スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」

鞄を床に置かないバッグハンガー

床が汚い! バッグを置けない!

 通年「バッグハンガー」を持ち歩いております。ナニそれ? バッグを「どこかに吊しておけるグッズ」ですが、とりわけ梅雨の季節には大役立ち♪ 濡れたフロアにバッグを置くと濡れちゃったり汚れちゃったりしますけど、バッグハンガーを使えばこれを回避できます。

通称「バッグハンガー」として売られている「バッグを吊すための小道具」。取っ掛かりのないテーブルなどに、臨時的にバッグなどを吊しておくことができるグッズです。

 知っている人にとっては「あーアレね」という感じの道具ですが、知らない人にとっては「そんなのあるんだ~」みたいな感じ? ともあれ、ヒトツ持っているとナニカと便利です。

 ワタクシ的にアリガチな状況は、飲食店とか。バッグを置いて飲み食いしたいわけですが、テーブルや椅子の上にはバッグを置く余裕がなく、かと言って床に置くには……な~んか謎の液体で汚れているので置きたくない、みたいな。そんなときにバッグハンガーを持っていれば問題解決です。テーブルの端とか手すりパイプとか、その程度の取っ掛かりがあればバッグを吊しておくことができます。

 ほかにも、重いバッグをちょっと吊して一休みするとか、いったんバッグを吊して両手でスマートデバイスを使ってメールするとか、置くとバラケて倒れがちな複数の紙袋を束ねつつ吊すとか、置いた瞬間くしゃっと潰れちゃう柔らか系トートバッグを吊すとか、すぐ倒れちゃう傘を吊したり立て掛けたりするとか、いろいろツカエル「バッグハンガー」。ワタクシの好物となっており、イロイロ購入して試してきましたが、ハズレもけっこー多いです。そこで今回は、ワタクシ的に「アタリ」のバッグハンガー各種をご紹介したいと思います。

定番の「clipa」

 バッグハンガーの「定番」と言って差し支えないほどよく知られているのが「clipa (クリッパ)」(公式ページ)。「O」型の金属製リングで、「C」状態に開口。テーブルの端や手すりなどに引っ掛けて、バッグ類を吊せます。つくりがよく見た目もキレイなので、アクセサリー感覚でバッグに常時付けておいても違和感がありません。手首にブレスレッドとして着け、常時携帯するのもアリだと思います。

定番バッグハンガー「clipa」。現在発売されている「clipa 2」(写真で金色のほう)は耐荷重15kg・自重48gです。従来品(写真でガンメタのほう)は耐荷重21kg。「clipa 2」は耐荷重が少し下がった後継品ですが、やや軽くスマートになっています。バネを内蔵していて、力が加わらなければ「O」状態に閉じています。実勢価格には開きがありますが、だいたい3000円前後です。
テーブルの端や引き出しの取っ手に引っ掛け、そこにバッグなどを吊せます。ほか、手すりやドア取っ手、フック、縦向きの板の上端など、いろいろな箇所に引っ掛けることができます。
携帯時はバッグのハンドルに掛けておくと便利です。手首に通しての携帯もわりと現実的。※一部画像はメーカーウェブサイトより抜粋。

 この「clipa」、既に5年くらい使っています。週に一度くらいバッグに装着して出歩いている程度ですが、サビたりメッキが剥げたりもせず、ガタもなく、まだまだ壊れなさそう。旧型は微妙に重いんですが、現行タイプの「clipa 2」は少々軽くなりゴツさも少なくなりました。

 ちなみに、耐荷重は旧型「clipa」が21kgで、現行品「clipa 2」が15kg。フツーの人にとって10kgを超えるバッグは「持ち続けるのが辛い異常な重さ」だと思います。ので、「clipa 2」でもフツーに使うには十分な耐荷重だと言えましょう。

 ともあれ、「clipa」シリーズは耐久性も耐荷重も十分だし、見た目もキレイなのでとても気に入っています。なので、これに似たバッグハンガーもいくつか試しました。ただ、なんだかんだで「類似品」はイマイチ。すぐにガタが来たり、つくりが悪かったり。そんななか、まあまあ良かったのがPhilippiの「HEART bag hanger」(公式ページ)です。

