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海外旅行用のプリペイドスマホ「あんしんトラベルPhone」

1万8500円で6月1日発売

 アイツーは、月額使用料が不要で世界100の国と地域で音声通話やデータ通信が行える海外旅行専用スマートフォン「あんしんトラベルPhone」を6月1日に発売する。価格は1万8500円(税別)。

あんしんトラベルPhone

 これまで同社では、130の国と地域で音声通話が行えるエストニア発行のプリペイドSIMカード「Travel SIM」と、中国のLEAGOO製のAndroidスマートフォン「Lead 4」をセットにして販売するなどしてきたが、今回の「あんしんトラベルPhone」は、安心をテーマにサービス内容やバンドルアプリをリニューアルしたものとなる。同社では、盗難にあった場合でもプリペイド式なので、不正使用により被害額が大きくならず、通話時の着信料が不要なので安心、としている。

 今回、同社がTravel SIMのグローバルディストリビューターとなることで、カスタマーサポートの窓口を用意するほか、料金の支払いがユーロ建てからドル建てとなった。また、国内向けのサービスブランドとして「トラベルSIM」という片仮名表記が使用されることになった。

 日本への通話料は1分0.49ドル、データ通信の料金は1MBにつき0.25ドル(いずれもヨーロッパ主要国での使用時)などとなっている。着信は無料だが、電話をかける側がエストニアまでの国際通話料を負担することになる。

 また、「あんしんトラベルPhone」では、50の国と地域でデータ通信のパック料金が用意されており、125MBで25ドル(14日間)、500MBで75ドル(30日間)、1GBで99.9ドル(30日間)と、通常の従量課金よりも割安に利用できるようになっている。

 スマートフォンへのバンドルアプリは、従来は日本語入力の「ATOK」とオフライン地図の「maps.me」がプリインストールされていたが、「あんしんトラベルPhone」では、「ATOK」のほか、セキュリティ対策アプリとして「G DATA Internet Security」(30日間無料)、受発信ユーティリティの「Smart Callback」、オフライン地図&ガイドブックの「スマベール」、静止画などのデータを圧縮して通信料を節約できる「Ovano Extend」がプリインストールされる。

湯野 康隆