スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」

AXEの偏光サングラスが好き過ぎる!

偏光サングラスが好き

 そこそこアウトドアに出るのでサングラスをよく使います。太陽光の眩しさを低減。紫外線から目を保護。砂埃や小枝が目に入ったりするトラブルを防止。それから単にサングラスやメガネを掛けていると、花粉の時期に花粉症の症状が出にくいというのもありますネ。

 とりわけ好んで使うのは、偏光レンズが入ったサングラスです。水面などの反射を取り除くレンス。偏光レンズを使うと、水面のギラギラした反射が取り除かれるので、水中がよ~く見えます。魚の存在がわかるので釣りにはモッテコイ。また、路面や建造物の反射も抑えられて目が疲れにくくなったりも。あるいは、草木の表面の反射が抑えられ、空気中の乱反射も減るので、風景がより色鮮やかに見えて楽しい♪

 気に入って使っている偏光サングラスはティムコ(TIEMCO)の「サイトマスター(Sight Master)」(公式ページ)です。釣り具としての偏光サングラスって感じですが、フィット感が良好で偏光サングラスとしての性能も十二分。専ら釣りに使っています。

ティムコの「サイトマスター」。釣り用という方向性の偏光サングラスです。釣りの状況や時間帯によってカラーを使い分けています。3万円前後と少々高価。

 この偏光サングラス、ちょっと高いんですが、前述のように筆者にとって「フィット感が良好」というのが良いトコロ。というか、私事ではありますが、筆者の場合は顔も頭もデカいので、フィットするサングラスを見つけるのが一苦労。フィットすれば、しめたものです。

 クルマの運転とかトレッキングとか自転車走行とかでは、上の「サイトマスター」よりレンズが大きめの偏光サングラスを装着したいんですが、な~かなかフィットするものが見つかりません。

 細かいコトを言いますと、筆者の場合は頭も顔もデカいことに加え、鼻根(びこん;眉間の下で目と目の間の部分)が低いんです。あと、睫毛が長い。要するに、サングラスのノーズパッドが当たる部分が低いので、ノーズパッドを調節できないサングラスだとレンズのフチが頬に当たってズレやすいとか、サングラスが下にズレちゃうとか、フィットしないものが多い感じ。巧くフィットしたかも~と思っても、レンズに睫毛が当たって違和感があったり。

 そんなわけで、売り場に何十本も置いてあるサングラスを片っ端から試しても、フィットするものは僅か。さらにソレが偏光サングラスとなると、まあホントめったにフィットしないんです。というわけで、普段も上記の「サイトマスター」を使ったり、レンズが大きな偏光じゃないサングラスを使ってみたり。

左はOGK KABUTOの製品で、レンズを交換できるスポーツ用サングラス。一応フィットしますが、微妙に睫毛がレンズに当たり、さらに偏光レンズではありません。右はオークリー(Oakley)のスポーツ用サングラスで良好にフィットしますが、これも偏光レンズではありません。

 最近では上のようなサングラスでも偏光グラスモデルが出てきています。オークリーのサングラスはフィット感が良いので偏光グラスモデルを買おうかナ~とは思うんですが、やっぱり3万円くらいしちゃうので、どうしよっかな~、みたいな。そんな感じで、な~んかチグハグ感が残る筆者的サングラス環境でした。

あっコレはいい! 2年前からハマったAXE

 ところが2年前、登山用品店にて見つけた偏光サングラスが衝撃的でした(筆者にとって)。アックス(AXE)の「SG-240PE」シリーズ(公式ページ)です。

 いつものように「あ、大きめレンズのサングラスだ」と思ってソレを手に取ったら、「おっ偏光グラスだ」と。そして装着してみたら一発でフィット! 「あぁ~コレは嬉しい!」と思ってソレをよく見ると、なんとレンズ部分が「跳ね上げ式」でありかつノーズパッドは自在に曲げて調節できるタイプ。売り場での値段は1万円弱だったので、即、買いました!

