みんなのケータイ
運動不足解消のためにポケモントレーナー稼業を継続中
2017年2月24日 06:00
Pokémon GOはリリースから半年ほどが経過した。筆者は図鑑コンプリートを目指すとかジム戦をやりまくるとかはしていないが、ゆるりとプレイし続けている。
いや、はたして「ゆるり」だろうか。
まず昨年末に1万4500ポケコイン=1万1800円を課金した。このポケコインは、一部をアイテムとポケモンの保有枠増加に使いつつ、残りでゲーム内アイテムの「ふかそうち」を買い続けている。「ふかそうち」は「たまご」をセットして歩くと、歩行距離に応じてポケモンが孵化するというゲーム内アイテムだ。
Pokémon GO Plusも購入した。Apple Watchでも歩数は稼げるが、ボタン一押しで簡易捕獲やアイテム収集ができるのはやはり便利で、Pokémon GOで歩き回るには必須とも言えるデバイスだ。
究極の課金アイテムとも言えるウォーキングシューズも購入した。いろいろな靴屋を巡って何足も履き比べ、自分の足型に合ったものを慎重に選んでいる。ウォーキングソックスも何足かまとめ買いした。これらはPokémon GOだけでなく、歩行時間の長い展示会取材時にも重宝している。
ここまで資金と手間を投じたのは、「歩きたい」からだ。筆者は自宅で仕事をしていることもあり、取材や打ち合わせがないときは、ほぼ引きこもり状態になる。アラフォーの筆者にとって、運動不足は生活習慣病の原因であり、命に関わる問題だ。
スポーツジムにでも通えば良いのだが、たいてい行くのが面倒になって、2週に1回とかになってしまう。いや、3週に1回とかになってしまった。それは経験済みだ。スポーツジムに月1万円強を払っても、モチベーションがないと続かない。筆者の場合は肥満ではないので(むしろガリである)、結果にコミットするスポーツジムにも向いていない。
そこで、「運動すること」が筆者の好きなゲームという体裁を取ればどうだろうか、と思ったのだ。Pokémon GOで「ふかそうち」を使いまくり、Pokémon GO Plusでアイテム収集もできるようにして、「歩く」ことへのモチベーションを高めようというわけである。ふかそうちに課金が必要なものの、月1万円強のスポーツジム以上にコストがかかることもないだろう。
果たしてイエネコ類に匹敵するぐーたら生活を送っている筆者も、よく歩くようになった。相変わらず家から出ない日はまったく歩いていないが、しかし家から出る日は増えたし、家から出ればちょっと余分に歩くようなことも多く、1駅や2駅なら電車に乗らずに歩くようになった。
この2カ月弱で約1万2000ポケコインを消費した。ポケコインはアイテムやポケモンの保有枠増加にも使っているので、1カ月でのふかそうちコストは5000ポケコインくらいだろうか。iPhoneの「ヘルスケア」によると歩行距離は351.26kmほど。Pokémon GOを起動しなかったことも多いが、あまり歩いていない日も1日5kmくらい、よく歩いている日は10kmを超えている。
1万4500ポケコインは1万1800円だが、iTunesカードを家電量販店などがたまにやっている1割引セール時に買いだめしておけば、1万728円くらいになるので、1ポケコイン0.74円に換算できる。1カ月5000ポケコインなら3700円くらいなので、まぁムリのない範囲のコストと言えるだろう。
また、遠出の楽しみも生まれた。1月頭のラスベガスでのCES取材では、北米限定ポケモンの「ケンタロス」を入手できた。2月末のバルセロナでのMWC取材では、欧州限定ポケモンの「バリヤード」をなんとしてでも入手したいと考えている。
つい先日、Pokémon GOは大きくアップデートがかかり、新ポケモンが大量に追加された。シーズナルイベントもやっているし、地域による生息ポケモンの違いなどもあって、定期的に新しい発見がある。単調なゲームではあるが、飽きずに続けられそうな新要素が定期的にやってくる。いつか飽きる日がやって来るかも知れないが、もうしばらくはPokémon GOでのウォーキングライフを楽しみたい。iTunesカードも割引セール時に買いだめしたので、じゅんびはばんぜんだ!