スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」

オリンパス「OM-D E-M1 Mark II」すげー!

辛抱たまらず買った「OM-D E-M1 Mark II」

 去年、2016年の12月22日に発売されたオリンパスのデジカメ「OM-D E-M1 Mark II」(公式ページ)。レンズ交換式(マイクロフォーサーズ規格)のミラーレス機で、オリンパスのデジカメのなかでは最高性能機種です。ワタクシの場合、その前の機種となる「OM-D E-M1」を2台使っていて、非常に役立っているので、じゃあ新機種買おうかナ! と思ったんですけど、ボディのみで20万円くらいしちゃうカメラなので、ちょっと躊躇。そうしていたら予約殺到らしくて注文しても即納は無理な雰囲気となっちゃいました。

 結局、去年は購入せず、そのかわりオリンパスの胃カメラを飲んだりしていました。いや~オリンパスの胃カメラ飲みやすいっすわ~スルスルっとネ♪ 画像も鮮明~とかヤッてたら2017年の2月となり、「CP+2017」(カメラなどの展示会)が開催されたので行ってみたら、入口にオリンパスのブースがあったので寄ってみたら目の前に「OM-D E-M1 Mark II」が。

 説明を受けつつイジってみたら、あらコレ最高! 持ちやすいし操作しやすいしカッコイイし、アレコレ色々と超高性能! 欲しい……激欲しいッ!! うわっ久々の激ヤバ汗! というコトで、帰宅して速攻で買っちゃいました。

今年の2月に購入したオリンパスの「OM-D E-M1 Mark II」。一緒に話題のレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」(公式ページ)も買いました。

 写真のように、ボディと新型便利レンズを購入。便利レンズは35mm換算で24~200mmのズームレンズなんですが、コンパクトでズーム域が広くて高画質。コレ1本でだいたいコナセちゃって、このレンズが売れるとオリンパス的にほかのレンズが売れなくなって困ったりするんじゃないのかナ~? とか老婆心が発動してしまうほどナイスなレンズ♪

 いや~しかし「OM-D E-M1 Mark II」いいっすわ~撮りやすいっすわ~パシャパシャッとネ♪ また、改めて考えてみると、やっぱり小型軽量です。

 よく持ち歩くレンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」。これら2本は、35mm換算で24~80mm相当と80~300mm相当です。かなりの広角からけっこーな望遠までを即座に使い分けられる。

 でも、これらボディ1台+レンズ2本+およびレンズの三脚台座やバッテリー等々含んだ質量は約1836g。軽さは正義。あと2本くらいレンズを持っても、わりとアクティブに撮り歩けますネ♪

イロイロ凄い「OM-D E-M1 Mark II」

 この「OM-D E-M1 Mark II」、いろいろとスゴいです。既に話題沸騰してひと段落した感じですが、ワタクシ的に驚いたのはまずオートフォーカス(AF)。旧機種「OM-D E-M1」も速くて正確ではあったんですが、「OM-D E-M1 Mark II」はさらに高速で正確。小気味良く気持ち良くヒッジョーに実用的です。

 連写も速いですネ。メーカーは「AF/AE追従最高18コマ/秒、AF/AE固定最高60コマ/秒」と謳っていますが、メカシャッターを使ってシャシャシャシャシャっと秒間18コマ撮れるってのはユーザーが「あわわっ!」と焦っちゃうほど。

 あとボディ内手ブレ補正。すんごく効きます。手ブレ補正機構を内蔵していて、ボディ内手ブレ補正機構と連係するレンズだと、「なんだこれ?」ってほど効果を発揮。シャッター速度1秒とかでも手ブレしません。2秒くらいでもイケたりします。驚異的。

 この手ブレ補正は動画撮影でも効きます。あるいはソニーのビデオカメラにある空間光学手ブレ補正機構を圧倒するかも的な効き。「OM-D E-M1」では4K動画(ただし30pまで)と60pのヌルヌルなフルHD動画も撮れますので、ビデオカメラ的な観点からイジってみても手ブレ補正の効きの良さに驚けたりします。