アックスの「SG-240PE」シリーズ。筆者の顔に一発でフィットした類い希なるサングラス! でした。メーカー価格は税別1万3000円ですが、実売価格の幅が広く安価なショップでは6000円少々で買えちゃったりします。使ってみたらヒッジョーに良かったので、レンズのカラー違いで続々と買い足しちゃいました♪
ノーズパッドは表面がラバーのフレキシブルな素材で、自由な角度に曲げて固定可能。レンズ部は跳ね上げ式で、サングラスを外さなくても対象を直接見ることができます。レンズの端から端までは約15cmで、テンプル(つる)の内側の広い部分の幅は約14cm。テンプルは長めで柔軟性があります。

 基本的な使用感ですが、まずレンズ面が大きいので、目に太陽光などが直接入り込むことはほとんどありません。風が目に当たりにくいという点もイイ感じです。フレームは上の部分のみなので、遮られる視界も上の方だけとなり、視野が広くて快適です。

 掛けた感じは、あるいは超軽量級のサングラスと比べると微妙に重く感じるかもしれません。でもテンプルおよびノーズパッドのフィット感が良く、ずれ動きにくいので、アクティブに動くときに使っても大丈夫という感じです。

 それと、偏光サングラスということで、水面の反射や濡れた路面の反射、あるいは光沢面の反射などが抑えられ、非常にクリアな視界が得られます。水中の魚を見つつの釣りに十分使えるレベル。ほか、見え方も自然で、サングラスごしの像が歪むような感じもありません。

 つくりもまずまず良く、ヒンジなど可動部のガタもありません。前述のとおり実勢価格には開きがありますが、7000~8000円あたりで買えるショップが多いことを考えると、かなり割安感のある偏光サングラスだと感じられます。

 自分にはとてもよくフィットし、基本的な使用感も良好で、かなり手頃な値段で買えるなど複数の良さがある、この「SG-240PE」シリーズ。加えて、レンズ部が跳ね上げ式である使いやすさが秀逸。その利便からこのサングラスにハマり、2年前からずーっと使い続けているのでした。

跳ね上げ式ってチョー便利♪

 筆者にとって性能も掛け心地も良いアックス「SG-240PE」シリーズ。こればかり使うようになったのは「跳ね上げ式」のレンズだからです。跳ね上げ式レンズのサングラスはほかにもいくつかあって試しましたが、どれもフィット感がイマイチでした。ともあれ、跳ね上げ式がどういうときに便利か、思い浮かぶままに書いてみたいと思います。

アックス「SG-240PE」シリーズは、跳ね上げ式の偏光サングラス。片手の指でパッと跳ね上げれば、対象物をダイレクトに見ることができます。サングラス越しに見たくなったら、再度片手の指でパッと下げればOK。サングラスの掛け外しという煩雑さがなくて快適!

 最初に「SG-240PE」シリーズを使ったのは低山トレッキングのときです。林の中を歩き、開けた場所に出て、また林の中……みたいに明るさが変わる状況下、レンズを跳ね上げるだけでサングラスを外したのと同じ視界が得られるのは非常に便利です。

 また、トレッキングやウォーキングなどをしていて顔の汗を拭うとき、やはり跳ね上げ式レンズは実用的。パッと上げて目の周辺の汗を拭えるからです。

 それから、クルマを運転しているときも快適。たとえばトンネルに入ったらすぐに跳ね上げ。そうすると、目がトンネル内の暗さにすぐ慣れます。逆にトンネルから出る直前にレンズを下げると、眩光による危うさを抑えることもできます。

 それと、偏光サングラスを掛けていると、スマートフォンやデジカメやカーナビなどの液晶画面が暗くなって見えにくくなることがあります(画面タイプによる)。そんな場合でも「SG-240PE」シリーズならレンズを跳ね上げればOK。一般的な偏光サングラスの場合、顔を傾けるかサングラスを外すかする必要がありましたが、そんな面倒もナシです。

 デジカメや望遠鏡などを使うときもちょっと便利。レンズを跳ね上げれば、そのままデジカメなどに接眼して見ることができます。ただ、デジカメの場合は接眼部の上に出っぱり(ペンタプリズムなど)があるもの、双眼鏡や望遠鏡の場合は接眼レンズ周囲が太めのものだと、跳ね上げたレンズと干渉することがあります。

 あと、行動中に容易に目薬を差せて便利。それ以前に、即座に目を掻けたりも。普通はサングラスを外して目薬を差すなり目を擦るなりするわけですが、目薬の場合はキャップを開けて差すので両手を使います。サングラスを顔からいったん外して、サングラスをどこかに引っ掛けて……から、目薬に着手って感じ。ですが「SG-240PE」シリーズの場合、レンズを跳ね上げてイキナリ目薬に着手ですからスムーズです。

 てな感じで、けっこう多々ある「跳ね上げ式レンズ」の利便。一度使うと後戻りできない系の良さがありますので、興味のある方はゼヒ一度試してみてください。でもメガネ関連はフィット感が重要ですので、買う前に一度実物を装着し、掛け心地を確認してください。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。