スタパ齋藤の「スタパブログ」

 湖沼での釣りをするために、モーターガイドというメーカーのエレクトリックモーターを使っています。やや古い機種で、「FW54V-36」というものです。コレをわりと久々に使うので、オーバーホールに出してみました。結果、本体にはとくに異常無しで、ゴムパッキン一式を交換して費用は税込4980円でした。

 エレクトリックモーターは、ボートなどを電動で進ませる推進装置なんですけど、ボート釣りでコレがあるとたいへん役立ちます。体力を使わず、ラクに水面を移動できるからです。また、足で操作できるタイプ(フットコン)だと、足で操船しつつ、両手で釣りができて超快適です。

 しかし、たま~に故障したりします。モーター部に釣り糸が絡まって止まっちゃうとか、電気的な故障で動かなくなるとか、部品が破損して操船がうまくできなくなるとか。ワタクシ、レンタル品を含めて、過去に3度ほど故障を経験しております。

 1度目は電気的な故障で、軽い接触不良だったのでその場で直せました。2度目は部品の破損で、応急処置的な修理はできたんですが、けっこータイヘンでした。3度目は完全な故障で対応不能でしたが、レンタルボート店のレンタルのエレクトリックモーターだったので、電話でその件を伝えたらモーターボートで助けに来てくれました。

 2度目の部品の破損は、神奈川県の芦ノ湖上で起きました。ミンコタ製エレクトリックモーターの、進行方向を決める機構に関わる部品が割れて飛び、なくなっちゃいました。エレクトリックモーターの上部には、モーターの向きを示す矢印が描かれたパーツがありますが、アレがイキナリ「パッコーン!!」とかいって飛んでっちゃたんですよ、ええもうビックリですよ。

 そうなると、モーターは回りますが、船はその場で回転するだけ。進む方向をコントロールできません。その船にはエンジンが付いていたので、それを使って桟橋まで帰りました。で、どうにかエレクトリックモーターを修理。処置に1時間近くかかりました。不安が残るものの、その日はどうにか釣りを続けられました。

 こんなトラブル、エンジン無しの手こぎのレンタルボートで起きたら悲惨です。桟橋まで手こぎで帰着する必要があります。かなり疲れますな。向かい風だったりすると疲れ果てるどころか、桟橋に帰れない可能性さえあります。午後に強風が吹きがちな河口湖あたりだと、レンタルボートが桟橋に帰って来られないというトラブルもけっこー起きるようです。

 ともあれ、湖上でいきなりエレクトリックモーターを失うと、いろいろヤバげなわけです。なので念のためにオーバーホールを。って、オーバーホールをしたからって故障しないわけじゃないんですけどネ。何もしないよりはマシかな、と。

10年くらい前に通った芦ノ湖。バッテリー×2個と足操作タイプのミンコタ製エレキ(芦ノ湖向け長シャフト)を持参し、レンタルボートに装着して釣っていました。
そしたら故障。向きを変える機構の一部が破損&消失です。針金で作られたルアー(スピナーベイト)を使い、どうにか操作できる程度までに応急処置できました。
うかちゃんも芦ノ湖に行ってみたいニャ。ぼくは外に出るのが嫌いなのでお家にいて猫缶とシーバとササミをもらってドリーミーズももらう。ニャ。ニャ。的な。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。