てっぱんアプリ!
レシート撮って家計簿入力!「Dr.Wallet」で自動的に節約生活へ
(2014/7/18 06:00)
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: Dr.Wallet
開発者: 株式会社BearTail
価格: 無料
対応OS: iOS 7.0 以降、Android 2.3 以上
カテゴリ: ファイナンス
ムダ遣い防止には家計簿がいいと頭ではわかっていても、記録する手間を考えると総合的に効果があるかどうか疑問……と考える人も少なくないはず。できるだけ余計な手間をかけず家計簿を付けたい、という人のための家計簿アプリが「Dr.Wallet」だ。
写真を人力でデータ化し、ミスなく登録
「Dr.Wallet」の最大の特徴は、端末のカメラでレシートを撮影するだけで、その内容を自動でデータ化し、記録できること。“モノを買ったらレシート撮影する”というクセさえ付けてしまえば、あとはどんどんデータ化されて自然と家計簿としてでき上がっていくわけだ。
データ化は、オペレーターが撮影写真を目で見て人力で行っており、支払い先店名・費目・品目・金額といった項目がかなり正確に記録される。画像が多少傾いていたりしても記録内容に誤りが発生することは少ない。万一誤りがあっても、ユーザーの手で後から修正することができる。レシートがない支出入については、もちろん手動で日付や金額、品目などを入力して登録可能だ。
グラフィカルな画面で家計の推移をチェック!
家計簿アプリなので、データ入力以外の機能も充実している。費目ごとの支出を円グラフで表現し、支出バランスをひと目でチェックしたり、支出入の金額を月間カレンダー上に表示して1日ごとのお金の動きを把握したり、あるいは折れ線グラフで収支の傾向を測ることも可能になっている。
給与や家賃といった定期的な支出入は、一度登録するだけで以降は自動入力するよう設定でき、現在の所持金や預貯金を含めた残高の推移も常に把握しておける。アプリトップ画面では当月が赤字なのか黒字なのか、前月と比較して支出が多いのか少ないのか、といった点も教えてくれるので、節約の意識も働きやすいだろう。
「節約ZINE」で節約方法についても学べる
家計簿を漫然と付けているだけでは、効果的な節約は望めないかもしれない。「Dr.Wallet」ではそんなユーザーがいることを見越してか、「節約ZINE」というオリジナルの読み物コンテンツも用意している。
スマートフォンアプリを活用した節約テクニックや、日常生活における節約方法など、住居・衣服・美容といったカテゴリーから節約に関する記事を絞り込んで閲覧できるようになっている。自分のライフスタイルに合わせた、無理のない節約の参考になるのではないだろうか。
イレギュラーな領収書も自動入力OK!
ところで、撮影したレシートは人力でデータ化されるわけだけれど、それでもある程度は決まった形や書式になっている必要があるのだろうか。スーパーやコンビニで受け取る標準的なタイプのレシートとは大きく異なる領収書などもデータ化できるのか、試してみた。
まずは駅の券売機で購入した定期券の領収書。撮影して送信してみたところ、日付・金額・費目・品目が正確に反映された。ただ、支払い先は“店名未設定”となったため、鉄道会社を手動で入力する必要があった。
次は宅配便の控え。こちらも日付・金額は正確に反映された。金額はわかりにくい場所に、しかも読みにくい手書きだったにもかかわらず、正しく読み取ってもらえたようだ。品目については控えに手書きした「品名 送料」という形で丁寧に入力されていたのがうれしいところ。
しかし、支払い先はなぜか宅配便の宛先が入力されていたので修正が必要だった。費目も「その他」に分類されたが、どちらかというと「交通・通信」に含まれるのが一般的と思われるので、これについても手動で直すことにした。
というわけで、イレギュラーな書式の領収書は、全ての項目がユーザーの望む通りに入力されないこともあるようだ。とはいえ、どのレシート・領収書でも撮影画像の送信後わずか数分でデータ登録が完了したのは特筆もの。月当たり100枚までのデータ化は無料で利用でき、それ以上の枚数をデータ化したり、より高速にデータ化したい時には有料となるが、無料のままでも全くストレスなく利用できるはずだ。