スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

寝転がってタブレットを使う方法

寝転がってタブレットを使う方法

 寝る前にベッドで読書しがちなワタクシ。紙の本も読みますが、タブレット端末で電子書籍を読むことがだいぶ増えてきました。使う端末は、iPad Proの9.7インチや12.9インチ。Kindle Paperwhiteも使っていますが、「寝る前の読書」にはiPad Proを使いがち。持ち歩くわけではないので、より表示が見やすい端末がいいですし、読書中に「?」と思ったら即座に各種辞書アプリやWeb情報で疑問を調べられますし。

 ただ、そういったタブレット端末で「寝ながら読書」をしていると、いくつか問題も。読書中にうっかり寝ちゃうと、タブレット端末をベッドの下に落としたり、姿勢によっては顔の上に落としたり。それと、多くの場合は紙の本よりタブレット端末が重いので、支える手が疲れたりも。冬場だと、掛け布団から指先だけ出して本を支えて……といったスタイルも取れませんので、手が冷えちゃったりもします。

 というわけで、タブレットを支えておけるスタンドを導入。ベッドサイドに立てられて、端末の対角をホールドできる製品です。

スタンド+タブレットホルダーという感じの製品で、タブレットの対角をホールドできるのでなかなか安定的に使えます。高さは60~150cmまで調節可能。タブレットの傾きも調節できます。Amazonにて3000円くらいで購入しましたが、現在は現在は在庫切れ・入荷予定なしの状態になっていました。
ベッドサイドに設置した様子。寝ながら画面を見ることができます。寝た状態で画面を横位置・縦位置に変えることができ、なかなか快適♪

 なかなかイイ! と思っていましたが、使っているうちに残念な部分が見えてきました。ひとつはこの製品自体の作りのイマイチ感。画面に触れるたびにタブレットがちょっと揺れるんです。ホルダー部とスタンド部をつなぐ金具がグラグラしている感じ。もうひとつは、iPad Proの9.7インチはホールドできるものの、12.9インチはホールドできないこと。

 実際、グラグラ感は、ページめくりなどの操作をするときだけですので、大きな支障ではありません。でもiPad Pro 12.9インチをセットできないのはとても残念。……無理して画面長辺側をホルダーで挟めばホールドできるんですが、それだと「寝ながら横表示」つまりスタンド上で縦位置にすると端末が下に抜け落ちそうで不安です。

 なぜiPad Pro 12.9インチで寝ながら横表示? iPad Pro 12.9インチ横表示でマンガを見開き表示にするとサイッコーに読みやすいからですっ! 雑誌も見開き状態で読みやすい。素晴らしい! iPad Pro 12.9インチでKindleアプリ最高! みたいな感じなので、ぜひ寝ながらiPad Pro 12.9インチを使いたいと思うのでした。

iPad Pro 12.9インチを支えられるスタンドは……

 早速、寝っ転がりながらiPad Proを使えるスタンドを探しました。iPad Pro 12.9インチはけっこー重い端末なので、関節アーム式やフレキシブルアーム式はパス。以前にそういったスタンドをiPad Air(9.7インチ端末)で使いましたが、関節式は関節部を相当強く固定しないと端末が下がってきてしまいますし、フレキシブルアーム式も下がりやすいです。また、どちらのタイプも端末が揺れやすく、安定感に欠けます。

 なので、前出の製品のように自立するスタンド式にホルダーが付くタイプで、iPad Pro 12.9インチに対応している製品を探しました。な~かなか見つかりませんでしたが、使えそうなホルダーがありました。

見つけたのはMyArmorの「タブレット ホルダー クリップ」というホルダー(Amazon固定リンク http://amzn.asia/aDH2tBd)。1130円でしたが、先ほどチェックしたら999円になっていました。樹脂製のホルダーで、背面と下部に三脚ネジ穴があり、一般的な撮影用三脚に固定して使えます。
端末は自由に回転させることができます。使う三脚や雲台によってはかなり安定感があります。ただ、iPad Pro 12.9インチをホールドさせる場合、端末長辺側をホールドするしかありません(短辺側をホールドできるほどには伸ばせない)。端末を縦位置(寝て見て横位置)にすると、何かの拍子で端末がストンと抜け落ちてしまいそうな気がして、気分的にちょ~っと落ち着きません。

