みんなのケータイ

結局Android Wearを3つも買ってしまった

 バルセロナで開催されたMobile World Congressを境に、私のAndroid WearがサムスンのGear LiveからソニーのSmartWatch 3になりました。そしてつい最近、ASUSのZenWatchになりました。

 あーあ。結局3つも買ってしまいました。いいスマホが1台買えちゃいます(涙)。もともと大きく仕様が変わらないうちは新しいAndroid Wear買わないと思ってたんですけど、買わずにはいられなかったのです。それはなぜか。結論からいうと、現状のデザインニーズの着地点がそこだったからです。

 この3台、中身は全部Android Wearなので、基本的な機能については皆同じです。違いがあるとすれば、端末固有の性能に由来するものや、自社製端末とのペアリングで得られる連携機能といった部分でしょうか。パッと見た感じで液晶が一番綺麗に見えるのはGear Liveで、SmartWatch 3、ZenWatchは同程度。体感レスポンスは皆ほぼ同等といった印象です。

充電器、装着できているように見えますが、浮き上がっていて接触しません

 Gear Liveは、見た目はさておき、Android Wearの使い心地をいろいろと教えてくれたいいデバイスだったんですが、バンドの先端と充電器が壊れました。最初にバンドの先端が抜けてしまったのですが、これがとれると手首に巻けないのでウェアラブルとしては致命的。当時ぎりぎり保証期間内だったので、無料で修理してもらいました。その後、MWCの直前に充電器が本体にはまらなくなりました。つまり、充電できないということです。こうなると致命的。もう保証期間は過ぎてますし時間もなかったので、慌ててSmartWatch 3を注文しました。

 なぜSmartWatch 3にしたかというと、理由は明確。USBケーブルを直挿しで充電できたからです。位置的に挿しにくいのと、毎回キャップを外すのが大変手間なんですが、その辺のスマホの充電用USBケーブルが気軽に使えます。海外という場所で、充電器持って行くの忘れた、現地に忘れてきた、壊れた、というトラブルとは無縁に! おかげで無事過ごせました。水泳もできるほどの防水ですし、旅行などにはいいなと思いました。

 それ以後ずっとSmartWatch 3を使い続けてましたが、ずっとひっかかっていたのがデザインです。とにかくバンドが分厚くて大きいのです。しかも真っ黒で、手首に巻くとかなりの存在感。まあ通知があるとブルっとするので、常に存在は感じているわけですが、普通の腕時計のように自然なつけ心地とはいきません。となれば、バンドを交換したくなります。

 最近、活動量計でWithings Activiteのシルバーを愛用してるんですが、このシルバーの本革バンドがとても自然でいいんです。こんな感じにしたいんです。でも同じラバー素材の色違いしか見つけることができません。サードパーティさんからいろいろ出るかとずっと期待してたんですが……。

見た目は完全に時計なのに、睡眠の自動測定も可能な活動量計Withings Activite(ウィジングズ アクティビテ)
Withings Activiteには、スポーツ用の交換バンドも同梱されている
SmartWatch 3用に白い交換バンドを買ってみましたが、しっくり来ず

 気分くらいは変わるかなと思って、色違いの真っ白なバンドを買ってみました。春でしたし、明るめに! って、何か買って自分の欲求を抑えたかったのかもしれませんが(苦笑)。しかし、もともと大きい上に膨張色だったせいか、逆に主張が強くなってしまったように思えて、自分には合わないと判断。黒に戻してしばらくすると、「日本未発売」の本革バンド仕様のSmartWatch 3が当たるというキャンペーン情報を目撃! えーっ! ワタクシの中で何かがはじけました(笑)。

ついにASUS ZenWatchに到達

 まあ仕方がありません。この世界、新ユーザーが優遇されるのが常。そこで思い出したのがZenWatch。昨年のIFAでお披露目されたとき、ちょっと素敵だなと思ったZenWatch。中がAndroid Wearなので、その外観とのミスマッチがもったいないと思ったZenWatch。「うん、あれ本革で女性もつけやすそうなデザインだったよね」というわけで、ぐるっと回ってたどり着いてしまったのでした(いいなと思いつつも、当時すでにGear Liveを持っていたので、購入する予定はなかったのです)。

 早速使っていますが、IFAのとき感じた魅力は確かでした。つけ心地もよく、この上ない安心感を得ています。大ぶりではありますが、フォルムが優しいので女性もつけられるデバイスだと思います。女性が女性に見せられるデザインって大事です。バンドを自分で交換できるところもいいですね。市販のバンドが使えるようなので、気が楽です。

 実はWithings Activiteも国内で再会してからホレ直したデバイスですが、ZenWatchも戻ってきてから再注目となりました。随分遠回りしましたが、やっと自分の求めているものの方向性が見えてきたようです(苦笑)。

ZenWatch(左)とWithings Activite(右)を並べてみました。こういうデザインは落ち着きます
本革バンドの違いもチェック。ZenWatch(左)とWithings Activite(右)

 気になるとすれば、ウォッチフェイスに白がないこと。液晶の周りが黒いのでフェイスだけ白というのもおかしいでしょうし、バッテリーを考えたら難しいのかもしれません。でも、明るい装いのときは白がいいなと思うのですが、いかがでしょうか。