みんなのケータイ
移動移動移動! アンインストール! ストレージ容量を空けろ!
【Qua phone PX】
2016年11月10日 06:00
Pokémon GOにモンスト、モンハン、ガンダムエリアウォーズをインストール、Kindleでは電子コミックのシリーズものを大量にダウンロードしようとすると……どうなりますか? ダメ人間になる……ではなく(なるけど)、Qua phone PXのストレージ容量がいっぱいになります。購入当初は「安くても全然イケるやん!」とエセ関西弁でこのスマホの良さをアピールしていた私も、購入後3カ月も経つとさすがに不満がいろいろ出てきます。
とくにストレージ容量の少なさには頭を抱えます。この手のお手頃価格のスマホ、初心者向けとされるスマホ全てに共通する悩みではありますが……。
公式スペックではQua phone PXの内蔵メモリ(ROM)容量は16GB。今や32GBは当たり前ですし、最新のiPhoneに至っては16GBをラインナップから外し256GBなんてモデルも出ている。16GBはいかにも少ない。
さらに本誌の読者なら当然もう分かりきっている事実ですが、この16GBがまるっと空いているわけではなく、その多くがOSやプリインアプリで占められている。
さらにさらにスマホを使っていると必須のアプリというものがありますから、そういうアプリをインストールしていくと、アプリをさほど使わない筆者ですら標準状態で13GBは使用中。
残り3GBでゲームを遊べ、漫画読め、と。これは難しい(そもそも遊ぶな、読むな、というのはもっと難しい)。とくにゲームはアプリ自体はさほどの容量で無くとも、その後ゲームのデータをインストールしますから、この容量がデカイ。
以前のスマホならmicroSDカードを挿して、そちらにアプリを移す、という方法がありました。しかしQua phone PXにはそんな設定はありません。アプリは全部本体ストレージへ。辛い。
そこで多くのユーザー同様、筆者も空き容量を確保するため、こまごまと策を弄するわけです。簡単なのは画像や動画ファイルの移動。これらに本体ストレージの容量を食わせるのはいかにも素人(ずっとやってたけど)、microSDへ移動しましょう。
しかし、これでは音楽ファイルを移動できません。こちらはプリインストールアプリの(他のファイラーでもいいけど)「ファイルマネージャー」を使い移動するのです。もちろんついでに移動できるファイルは全て動かすのが剛の者。「内部ストレージ」に表示されるフォルダ全部にチェックを入れてmicroSDへ移動です。「大丈夫かこれ、不具合起きねえか?」などと恐れては空き容量は手に入りません(本当に危ないのにはチェック入りませんが)。
次に本丸「設定」へ。「アプリ」メニューでいよいよ不要なアプリをアンインストールです。冒頭のゲームアプリもまずは削除し、プリインストールアプリであっても、メーカー、キャリアの大切なアプリであっても容赦なく抹消!
「ウイルスバスター……(さすがに逡巡し)さらば」「うたパス、さよなら」「おサイフケータイ、ごめん!」以下、ゲームギフト、どこから電話、ナビウォーク、ニュースパス、ビデオパス、天気、天気のテーマ、電卓、Instagram、Messenger、Play!Photo、Qメモ+、QRコードスキャナーをことごとくアンインストール。それ削除すんのか?! というのもあるけど。
もっとも本当にアンインストールしてはいけないアプリやシステムはアンインストールメニュー自体表示されないので、そこは安心。それに削除したアプリも再インストールできるみたいですし。
これで、必要最低限なアプリのみを残した状態に。さて、これらで得られたストレージの空き容量は? なんとたったの1.3GBほど。普段の空き3GBと合わせても、合計空き容量は約4.3GB。ここまで削っても本体ストレージの使用量は11.71GBもあるのです。この徒労感たるや……。
しかし、再び冒頭のゲームアプリをインストールし、Kindleにコミック15巻分をインストールすると使用量15.26GB。おお、まだなんとか余裕がある! よし、じゃあグラブルも入れよう! と思ったらゲームデータが1.27GBもありました。死亡……。