スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」
オリンパスの一眼は良い
2017年10月4日 06:00
結局「OM-D E-M1 Mark II」×2台運用
今年の前半に筆者的な「デジカメ購入祭り」があった感じでした。オリンパスのハイエンドミラーレス「OM-D E-M1 Mark II」(関連記事)から始まり、キヤノンの約5060万画素一眼レフ「EOS 5Ds R」(関連記事)も買い、さらにパナソニックの4K/60p動画も撮れちゃうミラーレス「LUMIX DC-GH5」(関連記事)まで購入。ホラーショーな高性能カメラ3連発でウォレットがライト! ライティ・ライト? 的な。
どれも非常に優れたカメラ。使い方としては、オリンパス「OM-D E-M1 Mark II」は常用で汎用。マイクロフォーサーズ規格のボディで、所有するマイクロフォーサーズレンズ(主にオリンパスのM.ZUIKOレンズ)も多いので、も~の凄く多用。
キヤノン「EOS 5Ds R」は商品撮影に多用中で、たまに外に出掛けて超高解像度撮影を堪能。このカメラで商品撮影をすると、被写体の細部が物凄くよく写り、それはリサイズ(縮小)してもよくわかります。使うほどにそのポテンシャルの高さが理解できるように感じます。
パナソニック「LUMIX DC-GH5」は映像機器として多機能なところが楽しい。4K/60p動画が撮れるのは大きな特徴ですが、使っていて「お!」と驚けるのは「6K PHOTO」機能。実質秒間30コマ連写の機能ですが、動画を撮影してそのコマから静止画を切り出すというもので、決定的瞬間をラクにゲット可能♪ 従来の「4K PHOTO」機能と比べると、切り出せる静止画の画素数も上がっています。「6K PHOTO」機能では5184×3888ピクセル(4:3設定時)や5184×3456ピクセル(3:2設定時)で切り出し可能。「6K PHOTO」、高画素でありかつ解像感も高いので、紙媒体掲載用写真として使えるレベルだと思います。
でまあ、キヤノン「EOS 5Ds R」を主に商品撮影用とちょっと風景撮影、パナソニック「LUMIX DC-GH5」を特殊撮影用や動画用として使っていて、結局はオリンパス「OM-D E-M1 Mark II」を幅広く多用。「OM-D E-M1 Mark II」はとても使いやすく実用的なので、さらにボディを1台追加し、2台で運用中です。
同じマイクロフォーサーズ規格なんだし、オリンパスとパナソニックで運用すれば? てな感じもします。以前はそうしていたんですが、やっぱりユーザーインターフェースが異なると、撮影中にまごつくんです。
ボディ1台でレンズ交換すれば? という感じもするわけですが、レンズ交換って面倒だったり撮影のテンポが狂ったりしがち。率直なところ、ボディが3~4台くらいあってもいいと思います。ですが、まあそこまですると重くなってフットワークが鈍っちゃいますしネ、って言う以前に資金が……。
ともあれ、オリンパス「OM-D E-M1 Mark II」は多用するし、レンズもアレコレ使い分けるので、2台のボディを頻繁に運用しているんでした。気に入ったカメラの2台持ち、効率アップ&フラストレーション減でイイですよ♪
オリンパスってブレないですネ
レンズ交換式デジカメは、オリンパス「OM-D E-M1」から、「OM-D」系をかなり集中的に常用するようになりました。それ以前もレンズ交換式デジカメを使っていましたが、アレを使ったりコレを使ってみたりと、ちょくちょく使うカメラを替えていた感じ。ですが現在は前述のとおり「OM-D E-M1 Mark II」を多用中。
で、そうしていて思ったのが「オリンパスはブレないなあ」ということです。「OM-D E-M1 Mark II」には凄い手ブレ補正機構が搭載されているので、シャッター速度1秒の手持ち撮影でもブレなかったりして、まあそういう意味でも「オリンパスはブレない」んですが、それとは別に「ものづくりの姿勢としてブレがない」と感じます。
