みんなのケータイ

 ウィルコムの「DIGNO DUAL 2 WX10K」を購入した。実は、ウィルコムのケータイを買うのは久しぶり。2006年にフルキーボード付きのスマートフォン「W-ZERO 3[es] WS007SH」を購入して以来、7年ぶりの機種変更だった。W-ZERO 3[es]は、主に外出先でPCメールをチェックするために活用していたのだが、2008年にiPhone 3Gが発売されてからは、持ち歩くことが少なくなり、最近は電源をオンにすることもなかった。とは言え、これといって機種変更したいモデルにも出会えず、ほとんど使っていないのに解約することなく回線を維持していた次第。要するに、非常にもったいないことをしていたわけだ。

DIGNO DUAL 2 WX10Kの購入と同時に、「もう1台無料キャンペーン」で、だれとでも定額パスもゲット!

 今回、満を持しての機種変更を決めたのは、DIGNO DUAL 2がものすごく欲しかったというわけではなく、同時にリリースされた「だれとでも定額パス WX01TJ」に強く物欲をくすぐられたからだ。だれとでも定額パスは、他キャリアのAndroidスマートフォンに専用アプリをインストールし、Bluetooth接続によりPHS回線での音声通話を実現するというユニークな端末。筆者はメインで使っているauのスマートフォンで毎月3000円程度は通話するので、だれとでも定額パスを使い、月額980円で1通話10分以内の国内通話が500回まで無料でできる「だれとでも定額」に加入すれば、スマホの通話料をかなり節約できるなぁ……と考えた次第だ。

 ウィルコムは同時に複数台を購入すると、2~3台目の基本使用料が無料になる「もう1台無料キャンペーン」なるものを終了時期未定で実施している。4GとPHSのデュアルモード端末であるDIGNO DUAL 2も使ってみたかったし、どうせなら、大幅な節約をめざしてみようと思い立ち、1台目(主回線)としてDIGNO DUAL 2を購入し、2台目(副回線)としてだれとでも定額パスを購入した(だれとでも定額パスを主回線とする場合は「もう1台無料キャンペーン」は適用されない)。今のところ、2台とも自分で使っているが、いずれは、自身は他社スマホ+だれとでも定額パスを使い、DIGNO DUAL 2は“安く電話をかけられるスマホ”として、職場のスタッフで兼用しようと考えている。

 ちなみに、DIGNO DUAL 2の端末代は7万1280円(頭金0円+分割支払金2970円×24カ月)で、毎月2280円×24カ月のダブルバリュー割引が適用されるので、実質負担金は1万6560円だった。だれとでも定額パスの端末代は2万8770円(頭金5250円+分割支払金980円×24カ月)で、ダブルバリュー割引は毎月980円×24カ月なので、実質負担金は5250円だった。2台合計で2万1810円。なお、筆者は加入しなかったが、販売店で勧められるオプションサービスに加入すると、さらに値引きされるという案内を受けた。

 毎月の利用料金は、DIGNO DUAL 2が「ウィルコムプランLite」という新しいプランに加入したため、基本使用料980円+WEB接続料315円+パケット定額料1980円(7カ月目以降は2980円)=月額3275円(7カ月目以降は4275円)。「もう1台無料キャンペーン」適用のために「だれとでも定額」にも加入する必要があるので、合わせて月額4255円(7カ月目以降は5255円)。だれとでも定額パスは、月額490円のパス専用プランの基本使用料が免除されるので、最低必要となる料金は、なんと0円。筆者は月額980円の「だれとでも定額」に加入しているが、これに加入しない場合は、30秒あたり21円の通話料が加算される仕組み。

 もし、これからDIGNO DUAL 2の購入を考えているのなら、だれとでも定額パスの同時購入を検討することをおすすめしたい。ウィルコム同士の通話は24時間無料なので、よく電話をかける相手に、だれとでも定額パス使わせれば、追加料金不要で、その相手と無料で電話ができることになるからだ。

 DIGNO DUAL 2、だれとでもパスともに、まだ使い始めて2週間ほどだが、「だれとでも定額」は、本当に得だと実感している。1通話10分までという制約はあるが、今のところ10分を超える通話はなく、ほとんどの通話は3分以内、ちょっと長く話したなぁと思っても5~6分程度で済んでいる。超過の通話料が発生する心配はほとんどなさそうだ。「ウィルコムプランLite」は高速通信(下り最大76Mbps)を利用できるのは月に1GBまでという制約があるが、大容量データのやり取りをWi-Fi接続時に行うように心がければ、まぁなんとかなるかもという印象を受けている。

 DIGNO DUAL 2のスマホとしての使い勝手については、もう少し使い込んでから報告させていただこうと思う。