 これもなかなかイイ! んですけど、端末を挟む機構がギア式。ギギギギッと音がして縮み、スポンジの弾力で端末を挟むというタイプです。このタイプのiPhone用をいくつか使いましたが、ギアの部分が壊れたりしがちという印象。重いiPad Pro 12.9インチを縦位置でホールドさせ続けるのは、な~んか不安です。

 でもまあ、普通の三脚を持っていれば、それにこのホルダーを加えるだけで、ベッドで寝転がりながらiPad Pro 12.9インチを使えます。高コスパ。端末の落下防止の安全策を何かしら講じれば、かなり役立つホルダーだと感じました。なお、このホルダーの対応幅は6~27cm。スマートフォンも挟めます。

挟む部分は6~27cmまで調節できます。なので、スマートフォンもホールド可能。スマートフォンホルダーとしてはやや大げさですが、その分、安定感は抜群です。
iPad Pro 9.7インチなら、短辺側でも長辺側でも挟めます。

 上の写真のように、端末の長辺長さが6~27cmの間なら、ホルダーの下側の三脚ネジ穴を使って三脚上に固定できます。ギア式のホルダーが上から下へと端末を押さえつけるカタチになりますので、まず端末が落下するような心配はないと思います。iPad Pro 12.9インチの縦位置ホールドを考えないなら、汎用性の高いこのホルダーはかなりオススメです。

あっ、コレ使えばもっと手軽かも!

 iPad Pro 12.9インチのような大型タブレットを、もっと安定的&手軽に枕元に固定する方法はないかな~、と考えて思いついたのが、サンコーの「カメラ三脚用ノートPCデスク CLHCMAL2」(公式ページ)です。三脚にノートPCを固定できるようにする台座。ソニーのモバイルプロジェクター(参考記事)を乗せるために使っていて、三脚に装着するだけで小型テーブルとなるので何かと便利です。

サンコーの「カメラ三脚用ノートPCデスク CLHCMAL2」。左が表面、右が裏面。アルミ製のテーブル部品で、三脚ネジ穴により三脚の上にセットできます。黒いものはノートPCを固定するための面ファスナーベルトで、取り外せます。
三脚にセットした様子。ある程度頑丈な三脚+雲台になら、かなり強固に固定できます。斜めにすれば譜面台のような使い方も可能。
iPad Pro 12.9インチにぴったりでした。少し斜めに傾けた状態なら、タブレット端末を立てかけることができます。下部の出っ張りにある滑り止めにより、わりと安定的です。タブレットを置く向きを変えれば、手軽に縦横表示を変えられて便利です。
置くだけでは不安という場合、タブレットをケースに入れ、ケースと「カメラ三脚用ノートPCデスク CLHCMAL2」に面ファスナーテープ(貼り付け用粘着テープ付き)を貼り、簡易的に固定する方法もあります。ただこの方法だと、ケースの材質やテープを貼る大きさなどにより、面ファスナーテープが剥がれてしまうこともありますので注意が必要です。耐震用の粘着パッドを貼る方法も良さそうです。
iPad Pro 9.7インチくらいのタブレットまででOKという場合、サンコーの「カメラ三脚用タブレットデスク CLHCMAN3」(公式ページ)という製品も便利です。こちらはタブレット端末を固定する金具が付いていて、裏面には三脚ネジ穴付き。テーブルとしても使えますが、タブレットを三脚へ安定的に装着する台座としても実用的です。

 これらの製品を使えば、三脚などがサクッとタブレットスタンドに! 寝ながらタブレットを使うという用途にもしっかり向きます。ただ、写真にあるように、iPad Pro 12.9インチを固定するには一工夫必要です。でもまあ、これで十分実用的かもという使用感ではあります。

 ただ、三脚などのスタンド類は、脚を広げて立てるので、ベッドサイドでは案外邪魔です。掃除のときにも邪魔。さて、どうしましょう?

