てっぱんアプリ!

話題のタイムラプスがスムーズに撮れる「Hyperlapse」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Hyperlapse from Instagram
開発者: Instagram, Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 7.0 以降
カテゴリ: 写真・ビデオ

 コマ撮りすることで風景のダイナミックな変化などを短時間の動画に凝縮して見ることができる、タイムラプス。特殊な撮影技法ではあるものの、テレビなどで紹介されることが増えたせいか、知名度も上がってきたようだ。そんな中、写真共有アプリのInstagramが「Hyperlapse(ハイパーラプス)」というタイムラプス撮影に特化したアプリをリリース。さらにタイムラプスの注目度が上がってきている。

Instagramが提供するタイムラプス特化のカメラアプリ「Hyperlapse」

撮影方法はボタンを押すだけ

 「Hyperlapse」は、iPhoneで手軽にタイムラプス動画を撮影できるカメラアプリ。撮影方法は、画面内にある録画ボタンを押して撮影を開始し、録画を終えたい時はもう一度押せばいいだけ。

 一般的なタイムラプス撮影では、撮影間隔と動画にした際のフレームレートを最初に設定するか、JPEGの静止画像で連続撮影したものを後から編集することが多いが、「Hyperlapse」ではそういったわかりにくい設定や作業は一切必要なく、とりあえず普通に動画を撮影すれば良い。しかも映像は細かいブレが軽減され、ラフな手持ち撮影でも十分にスムーズな動画になるのもポイントだ。

撮影中の様子。録画時間の隣に6倍速再生時の時間も表示される

再生速度を6段階から選択

 撮影する場所に極端に明るい部分と暗い部分がある場合は、あらかじめ明るさを合わせたい場所をタッチしておけば、適切な露出で撮影を始められる。撮影途中でも明るさが合っていない時は画面をタッチしよう。

 撮影終了後は、スライダー風のボタンで動画の再生速度を変えながらプレビューできる。1・2・4・8・10・12倍速の6段階から好きなように選べるが、自分や周囲の動く速度などに合わせて調整するのがベストだ。速度を決めたら画面右上のチェックボタンを押せば、その再生速度の動画ファイルとして保存される。

再生速度は1倍速から12倍速まで、6段階用意されている

1倍速は音声もアリ。好きな場所で撮影を始めてみよう

 保存した動画ファイルは、iPhone標準の写真アプリでいつでも再生可能なほか、FacebookやInstagramにその場で投稿するのもOK。ちなみに、1倍速で保存した動画は撮影時に録音された音声も再生されるので、滑らかな動画撮影が可能なカメラアプリとして活用するのもいいかもしれない。

 空や街の風景の定点観測に最適なのはもちろんのこと、手ブレ軽減の機能を活かした街歩きやサイクリング、車窓など、「Hyperlapse」が活躍するシーンは多そう。今回は手持ちで撮影した風景と、自転車で走行した際の動画をサンプルとして用意してみたが、いろいろな場所、いろいろなシーンで撮影して、今までにない新鮮味のあふれる映像を残してみてはいかがだろうか。

【縦向きで風景を手持ち撮影した例(8倍速)】
【横向きで風景を手持ち撮影した例(12倍速)】
【自転車のハンドルに取り付けて撮影した例(12倍速)】

日沼諭史