【特別企画】

動画視聴がめいっぱい楽しめるMVNO「J:COM MOBILE」のお得さをチェック!

同社アプリでの動画視聴はなんとパケットのカウントなし!

テレビ、インターネット、固定電話をまるごと引き受けるケーブルテレビ

「ケーブルテレビ」というと、地域情報を扱う小さな事業者というイメージがあるかもしれない。実際、全国に510社が存在し、市町村も関わる第三セクターの事業者も多い。ただし全体で見ると市場規模は1兆円を超え、いまだ増加傾向にある巨大サービスだ(平成28年7月「ケーブルテレビの現状」(総務省)より)。

いまだにケーブルテレビの加入者が増え続けている理由は、ケーブルテレビ局や、そのサービスが進化し続けているためだ。たとえばジュピターテレコム(以下、J:COM)は全国の5大都市圏をカバーする29社74局を束ねるグループで、サービス加入世帯も約500万世帯を超える業界最大手。近所のCATVが気がついたらJ:COMになっていたということも多いようだ。

このJ:COMのサービスは、テレビ放送の「J:COM TV」とインターネット接続サービスの「J:COM NET」、固定電話サービスの「J:COM PHONE」という、いわゆる「トリプルプレー」のサービスに加え、電力サービスの「J:COM 電力」のほか、2015年10月からは、MVNOによる携帯電話サービス「J:COM MOBILE」のサービスが展開されている。ケーブルを通して行うサービス以外にも、とうとう無線までフォローされるようになったことになる。この網羅感はすごい。

利用者側から見れば、複数のサービスを一カ所で契約する利点が気になるところ。今回は、「J:COM MOBILE」を中心に、サービス面や価格がどれだけお得なのかをチェックしてみたい。

※文中の価格表記は特に注記ない場合税抜き金額です。

ケーブルテレビ局提供のサービスということで、普通のMVNOとはひと味違うJ:COM MOBILEについて見ていこう

J:COM契約者は超お得!端末付き「J:COM MOBILEスマホセット」

J:COM MOBILEのプランはシンプルだ。基本的にはスマホがセットになった「J:COM MOBILEスマホセット」と「SIMカード[D]プラン」の2種類。どちらもテザリングは無料で利用でき、スマホセットは公衆無線LAN「Wi2 300」サービスも無料で使える。いずれのプランも、J:COMのサービスエリアに居住の場合に契約できる。全国どこでも契約できるMVNOとは違い、地域密着型といえるケーブルテレビ局ならではだが、この「地域密着」というのが後述のサポート体制の充実と密接に関わってくる部分だ。

さておき、まず「J:COM MOBILEスマホセット」だが、いま利用しているスマホからの乗り換えにも使える、音声通話とデータ通信がセットになった端末付きのセットとなり、通信網はauのものを利用している。データ通信量別に月額料金が選べるしくみで、データ通信料は0.5GB~10GBまでの5段階。余ったパケットは翌月に繰り越せる。

スマホセットの基本的な料金表。やや割高に感じるかもしれないが、実はここから怒濤の割引が繰り出される

このプランで契約できるスマートフォンは、「LG X screen」、「LG Wine Smart」、「富士通 arrows M02」の3種類。

月額利用料金は、2年契約・データ通信量3GBの場合で2,980円。これに、通話料20円/30秒、SMS通信3円/通と、端末代金がかかる。

ただし、2017年1月31日までに2年利用前提の長期契約を行うと「J:COM MOBILEスタート割」が適用され、月額利用料金が12カ月間割引になる。「LG X screen」なら月額1,000円引き、「LG Wine Smart」の場合はさらに割引率が高く月額2,000円割引だ。

これら月額利用料金に端末代金として「LG X screen」で33,000円(24回分割で月額1,375円)、「LG Wine Smart」で12,000円(24回分割で月額500円)かかる。ただし、ケーブルテレビのJ:COM TVまたはJ:COM NET(120Mコース以上)の契約者が2年利用前提の長期契約をすると、これに「J:COM MOBILE端末代割引」が適用され、端末の分割支払い分が“全額”割引される

つまり、データ通信量3GBの場合、J:COMの契約者なら「LG X screen」は月額基本料1,980円、「LG Wine Smart」なら、月額基本料980円でスマホとSIMが持てる計算になる。

さらに、他社回線からのMNPの場合、最大10,000円のキャッシュバックも用意されている。

ある意味、こちらが真の料金表。諸々の割引が繰り出された結果、「LG Wine Smart」なら端末代込み・音声SIM・3GBで月額980円(13カ月目以降は1980円)という格安価格に