じゃあ突っ張り棒で!

 ベッドサイドに三脚を置くと邪魔。でもタブレットをホールドするスタンド的なものは使いたい。そこで試したのが、床と天井を使う突っ張り棒と、ポールにカメラなどを固定するための雲台です。

 実際に使ったのは、マンフロットの「ミニポール 175cm-330cm(ミニポール 170)」(公式ページ)と、ミノウラの「カメラマウント VC-100S / VC-100M」(公式ページ)。前者は撮影用の突っ張り棒のようなポールで、後者は自転車のハンドルにコンパクトデジカメなどを固定するパイプ装着用雲台です。

左はマンフロットの「ミニポール 175cm-330cm(ミニポール 170)」で、メーカー直販価格は税込7776円。右はミノウラの「カメラマウント VC-100S / VC-100M」で、メーカー価格は各税込2100円。床と天井を使ってポールを立てて、そのポールの途中に雲台を装着しようというわけです。
ベッドサイドにポールを立てました。そこに雲台を装着。場所を取らずスッキリな感じ♪
ミノウラのカメラマウントの上に、さらに小型雲台をセットしました。そこに前出のテーブルをセット。小型雲台を装着したのは、テーブルの角度を変えられるようにするためです(ミノウラのカメラマウントは角度固定)。
ベッドサイドにシンプルなタブレットスタンドを設置できました。足元もスッキリ。

 使用感ですが、じつは安定感は三脚のほうが良好です。マンフロットのこのポールは、若干グラついてガタガタと音がします。不良品とかそういうコトではなく、もともと一時使用の簡易的なポールなんです。より安定感の高いものとして「オートポール」シリーズ(公式ページ)がありますが、そちらはこの用途に使うには高価&ゴツ過ぎかも。ホームセンターで売られている安価な突っ張り棒(床・天井用)を使うほうが価格的にも強度的にも現実的かもしれません、

 ただ、これでも実用性は十分。三脚などにあった、足元に3本も脚が来て邪魔という不便もありませんし、このタイプのポールはまず倒れることがないので、より安心してタブレット端末を任せられます。

 こういったポールを使えば、雲台部分を変えることで、いろいろなパターンでタブレットスタンドへの応用が利きます。もしかしたら、お手持ちの雲台や三脚が役に立つかも?

よくあるクランプ式の雲台を使った例。枝やポールなどにカメラをセットするための機材ですが、ポールへのタブレットスタンド固定にもまずまず実用的です。
ミニ三脚にもなり、面ファスナーベルトで枝やポールなどにカメラをセットできる道具。このタイプの道具でもタブレットスタンド固定ができました。
これはわりと本格的なマンフロット製スタジオ撮影機材。ガッシリとタブレットスタンドを固定することができました。……でも、ヤリスギかもしれませんね。

 これらのスタイルでの使用感ですが、クランプ式の雲台は意外なほど固定力があってビックリ。入手性も高いので、このスタイル、いいかもしれません。

 ミニ三脚を使った方法ですが、このタイプのミニ三脚はあまり入手性が良くないかも、です。でも、この面ファスナーベルトでポールに巻き付けられる三脚は、予想以上にテーブルを安定的に固定できました。三脚の足先の滑り止めにより、下へズレることもありませんでした。見栄えもスッキリしていますので、このタイプの三脚が手に入るならオススメです。

 マンフロットのスタジオ撮影機材の例はジョークですが、さすがにスタジオ機材、物凄くガッチリ固定できました。ただ、写真のミニポールだとバランスが悪いのと、ミニポールのぐらつきもあるので、こういった機材を使うなら前述の「オートポール」シリーズがマッチすると思います。

 てな感じで、じつはけっこーイロイロあった「寝転がってタブレットを使う方法」。寝ながらラクにタブレットを使えるようになると思いますので、使用スタイルに合わせて吟味してみてください。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。