たとえば単純なトコロで、小型軽量に注力しているところ。オリンパスのカメラに共通する特徴で、しかも、むか~しから、なんです。手持ちカメラとしては、OM-2とかOM-4あたりのオリンパス製フィルム一眼レフも、当時としては驚きの小ささ軽さでした。ボディもレンズもシステム全体が小型軽量。
多用中の「OM-D E-M1 Mark II」も、小さく軽いことが愛用する理由のひとつです。まあ、小ささ軽さというコトで言えば、つい先日発売された「OM-D E-M10 Mark III」(公式ページ)のほうが小型軽量ですけどネ。なお、ボディ質量は「OM-D E-M1 Mark II」が約498gで、「OM-D E-M10 Mark III」が約362gです。
あと「OM」って名前を現在も使い続けているのがイイですね。ブレてなくて。さらに、メーカーロゴを変えたりもしていない。安直な新規CI計画を行わないあたりも企業としてステキ。
ていうか、なんか、「OM-4」と「OM-D E-M1 Mark II」って凄く似てますね~。デザインの方向性も継承している感じ。40年も変わっていない? 変えていない? ともあれ、2機種を並べてみましょう。
やっぱイイなあオリンパスの一眼。「OM-D E-M10 Mark III」も買おっかな? いや~でも買うなら「OLYMPUS PEN-F」(公式ページ)かな~アレもカッコイイしな~。とか思いましたが、とりあえずそーゆー衝動買いは抑える方向で。
もしかして、オリンパスって「沼」なの?
使っているときは「やっぱりイイなコレ~」くらいな感じの「OM-D E-M1 Mark II」および「M.ZUIKO PRO」シリーズレンズですが、何と言うか、こう、あるとき、利便性とはまた違う、存在に対する愛着を感じたりも。単なる好みではあるんですが、「OM-D E-M1 Mark II」も「M.ZUIKO PRO」シリーズレンズも、独特のつくりの良さ緻密さがあって、単純明快にカッコイイ! と感じるんです。
機材を見ていて「やっべ、これ超カッケェ! パネぇカッコよさじゃね?」みたいに、精神年齢が20~30年分若くなるっていうか冷静さが消失するっていうかバカ化するっていうか、そんなふうに興奮優先で感じたり。つくりの良い製品には感じがちなコトですが、そういう興奮はわりとすぐに醒めがち。でも、なーんか「OM-D E-M1 Mark II」とかだと、そんな気分が長く続くんです。レンズの「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」なんかは4年前に買ったものですが、今見てもまだ「やべぇマジかっこイイ!」とか思っちゃいます。
そんな感じで「OM-D E-M1 Mark II」や「M.ZUIKO PRO」シリーズレンズを眺めています。で、眺めた後、いつもチェックしちゃうのが前述の「OLYMPUS PEN-F」や「M.ZUIKO PREMIUM」シリーズレンズ。
これらは実際に何度か店頭でも触れているんですが、「OLYMPUS PEN-F」は軽量だけど重厚感と精密感があってカッコイイ。「M.ZUIKO PREMIUM」シリーズレンズは単焦点レンズ群なんですが、これも緻密なデザインでカッコイイ。ボディもレンズもブラックで揃えたりするとカッコ良くて酒が進んじゃって翌日は頭痛必至な気がします。
でもこれら製品、カメラもレンズもちょっと高級なお値段。躊躇しております。躊躇しながら「買ったらやっぱりレンズをぜひコンプリートしてゆきたい!」とか思いつつ、さらに実勢価格の合計額を出したりすると思った以上にヤバい額なので、とりあえず購入を抑えられている現在なんでした。
しかしナンかのキッカケで「OLYMPUS PEN-F」や「M.ZUIKO PREMIUM」シリーズレンズにイッちゃったりすると……んんん~。カメラ周辺ってイロイロな「沼」がありますけど、筆者にとってはオリンパスのマイクロフォーザース系機材も、ひとつの「沼」なのかもしれません。