てっぱんアプリ!

来年こそは!目標めざして貯金したいあなたに「GAMAN」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: GAMAN がまんして節約&貯金
開発者: 株式会社コネクトスター
価格: 無料
対応OS: iOS 7.0 以降
カテゴリ: ファイナンス

 ちりも積もれば山となるらしいが、いまだにそんな山を見たことがないという人も、「GAMAN」を使えば実現できる、という。日々の欲望をなんとかして抑え込んでいるうちに、もしかしたら来年の今頃は欲しいものを買える貯金ができた、なんてことがあるかもしれない。

何かをガマンして少しずつ仮想的に貯金していく「GAMAN」

大きな目標も、小さな目標も、実現には1つ1つの“ガマン”から

 「GAMAN」は、日々の生活の中で何かを“ガマン”して諦める記録を付けていくことで、潜在的にお金が貯まっていくのをサポートしてくれる貯金アプリ。

 まず最初に、自分がいつか欲しいものやしたいこと、それに必要な金額を登録する。クルマが欲しい、海外旅行に行きたいといった大きな目標でもいいし、焼き肉が食べたいとか、ちょっとでも貯金を増やしたいといった、ささやかな目標でもOKだ。

目標の貯金額を設定
何を目標とするかも決めよう

ガマンしても生活に支障をきたさない習慣を登録

 次に決めるのは、何をガマンするか。あらかじめ“たばこ”や“お酒”、“ラーメン”、“スイーツ”、“漫画”、“夢の国”といった項目が用意されているので、これらの中から自分の生活に頻繁に組み込まれているものを選び、単価を設定しよう。

 最初から用意されているもの以外に、自分で項目を作成することもできる。たとえばスマートフォンユーザーなら、SMS送信(3円)や通話(20円)といった項目を作っておくと便利かも。

“ガマン”する項目を選ぶ
ラーメン好きはラーメン断ちすれば効果的に貯金できるはず
1回3円のSMS送信も、1年単位で考えれば決して小さくない、気がする

3秒間、ぐっと耐えて諦める!

 ガマンする項目が決まったら、あとは毎日暮らしていく中でガマンすべき項目が欲しくなったり、したくなった時、アプリ画面に表示されているアイコンをドラッグし、画面内の“スロット”部分で「ぐっ」と耐えるかのように3秒間ホールドするだけ。

 そうすれば、最初に設定したガマン項目の金額分が加算され、目標金額まであといくらかも分かる。もちろんガマンしたからには、欲しいもの、したいことをその場で諦めなければならない。単価設定を通常より大きめにするのも、もちろんNGだろう。全ては自己申告ではあるものの、自らを律して取り組みたい。

ガマンするための画面
アイコンをスロットに入れ、ぐっと3秒間ホールドするとガマン完了

買ってから・やってから、後悔してしまう前に

 “自分へのごほうび”でつい買ってしまうスイーツ、何げなく吸いがちなたばこ、ストレスのはけ口を求めておぼれてしまう酒など、金額の大小に関係なく、その場では満足できても時間がたつと後悔するような日常の習慣は少なくない。

 とりあえず欲しい、したいと思った瞬間に3秒間だけ「ぐっ」とホールド操作で耐えることで、本当に必要なのかどうか冷静に見つめ直すチャンスができる。それで後悔することが減り、しかも貯金にもなると考えれば、いいことづくめではないだろうか。1年の節目に何か目標を立てて、ガマンを始めてみてはいかが?

目標まであとどれくらいか、何を一番ガマンしたか、といった状況を知ることができる
めでたく目標を達成した後は、継続してもいいし、次の目標を設定するのもアリ
こんな風に欲望に流されてしまわないように

日沼諭史