは少しプラグのあまりが見える。ジャックがユルんだ筆者のGalaxyでは、かなりガタガタする
 続いて、microUSBケーブルとして、同じく筆者手持ちのAndroid端末、Galaxy S5で試してみる。

 これは、microUSBよりLightningプラグの方が長いためだ。一般的なmicroUSBプラグの長さは約5.4mmであり、Lightningプラグの長さは約6.5mmである。

 本製品は、長いLightningに合わせた6.5mmのプラグ長のため、microUSBでは「あまり」ができて、差込の浅さが発生する。そのため一般的なmicroUSBケーブルでは気になっていなかったグラつきが、本製品では目立ってしまったというわけ。筆者の端末固有の現象ではあるが、プラグ長がLightningに合わせた長さであることは、要チェックポイントだろう。

標準的なケーブルとの比較。「2-IN-1 USB CABLE」は右側のLightningコネクターと同じ長さであり、左側のmicroUSBよりも長いことがわかる

 ちなみにiOS機器に関しての「MFi」という文字はパッケージのどこにも書かれていない。変態ガジェット好きな方には、どうぞ自己責任、自己責任でお試しいただきたい。

製品名販売元購入価格
2-IN-1 USB CABLEKLD technology588円