てっぱんアプリ!
旅先にスマホだけでなくタブレットも持って行きたくなる「てがき翻訳」
(2015/12/11 06:00)
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: てがき翻訳
開発者: NTTドコモ
価格: 無料
対応OS: Android 4.3 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: Android
9月に発表され、12月末までの予定でトライアル期間が続いていた翻訳ツール「てがき翻訳」が、正式サービスを開始した。画面に文字を手書きするだけで、他の言語に翻訳してくれるというドコモのアプリだが、キャリアを問わず、Androidスマートフォンとタブレットで利用可能だ。
画面に手書きするだけで、6言語を相互翻訳
画面に直接手書きした文字を、他の言語に即座に翻訳してくれるアプリが「てがき翻訳」。ドコモがこれまでリリースしてきた、端末に向かってしゃべると翻訳され音声再生する「はなして翻訳」(現「Jspeak」)と、カメラで写した文字を翻訳する「うつして翻訳」(dマーケットのみで配信)に続く「○○翻訳」シリーズの第3弾ということになる。
日本語、英語、中国語(北京・台湾)、韓国語、フランス語、スペイン語の6言語に対応し、相互に翻訳可能。基本的な使い方としては、例えば日本語から他の言語に翻訳したい時は、伝えたい文章を1行の日本語で手書きし、少し待つだけ。手書きした内容が文字認識され、クラウド上で翻訳処理が行われた後、手書きした文字のすぐ下に翻訳後の文章が表示される仕組みだ。
スマートフォンでは複数行に渡って手書きしても1文とみなされるので、画面全体をフルに使って手書きするのもOK。タブレットの場合は複数行に書いてしまうと全く別の文章として判断され、正しく翻訳されないことがあるので注意しよう。
タブレット版は写真の挿入や、絵の手書きにも対応
単純に画面に手書きしていくだけのシンプルな使い勝手なので、初めて会う外国の人と会話する時も、使い方を説明することなく、交互に手書きして画面を見せ合うことで意思疎通が図れる。また、タブレット版は写真や手書きの絵を添えることもできるので、文章だけでは伝えにくい事柄でもしっかり理解してもらえるはず。
絵を手書きする場合は、いったん「絵を描く」ボタンでモードを切り替えてから自由に絵を描き、その後もう一度同じボタンで文字認識モードに戻してから、翻訳したい文章を手書きする。地図を書いて場所や行き先を示すような場面で便利な機能だが、名前の分からないものを絵に描いて答えを求める時にも活用できそうだ。
手動操作で翻訳する処理方法に切り替えてみよう
活用のコツとしては、デフォルトの手書き後に自動で翻訳処理が実行される設定ではなく、明示的に丸で文字を囲むことで翻訳を実行する設定も試してみたい。というのも、絵の上で指し示したい箇所が多い場合、文章の区切りがあいまいになって正しく翻訳されなかったり、もしくは離れた場所にバラバラに文字を書いたつもりでもつながった文章と誤って認識されてしまうことがあるためだ。
しかし手動操作で翻訳を実行する方法にすれば、翻訳したい手書き文字の範囲を自分で決められるため、意図した通りに翻訳が行える。また、ある程度崩した文字でも正しく翻訳されることが多いとはいえ、やはりできるだけきれいな文字で書いた方が認識精度は高まる。指先ではなく、スタイラスペンで書くのもおすすめだ。