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楽天モバイルは法人向けサービスも充実してるって知ってた?――その中身を徹底解説!
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- 楽天モバイル
2024年8月22日 12:30
「つながりやすい」と言われるプラチナバンドの商用サービスが開始され、2024年8月7日には全契約数が770万回線(※1)を突破した楽天モバイル。
個人向けサービスだけでなく、法人向けサービスも右肩上がりで契約回線を伸ばしており、契約社数は、1万3000社(2024年6月末時点)に達した。支持される理由はどこにあるのか? 楽天モバイル法人向けサービスの優位性を細かく掘り下げてみた。
※1:2024年8月7日時点速報値。BCP(Business Continuity Plan用途に販売しているプラン)回線を含むMNO、MVNE及びMVNOの合計値。
法人向け料金プランは7種類
まず、法人向けの料金プランをチェックしよう。
楽天モバイルは、個人向けに「Rakuten最強プラン」を展開しているが、法人向けにも「Rakuten最強プラン ビジネス」を提供している。ただし、プランの内容は個人向けとは若干異なる。
個人向けの「Rakuten最強プラン」は、利用するデータ量に応じて支払い額が変わり、20GBを超過すると3278円(※1)でデータが使い放題となる。ユーザーがプランを選ぶ必要がないワンプランであることも大きな特徴となっている。データ専用プランもあるが、料金は音声付きプランと同額だ。
一方、法人向けの「Rakuten最強プラン ビジネス」は、ビジネスに合わせて 「音声+データプラン」と「データプラン」のいずれかを選べる ようになっている。「音声+データプラン」はデータ無制限(※2)を含む4つ、「データプラン」は3つの合計7プランが用意されている。
※1:通話料等別
※2:データ使い放題では、混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合がある
「音声+データプラン」は、「Rakuten Link Office」利用で国内通話がかけ放題。海外でも使える!
「音声+データプラン」は、月に使えるデータ通信量が3GB、5GB、30GB、無制限の4つのプランが用意されている。
用途に合わせて必要なデータ量のプランを選ぶことができ、定額なので、 通信費を管理しやすい ことも利点だ。4つのプランの詳細は下表の通り。
料金の安さは、国内の他の3社に比べて、圧倒的な優位性を持つ。
楽天モバイルは、海外でも追加料金なしでデータ通信が行えることも大きな魅力。ただし、利用できるデータ容量はプランによって異なり、 3GBプランは1GB、5GBプランは1.5GB、30GBプランと無制限プランは2GB となっている。なお、足りない場合は500円/1GBで追加できる。
音声通話は 音声付プラン利用者向け通話アプリ「Rakuten Link Office」を使うことで、国内通話はかけ放題(※1) となる。海外の対象国と地域からは、日本国内に無料で発信でき、相手が「Rakuten Link Office」アプリを使っていれば、海外への発信も無料。つまり、 楽天モバイルの法人プランを導入すれば、社員間の通話料を無料に することができるわけだ。
※1:一部対象外番号あり。Rakuten Link officeアプリ未使用時、国内通話30秒22円(税込)
業務に適したデータ通信量のプランを選べる
「音声+データ3GBプラン」は、データ利用が少なめで、Eメールやメッセンジャーアプリでのやり取りが多い業務に適しているだろう。社内のWi-Fiに接続して使うことが多く、 外出時のみモバイル通信を使う場合や、初めて法人スマホを導入するので、まずは安いプランで試してみたいという場合にも向いている 。
「音声+データ5GBプラン」は、 業務用のクラウドサービスなどを使う場合にもちょうどいい プランだ。ときどき、大きなファイルのやり取りを行うといった人にも安心だ。
「音声+データ30GBプラン」は、 外出時のデータ利用が多い業務に適している 。営業先とのメールやファイルのやり取り、クラウドサービスの利用が多い業務でも、30GBまで使えたら十分というケースが多いだろう。