 個人的には、階調や発色も良好化したと思います。とくにホワイトバランスがより正確っていうか偏りにくくなったような。ノイズも減って、暗部の滑らかさが増加したような。まだ十分な枚数を撮ってないんでハッキリ言えないんですけど、画質も向上した気がします。

 ちなみに、オリンパスにはコンパクトで高画質なレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」(公式ページ)があります。レンズ内手ブレ補正機構を搭載している、35mm換算600mmの超望遠レンズ。このレンズと「OM-D E-M1 Mark II」を組み合わせると「世界最強6段の補正性能を実現」するとか。

 6段の手ブレ補正性能というのは、「これまでシャッター速度1/1000秒なら手ブレしなかった撮影が、1/15までシャッター速度を落としても手ブレしない」ということです。と書いていて、え~っ? ホント!? などと思いましたので再確認したら、1/1000→1/500(1段)→1/250(2段)→1/125(3段)→1/60(4段)→1/30(5段)→1/15(6段)です、よね? うっそ~ホントに? って思ってしまいがちなスゴい数値です。

 さておき、上記の35mm換算600mmの超望遠レンズがあり、それを6段分手ブレ補正できちゃうというコトで、野鳥撮影愛好家の人に「OM-D E-M1 Mark II」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」の組合せが大人気なんですよ~って「CP+2017」のオリンパスブースの人が言ってました。

 まあ確かにそうだろうなあ、このスペックなら、と。ていうか「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」は発売直後に購入して持っているので、試してみました。どうせならというコトで、テレコンバーターの「M.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14」(公式ページ)と組み合わせて。

 これら「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」+「M.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14」の組合せだと、35mm換算840mmの超望遠です。840mmの超望遠で手ブレしない自信は全くありませんが、敢えて手持ちで撮ってみました。

 以下にその写真を載せてみます。左が画像全体を縮小したもので、中央と右がドットバイドットでのトリミングです。補正やレタッチは加えていません。

多摩動物公園のペリカンの近くに居がちな野良アオサギ。露出ちょっと明るめかも。840mm相当の手持ち撮影でも、しっかりと手ブレが補正されます。シャッター速度は1/400秒。
こちらはワシ。超望遠だとしっかり寄れますね~。手ブレもほとんど見られません。シャッター速度は1/100秒。
ニホンザル。やっぱり手ブレしてない~! 手持ちで840mm(しかも不慣れ)なのに、凄い手ブレ補正テクノロジーです。シャッター速度は1/250秒。
チンパンジー。表情豊かです。シャッター速度は1/400秒。なるほど、超望遠、この視野は楽しいですネ♪

 てな感じ。ドットバイドットだと、どうでしょう、若干コントラストが低いように見えますが、少し調整すれば締まった画像になるように思います。しかしまあ、840mm手持ちで手ブレしないで撮れちゃうって、「OM-D E-M1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」+「M.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14」の組合せ、マジでスゴい!

なるほど実用的、50Mハイレゾショット

 オリンパスOM-Dシリーズには「ハイレゾショット」という必殺技があったりします。これは「撮像素子を0.5ピクセル単位で動かしながら8回撮影し、その画像をもとにより高解像度の写真を生成する」という機能。ボディ内手ブレ補正機構を巧みに利用した新機軸の画像生成機能です。「OM-D E-M1 Mark II」には、5000万画素相当の高解像度写真を合成する「50Mハイレゾショット」機能が備わっています。

 ハイレゾショットについて以前はイマイチ興味がなかったんですが、「OM-D E-M1 Mark II」で試してみたらビックリ。カメラ上で画像を見ると「えっココまで写るもんなの?」という驚きがあります。次いでPCやタブレットなどより大きな画面で(元画像よりは縮小してではありますが)閲覧すると、何というか「被写体の実在感」が非常に強いという感じ。より生々しく、深みがあるという気がします。

