スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」

シャワーキャップが想像以上にツカエル!

ホテルにあるアレ、想像以上に便利~♪

 シャワーキャップをけっこーよく使うワタクシ。入浴時にアタマにかぶるビニール帽子的なモノで、どちらかと言えば女性向けです。髪を濡らさないためにかぶるものですネ。ホテルのアメニティグッズとして見かけることが多いかも。

シャワーなどのときに頭にかぶって髪を濡らさないようにする「シャワーキャップ」。写真は使い捨てタイプで、個包のものはホテルのアメニティグッズとしてよく見かけます。

 このシャワーキャップ、ワタクシは本来の目的以外のことに利用中。じつは、ちょっとした用途にアレコレと汎用できて便利だったりします。アタマ以外を覆っても役立っちゃう、的な。たとえば撮影時、雨などからカメラを保護するのに使えます。

たとえば三脚にカメラを据えてシャッターチャンスを待っているとき、パラパラッと雨が降ってきても、とりあえずシャワーキャップを被せちゃえば機材撤収の必要ナシ! こんな感じでイロイロと応用できるシャワーキャップです。

 てな感じで活用できるシャワーキャップ。ほかにもイロイロと利用できるシャワーキャップなので、以降、活用例をアレコレと挙げてみたいと思います。

実際の活用例イロイロ

 シャワーキャップ活用法イロイロですが、まずはカメラに使った例をより詳しく。カメラ用雨具&汚れ防止にけっこー幅広く役立ってくれます。具体例を写真とともに見ていきましょう。

三脚に据えたカメラを覆えば、突然の雨でもカメラを防水できます。砂埃が多い撮影現場では、カメラやレンズへの砂侵入防止にもなります。カメラバッグに1~2個、シャワーキャップを忍ばせておくと、突然役立つかもしれません。
レンズフードの上にシャワーキャップを引っ掛けるようにすれば、そのまま撮影することもできます(焦点距離によってはケラレることもあるのでご注意)。各部の操作も可能ですので、つまり雨中での撮影もOK。ただしファインダー類はちょっと見づらくなります。接眼部に穴を開けちゃうのもアリですね。
透明度が高めのシャワーキャップなら、レンズ前面を覆ってしまっていても一応は撮影できたりします。レンズ前面を覆うビニール面をピンと張っていれば、下の写真のようにソフトフォーカス的なフィルター効果が悪くない感じで得られたりも。
左が普通に撮った写真で、右がレンズ前面をシャワーキャップで覆って撮った写真。やや強めのソフトフォーカスというかフォギーというか、そんな効果を伴った写真になります。
透明度の高いシャワーキャップのほうが良好なフィルター効果を発揮できます。って、コレ、人前でやって見せて「ほらね!」「へえ~っ!」と話のタネになる程度ですけどネ。

 という感じで、カメラの雨具としてけっこー役立つと思います。バックパックのショルダーストラップにカメラを装着して歩く場合、カメラをシャワーキャップで覆ったままにしておくと、雨はもちろん、汗や砂埃からカメラを守ることもできます。夏期のカメラ携行の山歩きにオススメです。

 さらにほかの活用方法もあります。それらを写真とキャプションでザザザーッとご紹介していきましょう。

拙宅では双眼鏡をいつでもすぐ使えるように、机上に立てて置いています。が、そのままでは接眼レンズなどへのホコリの付着が心配。なので、シャワーキャップでカバーしています。
出先でiPadを屋外で使う場合、状況によってはシャワーキャップが便利アイテムに。雨のなかでもわりと安心して使えるようになるのはもちろん、焼肉テーブルで使っても油ハネが気になりません。この状態でもiPadのタッチ操作が行えて、指紋認証も通ります。ただ、裏側がだらしない感じになり、ハダカ状態より滑りやすくなったりもしますので、あくまでも臨時利用ですネ。
汚れた靴をクルマのトランクなどに入れるとき、靴カバーとして使っても便利です。靴の片方ずつをシャワーキャップでカバーすれば、短距離ならそのまま履いて歩けますので、「靴をはいたまま一瞬家に上がって忘れ物を取る」こともできます(けど滑るので注意)。靴をしっかり包むようにしてカバーすれば、靴をバッグに入れて運ぶのも現実的です。ただ、こういう使い方があらかじめ想定されるなら、より強度にも大きさにも余裕があるコンビニ袋などの方が実用的でしょう。
標準的なキャップやハンチングなら、帽子の上に被せることもできます。一瞬の豪雨しのぎにいいかも?
素手で扱いたくないモノに触れる場合、簡易的というか即席的な手袋としても使えます。汚物を掴み、そのままシャワーキャップを裏返すように汚物を包んで処理、という使い方も可能。

 ほかにも、ちょっとしたアイデア次第でイロイロ使えると思います。口の部分がゴムで窄まったビニール袋のようなものですので、ゴミ入れとして使えますし、濡れた衣類などを一時的に入れておくこともできます。

 あるいはサドル。サドルが濡れたり汚れたりした場合、サドルに被せれば簡易的に「お尻への濡れ/汚れ移り」を防げます。屋外に自転車を置くとき、あらかじめサドルにシャワーキャップを被せておき、濡れや汚れを防ぐという手もありますネ。

 メガネをかけた状態で目の部分を覆うように頭から被ると、状況によっては煙やガスや粉塵から目を守ることもできるそうです。試してみましたが、目やその周辺をゴーグルのように保護するには、一時的な利用に限られるとは思いますが、イイかもしれません。

 ただ、どの利用法についても共通する注意事項がひとつ。「シャワーキャップの応用はどれも臨時的なもの」ということです。とりわけ使い捨てのシャワーキャップは強度がありませんので、そのあたりを頭に入れて「即席的な代用品」としてシャワーキャップを使うのが無難です。

シャワーキャップは購入可能

 上記のような使い捨てのシャワーキャップは、購入することもできます。100枚のまとめ買いとかになっちゃいますけど、Amazonなどで「シャワーキャップ」「ヘアキャップ」で検索すれば見つかると思います。100枚セットで買うと、安いものだと1枚3~4円、業務用の個包品だと1枚14~15円といったところでしょうか。

左は激安な感じのシャワーキャップで、1枚3.4円でした(100枚セット)。ただし強度が弱めでつくりも若干雑。無理な扱い方をするとすぐ破れたり壊れたりします。右は業務用の個包品で1枚14.8円でした(100枚セット)。透明度も高く、強度もまずまずあり、つくりもわりと良い感じ。前出の使用例写真に登場したのはこの製品です。

 個人的には上の写真の右側、業務用の個包シャワーキャップが気に入っています。個包なので使用時には袋がゴミとなって出てしまうのが難点ですが、透明度も十分高く、ビニール部分もゴム部分も強度がまずまずあり、わりと安心して汎用できます。ちなみに、個包ではありますが、袋はペッタンコに潰れます(空気が抜ける)ので、携帯性は良好です。

 シャワーキャップって、単にビニール袋の開口部にゴムが通っているだけのものですが、こういうシンプルで汎用の利く機能性があるモノって、案外シャワーキャップ以外になかったりします。まあ100個まとめ買いするのは、若干酔狂が入っている感じではありますが、いくつか携帯しているときっと役立ちます。ぜひ一度応用してみてください。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。