そして「音声+データ無制限プラン」は、文字通り、データ通信を無制限で使えるプランだ。「音声+データ30GBプラン」との価格差は、わずか220円。オプションのデータチャージが660円/1GBなので、 30GBを超過する可能性があるのなら、「音声+データ無制限プラン」を選ぶのが得策 だ。情報検索のためにインターネットを利用することが多かったり、PCでのオンラインミーティングのためにテザリングを使ったりするのであれば、「音声+データ無制限プラン」がおすすめだ。
データプランは3GB、7GB、30GBの3タイプ
業務内容によっては、音声通話を必要としないケースもあるだろう。その場合、「データプラン」を選ぶと、さらにおトクに利用できる。
音声通話の利用が比較的少ないであろう人事や経理などのバックオフィス業務で、外出時・リモートワークのテザリングに「データプラン」は便利だ。また、顧客が操作するタブレットやデジタルサイネージなど、サービス業においてスマートフォン以外の端末で利用するケースも多い。
そのデータプランは下記の3つが用意されている。
「音声+データプラン」と同じく、海外でのデータ利用が含まれており、プランによって容量が異なり、使えるデータ量は3GBプランが1GB、7GBプランが1.5GB、30GBプランが2GBとなっている。
月に3GBまで使える「データ3GBプラン」は、 なんと月額1078円 で利用可能。「音声+データ3GBプラン」より1100円も安く、非常的に経済的といえる。他社の小容量プランと比べても、安さは圧倒的だ。
「データ7GBプラン」は、インターネット利用が標準的で、毎月のデータ使用量が安定している場合におすすめしたいプランだ。タブレット向けのプランとしても適している。
「データ30GBプラン」は、データ通信が多い業務向けのプラン。データサイズの大きいファイルをやり取りする場合や、モバイルルーターで使うにも適している。
なお、「データプラン」には無制限のプランはない。30GBを超える可能性がある場合は、電話が必要なくても「音声+データ無制限プラン」を選ぼう。「データ30GBプラン」との差額は660円なので、 コスパでは圧倒的に「音声+データ無制限プラン」に軍配が上がる 。
社内のコミュニケーションツールとして役立つ「Rakuten Link Office」
先述の「Rakuten Link Office」アプリが使えることも、楽天モバイルの大きなアドバンテージ。同アプリを使うことで国内通話は無料となり、今使っている携帯電話番号のままで、固定電話や他の携帯電話会社のケータイに発信することも可能。
さらに、「Rakuten Link Office」アプリ同士で、無料でメッセージを送受信することもできる(※1)。写真や動画、ファイルも送信でき、最大100人のグループメッセージも可能。社内の連絡ツールとしても重宝すること請け合いだ。
「Rakuten Link Office」アプリはデスクトップ版も配信されていて、MacでもWindowsでも利用可能。かかってきた電話にPCで応答でき、メッセージやファイルのやり取りも可能。職場で使うには非常に便利だ。
ただし、2024年7月現在、デスクトップ版が使えるのはAndroidスマートフォンを使っている場合のみで、スマートフォン版の「Rakuten Link Office」アプリとアカウントを連携させる必要がある。なお、将来的には、iPhoneにも対応する予定とのことだ。
契約した全回線を「my 楽天モバイル Office」で一括管理できる
一般的に業務用ケータイの通話料やデータ通信量は把握しづらく、プラン変更や回線の追加などの手続きが煩雑な場合が多い。
そこで、楽天モバイルが法人向けに用意しているのが「my 楽天モバイル Office」。 楽天モバイルの法人プランを契約したら、無料で利用できるWeb管理ツール だ。
「my 楽天モバイル Office」は、契約中の全ての回線の通話・データ通信利用状況が確認でき、利用状況に合わせて、いつでもプランを見直せる。
毎月の請求書をダウンロードでき、過去12カ月分の請求情報の閲覧も可能だ。
プラン変更やオプションの追加・解約、回線の追加なども、同ツールの「各種お手続き」のページから依頼できる。
運用上の困ったことや相談したいことが生じた場合は「お問い合わせ」ページから24時間問い合わせできる。返答は楽天モバイルの営業時間(9時~17時)になるが、思いついたときに即座に問い合わせができるのは安心だ。社内の通信利用を可視化し、通信費用を最適化することで、コスト削減にもつながるはずだ。
企業の細かいニーズに応えるソリューションも提供
楽天モバイルの法人向けサービスは、楽天回線に対応するスマートフォンやモバイルルーターも取り扱っており、プランと合わせて購入を申し込める。