Philippiの「HEART bag hanger」。2000円くらいで買いました。キレイなハート型で縦向きに開いてハンガーになります。※一部画像はメーカーウェブサイトより抜粋。
ハンガー部の開口が狭めなので、吊せる取っ掛かりを少々選びます。でもバッグに装着して携帯する様子はサマになりますネ♪ ※一部画像はメーカーウェブサイトより抜粋。

 このハート型のバッグハンガー、とてもキュートなんでが、「まあまあ良かった」という実用性です。というのは、関節部のつくりが微妙に華奢で、「あまり重いものは吊さないでおこう」と思わせます。実際、5kgくらいの重めのバッグを吊すと、関節部が軽く開いたりしちゃいます(押し込めばもとに戻る)。そもそも耐荷重が非公開(?)なので、どちらかと言えば「一応は実用にもなるアクセサリ」という雰囲気の製品なのでしょう。そんなわけで、実用指向のバッグハンガーという観点からは「まあまあ良かった」てな印象です。

安くて実用的なリヒトラブ「SMART FIT バッグハンガー」

 わりと最近発見して「あ~っコレは実用的!」と思ったバッグハンガーがあります。モノは、事務用品で知られるリヒトラブの「SMART FIT バッグハンガー」(公式ページ)。メーカー価格で税別500円で、実勢価格だと300円以下で買えたりもするんですが、コレがとても実用的! ある意味で素っ気ない製品ですが、かな~りツカエル!

リヒトラブの「SMART FIT バッグハンガー」。長さ10cm程度で、円盤部に滑りにくいシリコンが使われています。アームはかなり高い自由度で可動します。耐荷重は5kg。※画像はメーカーウェブサイトより抜粋。
使用例。テーブルなど平らな面に丸い部分を置けばフックとして使えます。フック部のシリコンゴムの滑り止めがあるので、箱状の家具などにも使えます。長距離移動列車の窓際にも使えそうですネ♪ 付属の粘着シートを使えば、定位置に固定し続けて使うこともできます。※画像はメーカーウェブサイトより抜粋。

 非常に単純な構造ながら、多くの場面で実用的なバッグハンガーとして使えます。コンパクトで軽量なので携帯も容易。メーカーは推奨しない使い方だと思いますが、形状や太さによっては手すりや引き出しの取っ手にセットしても使えたりします。アームの部分は、グイッと力を込めれば曲げられる程度の強度なので、フック部分をより急角度で曲げるなどし、バッグがさらに落ちにくく調節することも可能です。

 しかしコレ、機能性において抜け目のないバッグハンガーです。コレを使い始めたとき「うわ~コレ考えた人、凄いアッタマいい~」と思いました。しかもメーカー価格税別500円。とりあえず買うなら、まず、この「SMART FIT バッグハンガー」からだと思います!

耐荷重20kgオーバー! ハードユース向け「QLIPLET」

 おもしろそ~なので買ってみたバッグハンガーとして、lulabopの「QLIPLET」(公式ページ)があります。耐荷重が50lbs(ポンド)=約22.7kgもあるバッグハンガー……というか、ヘビーデューティーな汎用フックです。実勢価格は3000~4000円といったレンジです。

lulabopの「QLIPLET」。カラビナに収納式フックを合体させたようなバッグハンガーです。耐荷重は約22.7kgで、つくりも堅牢です。メーカー直販価格は$19.95 USD。
フック部分が360度回転するなど、可動の自由度が高め。フック部をテーブルなどに引っ掛けて使っても、カラビナ部をロープなどに引っ掛けて使ってもOK。
バッグを吊した様子。ちょっとゴツいですが、このゴツさもまた個性的です。

 耐荷重が高く堅牢性も十分ですが、ぶっちゃけた話、頑丈なカラビナ×2個を組合せれば、似たような機能性をより安価にゲットできてしまうかも、です。でもまあこういうモノは半分くらい趣味性を重視して使うモノかもしれません。独自のギミックと堅牢性を備えた「QLIPLET」を、ほかのものとはちょっと違うバッグハンガーとして使って楽しむのもアリですネ。

 てな感じのバッグハンガー各種。とりあえず「雨の日にバッグを下に置きたくない」問題をサクッと解決できたりしつつ、さまざまな製品が発売されていたりしますので、一度チェックしてみると楽しいかと思います♪

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。