本日の一品

極薄! 財布に入るUSBケーブル

 携帯電話・スマートフォンの周辺機器市場はその性質上コモディティ化が進みやすく、価格以外での差別化がなかなか難しい。USBケーブルはその最たるものの1つだが、そんな中で飛び抜けた特徴を持った製品が、今回紹介する「lifelink」だ。薄さを追求し、財布に収まるまでになっている。

 「lifelink」はオーストラリアのPlusUsという非営利団体が製造販売している携帯用USBケーブルだ。国内ではクラウドファンディングの形で販売が始まり、現在は小売店でも販売されている。microUSB端子とLightning端子の2種類がラインアップされており、Lightning端子はApple社のMFi認証を受けている。

薄さを追求したUSBケーブル「lifelink」、Lightning端子版を購入

 性能としてはいたって普通のケーブルで、データ転送はもちろん、USBアダプタやモバイルバッテリーに接続すれば充電できる。2.4Aでの出力にも対応しているので、急速充電も可能だ。

パズルのピースのようにはめ込まれており、簡単に分離できる

 特徴はその薄さ。収納時は板状のパーツがジグソーパズルのようにかみ合っており、使用時にはスナップして展開する。板状の部分はしなやかに曲げられるので、無理なく脱着できる。板状のパーツの間からは赤いケーブルが覗いており、それを保護するための最低限のパーツで構成されている。

USB-A端子にはカバーがないが、問題なく差し込める

 Lightning端子側はいたって普通の形状だが、USB-A端子側はカバー部分が無く接点がむき出しになっている。今までに見たことのない形状だが、これでちゃんと差し込めるのが面白い。

全く問題なく充電できる。パソコンに繋いでデータ転送も可能

 板状カバー同士を接続する蝶番のような位置は、ケーブル本体がむき出しになっておりスプリング状のカバーで覆われている。メーカー側では、この部分をキーホルダーに通して携帯するスタイルを提唱している……が、ケーブル本体が直接こすれるというのは、さすがに断線が怖くてちょっと勇気が出ない。

保護されてるとはいえケーブルがむき出しで、ちょっと怖い

 財布のカード入れにも収まるが、常時パンツの尻ポケットに財布を入れるスタイルの筆者としては、やはり自身の重さによる断線が気になってしまう。とはいえ、このコンパクトさは邪魔にならないので、鞄の中でケーブルがスパゲティになってお困りなら有効だろう。

財布のカード入れに収まる。が、ちょっとこのまま持ち運ぶ勇気は出ない……

 値段は少々お高めだが、金額の一部は教育を受けられない子供達や、家のない家族のためのシェルター、綺麗な水を供給する施設などの寄付に充てられるので、寄付がてら購入してみてはいかがだろうか。

製品名販売元購入価格
LifeLinkPlusUs3180円