気になるプリンタ3台

2005年10月26日 09:00

 最近、けっこーバカ売れ気味らしいのが、比較的に小さな用紙に写真画質でプリントできる小型プリンタ(フォトプリンタ)の類。拙者も、売り場で見ると思わず買いそうになるモノのひとつだ。

 代表格としてはエプソンのカラリオシリーズのE-200とか。それからキヤノンのSELPHYシリーズDS810とか。両方ともインクジェット式の写真画質プリンタで、ハガキサイズ、L判写真、カードサイズなど小さめサイズの写真印刷に向く。また液晶モニタを搭載しており、要はデジカメユーザーならパソコン要らずで写真印刷できる、と。

 確かにソレは実用的な感じ。A4サイズプリンタも便利なんスけど、あとA4対応複合機とかならパソコン要らずでデジカメ写真印刷できたりもしますけど、写真だけ印刷できりゃいいですという人にとってはこういう小型のフォトプリンタがベストかも。だいたい、フツーは、A4サイズで写真を出したりしないですな。A4サイズの写真も貰っても困る……てな人も多そう。

 逆に、撮った写真を単体ですぐ印刷できるし、出てくるサイズもL判あたりのいちばん便利っつーか多用される大きさであり、置き場所にも困らないし、何しろパソコンと接続不要でありかつスゲく簡単に使えるあたりを見ると、隙間市場探しも巧いエプソンなのかもーとか思ったりする。ま、このサイズをプリントできるプリンタって富士フイルムとかからも出てましたが、デジカメが普及するタイミングと合ったってコトもあるんでしょうな。

 さておき、ヒジョーに便利そうなので、マジ買おうと思っていろいろ調べたり聞いたりしていたら、何となくエプソンのが良さげ。単純に取っ手が付いてて便利そうなのと、あと、インク。

 キヤノンのは、イエローとマゼンタとシアンの計3色のインクを使うタイプ。全ての色をこの3色で表現する。一方エプソンのは、ブラックとシアンとマゼンタとイエローとレッドとブルーの計6色のインクを使うタイプ。6色のインクで様々な色を出す。

 けど、6色だろうと3色だろうと、今時のインクジェットプリンタの出力って、ぶっちゃけ非常にキレイ。かなり細かいところまで気にしないと、どっちがイイのかわからなくなるほどだ。なので、インク色数からくる発色の良し悪しって話ではない。

 ここからは又聞きなのだが、インク色数が少ない場合、黒が多い写真を印刷するとなーんかインクの減りが速いというウワサ。要は、エプソンのだとインク色として黒が用意されているから、黒を印刷するときはその黒インクだけ使う。一方、キヤノンのだと、黒を表現する場合は、黒インクがナイんで3色を混ぜて黒にする。てな話。

 んーそうなのか。……俺って暗い写真(性格的にではなく明るさ的に、ですヨ)が好きだし、じゃあエプソンかなぁ。とか思った。でも実際両方の出力比べたりもしたいから両方買おうかしら!! とも思ったけど、このテのプリンタってけっこー高いんですな。

 さてどうしよう? と考えていたら、オリンパスからダークホース登場。世界最速デジタルフォトプリンタことCAMEDIA P-11である。

 P-11は、上記2機種とは印刷方式が異なる昇華型だ。イエロー、マゼンタ、シアンの3色のフィルムから熱転写方式で全ての色を表現させるとゆー方式。現在ほどインクジェットプリンタの発色が良くなかった頃(と言っても数年前くらい)までは、写真を印刷するなら昇華型しかない!! てな常識があったりした。

 つーかですね、実はオリンパスのP-400という昇華型プリンタを使ってたんですよ、わし。で、その印刷結果がヒッジョーに良かった。プリンタ本体はデカく、邪魔で、本体価格もランニングコストも高めだったが、出力はスんゲく良かった。

 そういう経験をしたので、P-400の小型版とも言える(のか!?)P-11に心惹かれ中。パソコン必須のプリンタとなるが、んー、小さめの用紙に超高画質印刷(なのか!?)って、んーんー、よりいっそう惹かれちゃう拙者。

 あ。ちなみに、パソコン必須とかパソコン要らずとか書いてますけど、これ、全体的にPictBridge使わないってコト前提で書いております。なので、普通一般には、PictBridge対応プリンタなら、PictBridge対応デジカメさえ使えば、デジカメとプリンタのみ(つまりパソコン要らず)でプリントできるってコトですな。紛らわしくてすまんす。