みんなのケータイ

 筆者は、掃除が苦手だ。自宅も年末の大掃除でスッキリ片付けてから2カ月で、たったの2カ月でもう荒廃した部屋に逆戻りしている始末だ。そんな筆者のスマホには、物が多い自宅と同じように、新しいアプリが次々とインストールされる。そうなると困るのが「ホーム画面の整理整頓」だ。

せめてスマホの中くらいはスッキリ使いたい……ので、整理整頓やめました

 最初はホーム画面に適当にアイコンを並べていたが、数が増えるとそうもいかない。整理して、開けておきたいところにアイコンを作るアプリたち、見栄えが悪くなるホーム画面……。これではスマホの中に荒廃した部屋ができてしまったみたい。

 そこで、考えを改めた。「整理整頓が必要ない環境を作ろう」。ホーム画面にはアイコンを置かずに、必要なアプリを気軽に起動できる環境を整えればそれでよいのではないだろうか。見栄えがよくて楽に起動できるランチャーアプリはないかな、と探してみたところ、見つけたのが「扇ランチャー 軽量版」だ。

 「扇ランチャー」は、画面の4隅に隠しておいて、画面端からスライドすると、ショートカットが扇のようにでてくるのが特徴的なランチャーだ。他のホーム画面(アプリ)に追加して使える。

四隅にから起動する扇型のランチャーだ。他のアプリの上からでも起動できる

 2011年からある老舗のアプリだが、このアプリは「Galaxy S6 edge」との相性が抜群だと思った。というのもサイドが湾曲したエッジスクリーン部分をなぞってランチャーを起動する。その曲面ガラスをなぞるときのヌメッとした操作感がとても気持ちよいのだ。無駄に出し入れしたくなる。

ランチャーの表示や色はかなり細かく設定できる。筆者は、スクリーンショットを撮るとき邪魔にならないように、ランチャーの「引き出し」の部分を透明にした
扇ランチャーと併用すると、どのアプリを使っていてもジェスチャーサーチを呼び出せるようになる

 筆者はさらに、以前本コーナーでご紹介した、グーグルの「ジェスチャーサーチ」と併用している。これは、アプリ名をタッチパネル上に描いて検索できるアプリだ。認識精度がよく検索もスピーディーなので、アプリ一覧のアイコンから探すよりも数倍早く起動できる。

 こうしてホーム画面上からアイコンを一掃して、快適に利用できるようになった。思い切って天気ウィジェット以外をすべてなくしてさっぱりとさせたのだ。スマホの中身のように、自宅の部屋のモノも検索で引き出せれば整理整頓しなくて済むのになあ……。