みんなのケータイ

まちクエスト

 大人気の位置ゲーム「Ingress」や、来年にリリースされる予定の「Pokémon GO」など、位置情報を使ったスマートフォンゲームが人気ですが、筆者が最近夢中になっている位置情報ゲームが「まちクエスト」です。

 まちクエストの開発者である石原さんとは以前からの友人だったのですが、先日旅行した際に同じ宿の食堂で偶然にも再会。以前はブラウザのみだった利用環境がiOSアプリ、Androidアプリと広がっており、その時にたまたま行われていたまちクエストのイベントに参加したことも手伝って、最近は一気にまちクエスト熱が高まってきました。

 まちクエストのルールはとてもシンプル。アプリを立ち上げると近くにあるクエストとその概要、距離が表示されます。クエストはクイズ形式になっていて、一定の距離まで近づかないとクイズの全文を見ることはできません。

クエストの位置はマンガ風レーダーで確認できる
一定の範囲内に入ると回答が可能に

 クイズは2種類あり、問題に答えるだけのクイズは100m以内に近づくとクイズの全文が表示されるとともに回答できるようになります。もう1つの写真を撮るクイズは、30m以内に近づくと回答できるようになり、クイズの画像と同じ写真を撮影してアップロードする、という流れです。

回答は数字のみ

 周りにクエストがない、もしくは面白いクエストを思いついたというときには自分でクエストを作ることもできます。テキストで回答するクエストの場合、入力できるのは数字のみ、という制限があるので「どうやって回答を数字にしようかな」と考えるのもちょっとした楽しみ。自分が作ったクイズを誰かが答えてくれると通知が来るのもうれしさの1つです。

 まちクエストとは本当に名前の通りで、いつもの日常がまるでドラクエのような冒険に変わる感覚が非常に楽しい。当たり前に思っていた風景がクエストになるだけで、いつもの通勤路も、仕事で訪れる未知の駅も、まちクエストを立ち上げる楽しみが増えました。

 ちゃんとそのエリアまで行く必要があるという位置情報ゲームの楽しさに加え、クイズに答えるだけという気軽さや、クイズを出題できる楽しみなど、シンプルながら間口の広いまちクエスト。ポータル争いに疲れた、という人は、まちクエストで癒やしの位置ゲームを楽しむのもいいかもしれません。