みんなのケータイ

スマホを紛失したらIIJからメールが届いた

 それは今年のボージョレ・ヌーボーが解禁となった11月17日のこと。新橋で楽しくヌーボーを楽しんでいたら、ポケットにあったはずのスマートフォンが無いことに気がつき、楽しい宴が一変して悲しい事態に。自分がたどった道やお店をくまなく探したのですが、結局その日はスマートフォンを見つけることができませんでした。

 とはいえ、スマートフォンは紛失してもかなりの確率で戻ってきます。セキュリティ会社のLookoutが国内で行なった調査によると、スマートフォンを紛失した人の11%は端末が戻ってこなかったとのことで、逆算すれば89%もの人が、スマートフォンを紛失しても手元に戻ってくる、ということになります。

 スマートフォンが手元に戻ってくる理由の1つは、SIMカードの情報を調べれば契約者の情報がわかるから。筆者はこれまで何度かスマートフォンを紛失していますが、運のいいことにスマートフォンを警察届けてくれる心優しい方のおかげで、今まで端末が戻ってこなかったことはありません。

 今回も無くしてしまったショックの一方、「誰かが拾ってくれないだろうか……」と心の片隅で祈っていたところ、紛失したスマートフォンのSIMとして利用していたIIJからこんなメールが届きました。

IIJから届いたメール

 契約しているキャリアや警察から電話をいただくことはあっても、メールで届くのは今回が初めての経験。けれど、いつ出られるかわからず、口頭でのやり取りになってしまう電話よりも、メールで確実に番号がわかるこの方式はとても正確かつ便利。そしてIIJは紛失対策までシステム化しているのだな、とちょっと感動を覚えました。

 とはいえ、こうやって手元に戻ってくるのは、そもそも落ちていたスマートフォンを届けてくれた方がいるおかげに他なりません。11月17日の夜、新橋付近で白いarrows NX F-02Hを届けてくれた心優しい20代男性にこの場を借りて御礼申し上げます。そして大事なスマートフォンは落とさないよう、飲み会の席では鞄に入れるなどしっかり管理しておきましょう……。

 なお、余談ですが、これまでスマートフォンは回収率100%な一方で、モバイルルーター「MR04LN」は紛失したまま手元に戻ってきておりません。同じSIMが入っている製品ではありますが、ルーターはスマートフォンと違ってSIMが入っていることがわかりにくいのか、本体にパスワードをかけていなかったのでそのまま使われているのか、そもそも紛失して戻ってこない11%の確率に当たっただけなのかは未だ謎のままです。