防水とFeliCaの便利さをあらためてお伝えしたい

　「iPhoneが防水とFeliCaに対応した！」という話題が、こんなに注目されるとは正直思っていなかった。しかし、よくよく考えれば、ICカードを収納できることをうたうiPhone用ケースはかなり前からあったし、iPhoneをお風呂で使うためのノウハウもよく話題になっていた。そうか、みんなどちらも欲しかったんですな。

　そうなんです、どちらも便利なんですよ、と「arrows M03」をこの夏のパートナーに選び、おサイフケータイを10年使い続けてきたAndroidユーザーな筆者としては、あらためて声を大にしてお伝えしたい。

　携帯電話に防水機能が搭載され始めたころ、開発時の背景として「トイレで水没させた」というエピソードをよく耳にした。またキッチンなど水周りで作業していても、すぐ携帯電話を手に取れるのは防水のメリットとうたわれることも多い。それらの場面はもちろん便利なところだが、筆者自身の日常では、お風呂で役立つ場面が多い。電子書籍を読んだり音楽を聴いたり、子供と一緒に入るときにはちょっとした動画を観たりといった具合だ。

　最近は秋雨前線、台風と雨が続くが、この時期に限らず、1年を通じて天候の急変はよくあること。初めて訪れる目的地をスマホの地図で探す、なんて場面ばかりだけではなく、急な雨でもカバンにしまうまで多少濡れても気にならない、という面での安心感は何物にも代えがたい。ちなみに「arrows M03」は、防水防塵に加えてMILスペック準拠の耐衝撃性能までサポート。もし端末や手が濡れて、ちょっと滑って落下させても多少の傷はつくだろうが大丈夫、というわけ。

　そしてもう1つのFeliCa機能で、最もよく利用するのは決済（iD）や乗車券（Suica）だ。コンビニでは、かざすだけで支払う場面がほとんどで、カバンの中から財布を探し出す手間がないのは本当に楽チン。年に数回、財布を忘れて出社なんてこともやらかしてしまうのだが、スマートフォンは必ず手元にあって忘れたことがない。利用できる店舗は限られてしまうものの、おサイフケータイのおかげでランチや買い物ができる。ほんとこれで、何度、救われたことか……。

　iPhone 7/7 Plusでの各種サービスの使い勝手については、これから詳細が判明していくことになるだろうが、ほぼ同じような使い勝手、あるいはもっと便利な機能があると期待したくなる。とはいえ、個人的には、耐衝撃までサポートし、各種サービスの使い方に慣れた「arrows M03」はしばらく手放せそうにない。