オリンパスE-330はライブビュー

2006年2月10日 09:00

 デジカメWatchにてオリンパスの新型デジタル一眼レフカメラの発売を知った。わー、ついにライブビュー機能!!

 一般的なレンズ交換式一眼レフデジタルカメラは、撮影時に目を接眼部に当てなきゃいけない。被写体の現在の様子を確認する(見る)ためですな。でも、フツーのデジカメの場合、被写体の様子は液晶画面に表示される。なのにナゼ、デジ一眼では顔をカメラにくっつけるの? この違和感は、デジカメユーザーが増えれば増えるほどに増大するよーに思う。

 ま、構造上、デジ一眼の液晶画面に“現在レンズを通して見えている像を表示するスルー画像”を表示すること(ライブビューとも言う)を、させづらい、と。なので、デジ一眼の場合、目を接眼部につけるようにして撮らなきゃならなかった。

 が、オリンパスからライブビュー機能を搭載したレンズ交換式デジタル一眼レフカメラのボディことE-330が登場。E-330を使えば、顔とカメラの位置がずいぶん違っても撮れる。というか、フツーのコンパクトデジカメのように、カメラの液晶を(ファインダーがわりに)見て、比較的に自由な姿勢で撮影できる。

 ちなみに、一眼レフのデジタルカメラというカテゴリで言えば、2000年にオリンパスからCAMEDIA E-10というライブビュー機能搭載モデルが発売されていた。が、一眼レフでありかつレンズ交換式のデジカメとして、ライブビュー機能を搭載した製品は、えーと、たぶん、E-330が初めて……ですよね!? ともあれ、流行のデジ一眼市場に、ちょっと新風を巻き起こすかもしれない一台のように思う。

 つーかですね、俺はですね、たぶんE-330買います。正直なところ、オリンパスのデジ一眼であるEシリーズは、世代を重ねる毎にユーザーインターフェースが拙者の好みとズレてきてビミョーにアレなんですけど、レンズ交換式デジ一眼でライブビュー機能っつーのは大きい。ていうか巨大。ヒュージ。スルー画像を表示する液晶モニターは2.5型・21.5万画素ってコトで、恐らく高精細で見やすいライブビューを提供してくれそう。

 やっぱりですねえ、ライブビューできると何かと便利だと思うんスよ。確かに高品位な光学ファインダーは有り難いし、多くの状況下で便利&快適。なのだが、カメラの位置と顔の位置がほぼ同位置でなければならないという“シバリ”がある。

 このシバリ、時として非常に困る──超低い位置からは実質撮れないし、高い位置でも同様に撮れない。手ブレしにくくなるという利点はあるが、液晶画面見つつ撮影デキちゃうデジカメと比べると、撮影時に少々疲れたりするし、気合入れてないと知らぬ間に構図が平凡になったりもする。

 このシバリから解放されたE-330は、かなり良さそう。フォーサーズ対応レンズも増えてきたし、レンズ交換で撮る楽しさ・メリットと、フツーのコンパクトデジカメのラクさを、兼ね備えたデジ一眼……だと想像する。