スタパ齋藤の「スタパブログ」

 ホビー系ショップに行ったらタミヤの逆作用ピンセットが売られていたので購入した。2本購入。具体的には「精密ピンセット (逆作動・ツル首タイプ)」「精密ピンセット (逆作動・ストレートタイプ)」だ。

 逆作用ピンセッ……あ。タミヤの場合は「逆動作」なんですな。ともあれ、逆作用ピンセットというのは、つまんだり離したりする動作が普通のピンセットとは逆のもの。

 普通のピンセットはグリップ部を指でつまむと、ピンセットの先が閉じてモノをつまむ。指を緩めると先が開いてモノを離す。

 一方、逆作用ピンセットは、グリップ部を指でつまむと、ピンセットの先が開いてモノを離す。指を緩める/離すと、先が閉じてモノをつまむ。

 逆作用ピンセットは、モノを保持するのに力を入れる必要がないので、たとえば長時間モノを保持し続ける場合に便利。疲れにくかったり、ふいにつまんだモノを落としにくかったりするわけですな。

 あるいは、指を離してもモノを保持していてくれるので、「ちょっとの間、誰かこの部品をピンセットでつまんでおいて欲しいニャ」的な状況下でも大活躍。この場合は第三の手として役立つので、つまり、ヒトリであってもモノを保持しつつ両手を使うことができる。

 いろいろ役立つので1本あると便利だ。が、2本同時に使えるとこれまた便利な瞬間があったりしてナイス。電線を保持しつつ、その電線の先に部品を密着させ、両手を使ってはんだづけしたりできるんですな。3本あっても4本あっても、便利な瞬間があると思う。

 複数本同時に使えて、そうすると何かと便利なのも、逆作用ピンセットの特徴ですな。力が弱く手軽に扱えて置き向きなどに融通の利くバイス、と考えると、活用法をイメージしやすいかもしれない。

 なお、上記タミヤ製の逆作用(逆動作)ピンセットだが、工作精度が高くて精密さも十分。作りもキレイ。両方とも1000円前後で若干高めだが、永く使えそうな印象である。

タミヤの逆作用ピンセット×2種。ツル首タイプとストレートタイプですな。作りはよく仕上げもキレイ。両方とも1000円前後で売られている。
それぞれに部品や電線を保持させ、両手を使ってはんだづけするなど作業できる。各ピンセットを机上などにテープ留めして使っても便利っす。
うかちゃんは部品などを保持する必要がニャいんです。ぼぼぼ、ぼくも部品を保持する必要がないし猫缶が食べたいの。ニャ。ニャ。みたいな。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。