その際、万一の故障・紛失時に、一律6600円で新品同様の同一機種に交換してもらえる「スマホ交換保証プラス Office」(月額715円)にも加入できる。
また、業務を進める上で役立つ、あるいはサポートしてくれる、さまざまなソリューションもラインアップされている。なかには、法人のニーズに合わせたセキュリティ対策やマネージドサービスなどを組み合わせた「セキュリティパッケージ」も提供されている。
例えば、購入したスマホに業務に必要なアプリをインストールしたり、逆に機能を制限したり、万一の紛失に備えて、情報漏洩を防ぐための措置を講じたりすることも依頼できる。
法人向けの固定ネットワークサービスも提供している。例えば、専用の光ファイバーを敷設して、超高速のインターネット接続サービスを提供する「KŌSOKU Access(高速アクセス)」、本社と支社などの拠点間で、高速かつセキュアな通信環境を構築する「VPNサービス」、工事不要で、オフィスでもすぐに使える5G対応の据置型ルーター「Rakuten Turbo」など、サービスは多岐にわたる。
通信と、IoT機器やコミュニケーションサービスなどのソリューションサービスを組み合わせ、企業に合わせたDX(デジタルトランスフォーメーション)も提案してくれる。
楽天モバイルの法人向けサービスは安さだけでなく、つながりやすさなど通信品質でも“最強”を目指している。高セキュアなソリューションを、さまざまなニーズにあわせ、自由に組み合わせて利用できることも魅力だ。楽天モバイルのWebサイトには、さまざまな企業・自治体の導入事例も紹介されているので、参考にするといいだろう。
プラチナバンドが始まり、つながりやすさ向上へ
楽天モバイルが自社回線を有するMNO(移動体通信事業者)としての本格的なサービスを開始したのは2020年4月8日だ。まだ4年しか経っていないため、通信エリアや通信品質に不安を抱く人も少なくないだろう。しかし、人口カバー率は、すでに業界最高水準の99.9%(※1)に達し、通信品質においても高い評価を得ている。
楽天モバイルは、4G LTEには1.7GHz帯を使用し、2024年6月27日からは「プラチナバンド」と呼ばれる700MHz帯の運用が始まり、順次エリアを拡大中だ。さらに、KDDIとのローミング協定によって、KDDIが持つ800MHz帯もローミングで利用している。この800MHzもプラチナバンドのひとつだ。
楽天モバイルはサービス開始からエリア拡張の過程で、KDDI回線のローミングを利用していた。エリアが全国に広がった後、2023年4月にはKDDIとの新たなローミング協定を締結。これによって、それまではローミングに含まれなかった東京23区、大阪市、名古屋市などを含む都市部の繁華街などもローミングエリアとなった。
また、一部のインドア(地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設など)や郊外エリアでも、引き続きローミングが続けられている。通信が混雑しやすい場所でも、つながりやすい環境が整えられていることも信頼につながっているようだ。
※1:99.9%は、2023年9月時点。人口カバー率は、国勢調査に用いられる約500m区画において、50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算出。楽天モバイル調べ。
5Gの通信品質も高く評価されている
一部エリアで提供する5Gでは、Sub6の3.7GHz帯とミリ波の28GHz帯を自社で運用。都市部を中心にエリアを拡張しつつある。
グローバルの分析会社であるOpensignal社が発表した、日本市場の「モバイル ・ ネットワーク ・ ユーザー体感レポート」において、「5G アップロード・スピード」および全体の「アップロード・スピード・エクスペリエンス」で単独受賞するなど、通信品質においても高い評価を獲得している(※)
楽天モバイルの法人向けサービスは、実際のつながりやすさや通信品質を体験するための「トライアル」を実施している。SIMや端末を借りて試してみることができるので、業務上必要な通信速度や品質を得られるかどうかが気になる場合は、申し込んでみることをおすすめする。
※モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート(2024年4月)データ収集期間:2023年12月1日~2024年2月28日© 2024 Opensignal Inc.