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耐衝撃でコンパクト、価格を抑えた「Galaxy Active neo SC-01H」

 NTTドコモの「Galaxy Active neo SC-01H」は、MIL規格に準拠するとともに、落下などへの耐衝撃性能を独自の基準でさらに強化した、コンパクトなAndroidスマートフォン。11月上旬に発売される予定で、実質価格は2万円台後半になる見込み。

「Galaxy Active neo SC-01H」

 「Galaxy Active neo SC-01H」は、サムスン電子製のAndroidスマートフォン。「頑丈さとお求めいただけやすい価格」を両立すべく、米国国防総省における物資調達の評価基準であるMIL規格に準拠し、一方でディスプレイ解像度や処理性能は追求せず、販売価格を抑えた。

 ディスプレイ表面のガラスに、耐衝撃性に優れた「Gorilla Glass 4」を採用するほか、端末の四隅にバンパー状の緩衝素材を配置。さらに背面カバーを留めるツメ部分の形状を従来のカギ型から斜めに伸びる爪型とし、衝撃によるカバー脱落の可能性を低減するなど、徹底的な耐久設計にこだわることで、MIL規格の21種類の項目に準拠した。

 それに加え独自項目として、1.5mの高さからのコンクリートへの落下、2トンの荷重、海水、高温多湿(45℃で湿度99%)の4項目を加え、合計25種類の検査項目にクリアする「ドコモ史上最も強い端末」をうたう。発表会の展示会場では、肩ほどの高さから石造りの床に落下させても破損せず、洗剤の混ざった洗濯機に落としても問題なく使い続けられる耐久性能、防水性能の高さをデモンストレーションしていた。

 こうした高耐久な性能をもとに、水辺や雪山でのアクティビティでの積極的な利用も見込む。特にアクションカメラとしての活用を想定しており、端末側面にあるハードウェアキーでシャッターを切れるようにしたり、手袋ごしでディスプレイをタッチ操作できるようにしている。詳細はまだ決まっていないとのことだが、サードパーティのアクセサリーメーカーと、例えば乗り物や体に本端末を取り付けて撮影しやすくする専用マウント類の開発も進めているとのこと。

 その他カメラ機能では、動きの早い被写体の撮影に向いた「スポーツ」モードと、写真ファイルに現在の天気、気温、湿度の情報を埋め込み、端末内蔵のビューワーで写真に重ねて表示できるようにする「タグ付け撮影」モードを備えた。また、端末側面にあるキーの長押しで「バッテリー温存モード」を起動することもできる。

主な仕様

 液晶ディスプレイは4.5インチ、800×480ドット(WVGA)のTFT液晶。チップセットは「MSM8916」で、1.2GHzのクアッドコア。メモリ(RAM)は2GB、ストレージは16GB。アウトカメラは800万画素、インカメラは200万画素。IEEE 802.11b/g/nのWi-Fi、GPS、Bluetooth 4.1に対応する。最大128GBまでのmicroSDXCカードに対応する。

 通信速度は理論値で下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsに対応。LTEはドコモの3バンド(2GHz/1.7GHz/800MHz)に、3Gは3バンド(2GHz/800MHz/新800MHz)にそれぞれ対応する。国際ローミングはLTE、3G、GSMをサポートする。SIMカードスロットはnanoサイズ。

 VoLTE(海外対応)、IPX5/7およびIP6Xの準拠の防水・防塵、おサイフケータイ/NFCをサポート。ワンセグの視聴も行える。

 OSはAndroid 5.1。バッテリー容量は2200mAhで、取り外し可能。ドコモの「ACアダプタ 05」などによる急速充電に対応。大きさは133×70×10.1mmで、重さは154g。ボディカラーはCamo White、Solid Blackの2色。

太田 亮三

日沼諭史