カメラ充実の「LG X screen」とガラケー型の「LG Wine Smart」

J:COM MOBILEのスマホセットで提供されるスマホのうち、「LG X screen」と「LG Wine Smart」について詳しく見てみたい。

「LG X screen」(LGS02)はLGエレクトロニクス製のAndroidスマートフォンで、2016年8月に日本に投入された。メインディスプレイは4.93インチ(720×1280ドット)。カラーはシルバー寄りの落ち着いた「シャンパンゴールド」と、黒に近い「ネイビー」の2種類だ。

LG X screen

サイズは縦142.6×横71.8×厚さ7.1mm。重さは120gと軽め。表面、裏面は鏡面仕上げで、側面は丸みがありマットで滑りにくい加工がされていて片手で持ちやすい。全体的にシンプルで高級感があるデザインだ。保存領域は16GB。メインカメラは1,300万画素、サブカメラは800万画素。連続通話時間は約600分。連続待受時間320時間(サブディスプレイが「ON」の場合は140時間)。

上部のサブディスプレイが特徴で、メインディスプレイがオフのときも日時や着信通知などを常時表示することができる。時計代わりにケータイの画面をONにするという人にはかなり便利そうだ。メインディスプレイでの作業中も、メールの受信やダウンロードなどマルチタスクで動作している作業の通知や経過がここに表示される。メインディスプレイにポップアップされずに作業が続けられて快適だ。

ブラウズや動画の視聴もスムーズで、バリバリゲームをやるとか動画を録りためるといった用途でなければメイン機としても十分実用的。microSDが挿入できるので、写真の保存領域が足りなければ保存領域として足してもいいだろう。

重さ120gと軽く、片手で操作しやすいサイズ

サブディスプレイは独立して表示され、使い勝手がいい。、メイン画面消灯中でも表示されてメール受信などをお知らせしてくれる

一方の「LG Wine Smart」(LGS01)は、ガラケー型のAndroidスマートフォンだ。メインディスプレイは3.2インチ(320×480)でタッチパネル。カラーは「ネイビー」「ワインレッド」「ブラウン」の3種類がある。

LG Wine Smart

サイズは縦117.7×幅58.7×厚さ16.6mmで重さ約143gと、やや大きめのしっかりしたガラケーのような見た目だ。レザー調の本体で、手触りが良く持ちやすい。テンキーなどひとつひとつのボタンも大きめだ。

保存領域は4GB。実質、利用できる保存領域の残りは1GBほどだ。積極的にアプリを導入したり写真や動画を撮る人には向かないが、はじめてのスマホで操作に不安があるという人には抵抗感が少なそうだ。写真などはmicroSDカードを挿入してそちらに保存したほうが良いだろう。メインカメラは300万画素、サブカメラは30万画素。連続通話時間は約185分。連続待受時間830時間。

テンキー付きのガラケーライクな端末だが、ディスプレイはタッチパネル

どちらの端末にもあらかじめJ:COMの「J:COMオンデマンド」がプリインストールされている。実はJ:COM MOBILEの魅力のひとつが、この「J:COMオンデマンド」アプリでの動画視聴が毎月のデータ通信量としてカウントされないこと。このお得さを次にご紹介しよう。

思う存分モバイルシフト!充実したコンテンツをスマホで楽しめる

J:COMのケーブルサービス、J:COM TVは、ケーブルテレビの中でも特にコンテンツが充実していることで知られている。CS、地上デジタル放送、BSデジタル放送など最大90チャンネル以上を視聴でき、契約チャンネルは、自宅のテレビで楽しむだけでなく、自宅内でタブレットで利用したり、「J:COMオンデマンド」アプリを使って外出先で視聴することができる。

J:COM MOBILEの大きな魅力のひとつが、この「J:COMオンデマンド」アプリでの動画視聴が、外出先でモバイル通信を行った場合でもデータ通信量としてカウントされないこと※1である。

外出先でのモバイル回線での動画視聴が、月末の通信制限の原因という人も多いのではないだろうか。

我が家も外出時に子どもに動画視聴をねだられ、ついスマホを渡しがち。動画視聴中はおとなしくしてくれるので、自分の食事を済ませたり、大人同士で話があるときなどどうしても動画頼りになってしまう。しかし日々使っていると、当然ながら動画視聴に大量のデータ通信量を使うことになる。高画質だと1時間で500MBぐらい使うことが多いようだ。通勤・通学で1日1時間の動画視聴、というパターンで考えても、月20時間分。高画質ならこれだけでデータ通信を10GB使うことになる。

J:COM MOBILEで「J:COMオンデマンド」アプリを使う場合、こんな心配がないのがうれしい。最近は動画見放題のプランを打ち出すMVNOもあるが、いずれも画質を落とした状態となる。J:COM MOBILEなら、J:COMオンデマンドの画質を落とすことなく、高画質設定でもOK

外出先で動画を見ても月間高速通信量を気にする必要なし!

