スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
スマホと使えるマンフロット製品いろいろ
2017年4月10日 06:00
スマホと使えるマンフロット製品いろいろ
最近購入したマンフロットの「TwistGrip スマートフォンアダプター」(公式ページ)。アルミ製のスマートフォンホルダーなんですが、コレがなかなかイイ感じ。これまで使ったホルダーのなかではトップクラスの使い勝手だと感じました。ただしお値段が少々お高めで、メーカー価格は税別6400円。
アルミ製の「TwistGrip スマートフォンアダプター」と、樹脂製の「スマートフォン用三脚アダプター」では、見た目では大差がなさそうな感じですが、使い勝手が大きく異なります。樹脂製のほうは、バネ式なので端末の脱着が少々やりにくく、強度は実用レベルだと思いますが割れたり折れたりしそうな部分もあって若干の不安が残ったりします。アルミ製のほうは、強度も十分あり端末の脱着もスムーズに行えて、端末のホールド感もしっかりしていて好印象。「なるほど、値段の差が、ね」とか思わされました。
ともあれ、こういったスマートフォンホルダーを使うと、スマートフォンの活用幅っていうかスマホでの撮影の自由度がグッと広がったりします。てなわけで以降、スマートフォンホルダーと組み合わせて使えるマンフロット製品をいくつかご紹介してみます。どれもけっこー愛用しているモノです。
ひとつあると便利なミニ三脚
前出の「TwistGrip スマートフォンアダプター」は、スマートフォンを三脚に装着するためのホルダーです。もちろんどんな三脚(というか雲台)にも装着できるわけですが、スマホと組み合わせるなら軽快に使えるミニ三脚の類が実用的だと思います。たとえばマンフロットの「PIXI ミニ三脚」(公式ページ)。
当然ではありますが、こういう三脚を使うと使わないとでは、撮影結果がかなり違ってきます。ブレずに安定した構図で撮影できますし、記念写真なんかも余裕をもって撮れます。とりわけ動画の撮影結果は大きく異なり、画面が安定するだけで「スマホでもこんなにキレイに撮れるんだ!」と驚けたりします。この三脚、もちろんミラーレス一眼あたりまでの軽めのデジカメをセットすることもできます。
この三脚の進化形といった雰囲気の製品もあります。マンフロットの「PIXI EVO 5段階調節ミニ三脚」(公式ページ)です。
両者を比べると、「PIXI EVO 5段階調節ミニ三脚」は高さ調節ができたり縦・横位置撮影対応だったりして便利ではあります。ですが、ビミョーに大きめで、嵩張る感じもあります。写真と実物ではサイズ感も案外異なりますので、購入時はぜひ実機に触れてみてください。
超薄型の風変わり三脚
携帯性を重視しつつスマートフォンホルダーと組み合わせるなら、超薄型の三脚というのもあります。モノとしてはマンフロットの「POCKET三脚L」(公式ページ)や「POCKET三脚S」(公式ページ)です。メーカー価格は「POCKET三脚L」が4600円、「POCKET三脚S」が3056円です。
これらの三脚、一般的な三脚のように「ガッシリと脚が踏ん張る」というイメージではありません。「脚が開いて軽く支える」という感じで、簡易的な用途向け。確実な安定感をもって使うのには向きません。脚の部分はやや硬めの動きで開きますが、角度によっては自然に開いたり閉じたりしてしまうこともあります。
とは言っても、スマートフォンをセットしたホルダーを装着して自立させる程度のことは十分できます。また、どちらも畳めば1cm以下の薄さになり、軽量でもありますので、携帯性は抜群。スマートフォンホルダーと組み合わせて使うのに向く三脚ですが、前出のミニ三脚などと比べると、端末向き調節の自由度がやや低いです。
ちょっと便利な撮影用LEDライト
最後に、これもひとつあると便利な撮影用のLEDライトです。モノはマンフロットの「LUMI LEDライト 550 lux MUSE」(公式ページ)で、照度550luxの製品を使用中。なお、マンフロットからは明るさ違いで3タイプの「LUMI LEDライト」シリーズ(公式ページ)が発売されています。税別メーカー価格は、照度550luxのものが1万7000円、440luxのものが1万3000円、220luxのものが7500円です。
今時のスマートフォンには撮影用のLEDライトが内蔵されていたりしますが、こういった外付けの撮影用LEDを使うと、より柔軟に撮影できます。たとえば顔の正面やや下から照らせば、キャッチライト(目に入るハイライト;目がキラキラした感じになる)を入れつつ、顔や首のシワを目立たなくして撮ることができます。逆光の状態で使えば、画面全体を適切な明るさに整えて撮ったりもできます。壁やテーブルに光を当て、その反射で被写体を照らすバウンスを行うと、柔らかな雰囲気の照明で撮れます。
外付けというと「使うのが難しそう」というイメージになるかもしれません。でも実際は簡単です。この撮影用LEDは光り続ける定常光のタイプですので、実際にどう照らしているのか確認しつつ使えるので、「こうすればこう写るんだな」ということがよくわかります。恐らく、撮影の瞬間のみ発光するスマホ内蔵LEDより、ずっと扱いやすいと思います。
てな感じで、スマートフォンホルダーと組み合わせてイロイロとシステムアップできるグッズ各種。スマホでの撮影をさらに快適にしたり画質アップを狙えたりしますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。