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「Myジャンプ」で作る「全部が読みたい作品の雑誌」の不思議な感覚

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Myジャンプ

 週刊少年ジャンプの電子版「少年ジャンプ+」に続き、集英社が開始したコミック雑誌サービス「Myジャンプ」(関連記事)。毎日ジャンプ+を開いて更新を楽しみにするほどジャンプ+漬けになっている筆者にとっては興味津々のサービスであり、さっそく試してみました。

 「自分だけのジャンプが作れる」という説明ではいまいちピンとこなかったのですが、要は「ジャンプの連載作品から10作品または20作品を選んで毎週更新で読むことができる」というコミックアプリ。連載作品は新旧を問わず、すでに連載が終了した作品から、現在まさにジャンプ誌面で連載中の作品まで幅広いラインアップ、ですが、すべてのジャンプ連載作品が用意されているわけではないのでご注意を。

好きな作品を10作品または20作品の単位で選べる

 インターフェイスは若干わかりにくいですが、自分だけの「Myジャンプ」を作るには画面下部の「MJ編集部」からチュートリアルを体験する必要があります。初回は強制的に選ばれた作品のみですが、2回目以降は自分の好きな作品だけを選び、まさに「自分だけのジャンプ」を作ることができます。

 Myジャンプは10冊または20冊から作成でき、料金は10作品が月額480円、20作品が月額840円。作品は本誌のように毎週1話ずつ更新され、新しい「Myジャンプ」として読むことができ、1カ月が週4回とすると1冊あたりの料金は10作品が120円、20作品が210円ということになります。

作ったジャンプは本誌のように毎週更新される

 ラインアップが過去の作品ということもあって、Myジャンプで選ぶのは自然と「過去に好きだった作品」ばかりになってしまったのですが、これが意外にも不思議な感覚。コミック雑誌だと好きな作品はばらばらで、ページをめくりながら多少飛ばしてしまう作品もあったのですが、Myジャンプは全部が全部自分で選んでいるので読み飛ばす作品が1つもありません。「あれ、次も読める」「次も楽しみな作品!」と、ページをめくってもめくっても読みたい作品ばかりというのはジャンプ黄金期ですらなかった体験でした。

 収録作品の入れ替えが難しい、1話の終わりが明示されないのでページをめくるとすぐ次の作品に切り替わって違和感があるなど使い方が難しい部分も多いアプリですが、「全部が全部お気に入り作品の雑誌」というのはなかなか斬新な体験。価格も10作品ならお手軽に読めるので、毎週の更新を楽しみにしたいと思います。