J:COMオンデマンドはJ:COM TV加入者なら申し込み不要で楽しめる、約56,000本が登録された充実したビデオオンデマンドサービスだ。

J:COMが提供する無料作品や地デジの見逃し配信のほか、「J:COM TV スタンダードプラス」または「J:COM TV スタンダード」の契約であれば、スポーツから映画、アニメ、ニュース、ドキュメンタリーなどの各専門チャンネルが提供する動画が見れる「見放題パック」が無料で視聴できる。

「J:COMオンデマンド」アプリで観られるコンテンツは、契約状況に合わせたものとなる。我が家でよく見るコンテンツでチェックしてみると、子どもが見るアニメ、母親が見る海外ドラマ、父親が見るスポーツ中継、祖母が見る韓流ドラマと、どのジャンルも充実している。

というわけで、我が家のCS放送がJ:COMに置き換えられるか真剣に悩み、さっそくエリア検索をしてみた。

申込みはWebで完結。無料の訪問サポートで設定もラク

実は、実際に自分が契約しようと調べ始めて困ったのは、近くにJ:COMの「ジェイコムショップ」がないことだった。全国にショップはあるのだが、元々ケーブルテレビのシェアが高いエリアを中心に出店されているため、ターミナル駅に必ずあるわけではない。

しかし、調べてみるとJ:COM MOBILEの契約には来店の必要はなく、Webで申込みが完結する。スマートフォンの初期設定は、希望すれば作業員が自宅まで来て設定と説明をしてくれるという。MNP回線切り替えや、アプリのダウンロード、ID設定などまでまとめてお願いできるとのことで、スマートフォンに詳しくないシニアなどにはうれしいサービスだろう。

また、契約前にサービス内容などでわからないことがある場合も、説明員に来てもらえるという。特にケーブルテレビやインターネット回線もからむと検討内容もかなり増えるので、口頭で詳しく説明を聞いた方が安心だ。

さらに、契約後も月額500円を別途支払うことで充実のサポートを受けることが可能。このあたりのサポート体制は、地域密着型のケーブルテレビ局ならではといえるだろう。

上述のスマホセットの場合、「J:COM MOBILE スタート割」や、J:COM契約者向けの「J:COM MOBILE 端末代割引」、他社回線からの乗り換えで最大10,000円がキャッシュバックされる「J:COM MOBILEキャッシュバック」などの特典は2017年1月31日までの期間限定だ。まずは「エリア別提供サービス確認」から提供サービスを確認してみよう。エリア別にかなり詳細な料金シミュレーションもできる。

データ通信向き「SIMカード[D]プラン」は3GB月額900円

最後に「SIMカード[D]プラン」についても軽く紹介しておこう。IIJが提供するドコモ回線のMVNOを使ったサービスで、SIMフリーモデルの端末で利用可能。音声通話とデータ通信を兼ねる場合は月額1,600円。データ通信のみの場合は月額900円となる。データ通信量は3GBで、足りないパケットはWebで追加購入するしくみ。余ったパケットは翌月に繰り越せる。加入月を含めた最低利用期間は12カ月間だ。こちらにはJ:COMユーザーへのキャンペーン等の適用はない。

このSIMカードは、iPhoneの場合ドコモから購入したiPhone 5s以降の端末はそのまま利用可能。ソフトバンクから購入した端末は一部利用できるがSIMロック解除が必要だ。auの端末は動作確認されていない。

好きなSIMフリー端末を使いたい人のほか、タブレットなどでLTE回線がほしい場合の増設用として便利だ。

J:COM MOBILEは、J:COM契約者以外にも気軽にスマホを持ちたいという人には十分おすすめできるサービスだが、せっかくならぜひJ:COMの充実したコンテンツを活用したいところ。この機会に通信環境を整理して、充実した環境にバージョンアップしよう。

詳細はこちらから