 ちなみに、「OM-D E-M1 Mark II」の最大解像度は5184×3888ピクセルですが、50Mハイレゾショット撮影時は8160×6120ピクセルです。以下に、「OM-D E-M1 Mark II」で撮った50Mハイレゾショット画像を掲載してみます。なお、アスペクト比は3:2で撮っています。また、各画像はリサイズやトリミング以外の処理は行っていません。

「OM-D E-M1 Mark II」の通常モードで撮った写真。中央はドットバイドット、右は一部をトリミングしてリサイズした画像です。レンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」ですが、良好な画像が得られました。
こちらは「OM-D E-M1 Mark II」の50Mハイレゾショットで撮ったもの。中央はドットバイドット、右は一部をトリミングしてリサイズした画像。パッと見だとあまり変わらないように見えますが、「トリミングしてリサイズした画像」の細部をよく見ると、ハイレゾショットのほうがディテイルの再現性が高いように見えます。

 撮った写真をドットバイドットで見ると、「わーこんな細かいところまで撮れてる!」と喜べるんですが、それは相対的な印象です。視野にある風景がコレで、写真に撮ったのがコレ、そしてドットバイドットで精査できるのが「全体の風景のうちのこの細部」、ということを認識していないと、イマイチ衝撃はありません。撮ってる本人にとってはビックリなんですけど、結果の写真だけ見ると「ん~、凄いのかな?」という印象かも。

 この50Mハイレゾショット、トリミング時により高解像度を維持できるという点で、画像の素材性が高いというメリットがあるように思います。微妙な構図を重視しつつトリミングなども行うような作品づくりにも向く気がします。

50Mハイレゾショットで撮影。左が全体、中央がドットバイドット、右がトリミング結果。使用レンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」です。三脚を使っての撮影ですが、連写のうちのどれかにブレが生じているのか、ドットバイドットの画像が微妙に甘いような気がします。さておき、画像の一部分をトリミングしてもアラが目立たないのは、もとが50Mという非常に高い解像度だからだと思います。

 いいな~この50Mハイレゾショット機能! この軽くて持ち歩きやすい「OM-D E-M1 Mark II」が50メガピクセルカメラ♪ ぐひひ。

 とか思ったんですけど、現実はそこまで甘くないんでした。この50Mハイレゾショット機能は、前述のとおり「撮像素子を0.5ピクセル単位で動かしながら8回撮影」という連写機能です。ので、まず手ブレ厳禁で三脚必須ですし、動く被写体全般に向きません。動きが遅めの動物とかでもまず無理でしょう。

さきほどの鎖でつながれた木材ですが、動物園の象のエリアです。そこに象が入ってくると……動いている象をハイレゾショットで撮るとこんなふうにブレてしまいます。普通のブレではなく、複数枚の写真を合成したようなブレになってしまいます。
こちらは食事中のキリン。ハイレゾショットは8回の連写を合成して高画素化する機能ですが、キリンの耳あたりを見ると確かに8枚の画像から構成されていることがわかります。

 キリンのほーの写真とか、これはコレでおもしろげな表現手法とも思えますが、まあ実際は「止まった被写体なら使えるハイレゾショット」ということになるでしょう。でも動いていない被写体もたーくさんあるわけで、そういう被写体を多く撮る人にとってはヒッジョーに実用的な機能になるかもしれません。

 いや~しかしイイですね「OM-D E-M1 Mark II」。高性能で高機能ってのもイイんですが、やっぱりその完成度の高いシステムをコンパクト&ライトウェイトで持ち歩けるのがナイス。前述のとおり、「OM-D E-M1 Mark II」本体と「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」(24~80mm相当)と「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」(80~300mm相当)のセットなら実用質量で1.8kgくらい。気軽に持ち歩けるレベルです。

 これに「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」(600mm相当)が加わっても、わりと一日中歩き回って撮れる機材重量だと思います。オリンパスのカメラにずーっと昔からあったコンパクト指向っていうか「写真は足で撮る」的な指向が、現在、物凄く魅力的なカタチで再樹立されたって感じ♪ とてもイイです。もう一台「OM-D E-M1 Mark II」を買いたくなりました。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。