みんなのケータイ

 ファーウェイから発売された「HUAWEI GR5」を購入しました。前回、ZenFone 2を購入してから約10カ月ぶりにメイン端末を変えたのですが、とてもいいです、これ。

 なぜこの機種にしたかと申しますと、昨年、中国の深センで携帯電話屋さん巡りをした際に、中華スマホ用のアクセサリーがもの凄いバリエーション、数で売られているのに圧倒されまして。今度買うときは中国メーカー製と決めていたのです。次に深センに行くときにはケータイ握りしめて「アクセサリーを爆買いしてやろう!」と。あの金ピカピンのケータイカバーも、あの本革製のフリップカバーも!

 で、ファーウェイから、割とお安い値段でよさそうな新機種が出たと聞き、買ってしまったわけです。中国本土で一番、二番を争う人気メーカーのファーウェイ製なら、筆者の目的にはバッチリかなと。ちなみに、次の深セン行の格安航空券も先ほど予約しました。といっても予定は6月ですが、この頃にはGR5向けのアクセサリーもかなり充実してるんじゃないかと。

 今回の端末の購入価格は、UHS-1対応 64GB microSDXCカード付きで3万542円でしたが、鈍く輝くゴールドのアルミボディは、この値段とは思えないほど格好いいです。

 ちなみに、GR5はサイズ的には、ZenFone 2と同程度ですが、ZenFone 2では丸みを帯びていた背面が平らになっていて手に持ちやすくなり、ポケットへの収まりもよい感じでです。

GR5(右)、サイズ的にはZenFone 2(左)とほぼ同じ
背面に設置されている指紋センサーの性能はすばらしい。指を載せれば、画面オフからすぐにホーム画面が表示される

 で、このGR5の素晴らしいのは、なんといっても背面についている「指紋認証センサー」の性能の良さです。画面がOFFになっている状態でセンサーに指をポンと載せると、すぐにONになりホーム画面が現れます。携帯電話の指紋センサーって、指を何度も載せたり、載せてからちょっと待たないと認証しれくれないという印象がありましたが、進化していました。

 ただ、この機種、CPUパワーなどの性能は価格なりで、たとえばAntutuベンチマーク値などはZenFone 2の半分程度です。Antutuベンチマーク値25,000前後、ZenFone 2では55,000を超えます。ただ、GR5のOSは64bitモード、ZenFone 2は32bitモードなど条件に違いがあるので単純比較はできないですが。

 筆者の体験したところではマシンパワーを要求するゲーム、たとえば「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」などでは3Dキャラクターの動きがひっかかる感じがするときがあります。とはいえ、他のアプリ、たとえばAmazonプライムやdアニメストアといった動画鑑賞は全く問題なくコマ落ちなど感じずに鑑賞できていますので、特にヘビーな使い方をするのでなければ実用に堪える性能はあるようです。

安価なスマホではあるが実用に耐える程度の性能は持っている。ただし、3D画像を多用するゲームで多くのキャラクターが表示されるような状況では多少処理がもたつくのか、動きがひっかかる感じがするときがある
Antutuベンチマークの値は25,000ほどで、ZenFone 2の半分程度

 ところで、筆者、ちょっとこの機種を買ったときに失敗をしました。間違えてnanoSIMを調達してきてしまったのです。

 筆者、スマートフォンのセットアップなどするときは特に取扱説明書などは見ないでするのですが、GR5のトレーが紛らわしいのでSIMトレイとmicroSD用のトレーを間違えてしまいました。というか、トレーの形状を見て、(Xperia Z4などと同じように)microSD用のトレーにSIMも載せるのかと思ってしまったのですよね。だって、写真を見ていただくとわかるとおり、microSDトレイに、いかにもnanoSIMが入りそうな穴が開いているんですもの。

 ただ、このトレーの穴は微妙にnanoSIMとは形状が違っていて、SIMがはまりません。なので、あれ? おかしいな? と筐体をよくよく見ていたら、microSD用のトレーのすぐ隣にもう一個、microSIM用のトレーがあったという次第。トホホ、です。

 まぁ、筆者の手元にはnanoSIMをmicroSIMサイズの変えるアダプターがありましたので、それを使ってGR5で使うことにしましたが……。みなさん、GR5のSIMはmicroSIMですよ! 気をつけましょうね(苦笑)。

microSDトレイに開いている、意味ありげな穴。nanoSIMとほぼ同じ大きさなので、てっきりSIMも載せるのかと筆者は勘違いしました
microSDトレイの横に、「microSIM」専用のトレイが! よく見ない筆者が悪いのですが……