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フリック入力がイケることに気がついた
2009年2月17日 11:00(白根雅彦)![](/img/authorinfo/000/771/shirane.png)
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iPhoneにはハードウェアのキーボードがない。その代わりに、画面上に表示されるソフトウェアキーボードで文字を入力する。日本語用には、QWERTY配列とテンキータイプの2種類のソフトウェアキーボードが用意されている。
テンキータイプのキーボードでは、普通のケータイのようにテンキーを連打していくほか、テンキーの上で指を滑らせる、いわゆる「フリック」でも入力ができる。
![](https://asset.watch.impress.co.jp/img/ktw/docs/327/433/1_s.jpg)
慣れないとまったく意味のわからない入力方式だが、自称「変なUI好き」のわたしとしては、手を出さないわけにはいかない。そんなわけで、1週間ほど、寝しなに根暗な独り言を書き綴りつつ、フリック入力を練習してみた。
そして、119文字の例文入力で入力の速さを比較してみた。純粋にかなの入力効率を見るため、いずれも1回は試し入力をし、単語を学習させているが、いずれも予測変換による文字入力数の省略は行なっていない。
- パソコン(両手・卓上):33秒
- Nokia E61(両手):68秒
- iPhoneの横画面フルキーボード(両手):98秒
- iPhoneの縦画面フルキーボード(両手):102秒
- N905iμのT9入力(片手):105秒
- iPhoneのフリック入力(片手):114秒
- N905iμの通常入力(片手):199秒
わたしにとっての最速はパソコンだ。これはまぁ、四六時中キーボードを叩く職業なので、当然ではある。逆に普通のケータイの入力方式が遅いのは、ケータイをメシのタネにしている人間としては恥ずかしい限りだが、ここは敢えてスルーして欲しい。
![](https://asset.watch.impress.co.jp/img/ktw/docs/327/433/2_s.jpg)
意外だったのは、iPhoneで両手を使うフルキーボードと片手でのフリック入力があまり変わらなかったことだ。これならば、フリック入力だけでも良さそうなものですらある。そしてさらに、フリック入力は慣れればまだまだ速くなりそうな感触もある。
フリック入力は、正直言ってちょっと変わった方式だと思う。万人にお勧めできるものではないかも知れないが、「iPhoneは、歩きながらとか片手で文字入力しにくいっ」と感じている人は、食わず嫌いをせずに試してみることをオススメしたい。